福岡市西区の住宅は99,920戸あり、そのうち一戸建てが31.0%を占めていますが、この31.0%という数字は、福岡市の7区でいちばん高い割合です。戸建ての区、といってよいでしょう。
さらに築33年以上の住宅は26.6%にとどまり、これは7区でいちばん低い数字です。戸建てが多く、住宅そのものも新しい。この2つを同時に満たす区は、福岡市では西区だけです。(総務省 令和5年住宅・土地統計調査)
福岡県全体の内訳は、共同住宅54.8%・一戸建て42.8%・築33年以上36.1%です。県平均と比べると西区は戸建ての比率こそ低いのですが、築33年以上の割合は9.5ポイントも下回っており、住宅の若さという点では県内でも際立った区なのです。
戸建てが多いという事実は、工事の選び方にそのまま響いてくるのです。分譲マンションでは管理規約の確認が必要になりますが、戸建てにはその縛りがないので、内窓にするかカバー工法にするかは、住まい手の判断ひとつ。
内窓とは、いまある窓の室内側にもう一枚の窓を取り付ける工事です。既存の窓はそのまま残ります。いっぽうカバー工法は、古い窓枠を残したうえに新しい枠をかぶせて、窓そのものを取り替えてしまう工事。
西区は選べる工事の幅がいちばん広い、というのはそういう意味です。ご予算と目的に応じて、両方を並べて比べていただけるということです。
新しい家でも、窓だけが古いことがあります
築年数が浅ければ窓も新しい、とは限りません。窓の断熱性能は、家を建てたときに選んだサッシとガラスで決まってしまうからです。壁と屋根には十分な断熱材が入っているのに、窓だけは単板ガラス(1枚だけのガラス)のまま。そんな住まいも珍しくありません。
姪浜、今宿、周船寺のあたりは宅地開発が進んだ地域で、同じ時期に建った家が並ぶ一帯。建った年が近ければ、使われている窓の仕様も近い。ご自宅の窓を確かめる目安になります。
確かめ方は簡単です。窓を少し開けてガラスの端(サッシに差し込まれている部分)を横から確かめ、ガラスが1枚なら単板ガラス、2枚あって間にすき間があればペアガラス(2枚のガラスの間に空気の層をはさんだもの)です。






