内窓(二重窓)は、いま付いている窓の内側にもう一枚の窓を足す工事です。外側のサッシには触らないため、取付そのものは1窓あたり1時間ほどで終わります。ただし、そこへ行き着くまでの段取りが仕上がりを分けます。
1. 困っている症状を言葉にする
「寒い」「うるさい」「結露する」のどれが主なのかを先に決めておくと、提案の中身が変わります。結露なら室内側の気密(すき間をふさいで空気の出入りを止めること)、騒音ならガラスの厚みと二枚の窓の間隔、寒さならガラスの種類が効いてきます。
全部を一度に、と伝えるより、優先順位を付けたほうが費用は収まりやすくなるでしょう。
2. 現地調査と採寸
ここが早良区でいちばん大事な工程です。担当者はメジャーで窓枠の内側の幅と高さを測り、あわせて枠の奥行きを確認します。奥行きが足りないときは、ふかし枠(内窓を納めるために枠を室内側へ継ぎ足す部材)を使って寸法を作ります。
枠が歪んでいれば、その分も採寸に反映させます。電話口の概算と現地調査後の金額がずれるのは、まさにこの工程で条件がはっきりするからなのです。
3. 見積りの提示
採寸の結果をもとに、窓ごとの商品代と工事費が出ます。ふかし枠が要る窓と要らない窓が同じ家のなかに混じることがあるので、明細は窓単位で並べてもらうと比べやすくなります。
4. 発注と製作
内窓はあなたの家の窓の寸法に合わせて作るため、注文してから届くまでおおむね2〜4週間を見ておくと安心です。繁忙期や補助金の申請が集中する時期は、工事日がずれることがあります。
5. 取付工事
当日ご準備いただくのは、窓の前を1メートルほど空けておくことだけ。カーテンレールは内窓と干渉する場合に外して付け直すので、事前に伝えておくと当日の判断が早くなります。
6. 仕上がりの確認
引き違いの内窓なら、左右どの位置でも指一本で軽く動くか、鍵が無理なく掛かるかを、その場で確かめてください。閉めきったときに枠との間から光が漏れていないかも見ておきます。ここまで確認できれば、その日から効果が出はじめます。