水道修理

元水道屋が解説|水道屋さんの仕事とは!給料や休み、勤務時間などについて!

水道屋さん業界で7年間仕事をした経験から、水道屋の業界について解説したいと思います。水道屋で超有名な企業にFC(フランチャイズ)として加盟したのが1995年頃、この超有名な企業は現在FCので募集はしていない様ですが、当時は約400万円を支払って水道屋さんに仕事を教えてもらってました。

その後、別の水道屋企業に転職しましたが、こちらも今では全国的にメジャーな企業です。正社員として入社しましたのでこちらでは給料を頂きながらお仕事を経験させて頂いていました。

この様な経験から得た業界の常識や、給与体制、勤務時間などをお伝えしたいと思います。今から水道屋さんに就職・転職しようとお考えの方に参考にして頂ければと思います。

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水道屋さんと設備屋さんの違い

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まず、ひとつの線引きとして、水道屋さんと同じような仕事をする業界に設備屋さんという職種があります。今回お話しするのは、水道屋さんの事であり設備屋さんの事ではありませんのでご注意下さい。

ちなみに水道屋さんと設備屋さんにはハッキリとした括りはありませんが、業界での認識では下記の様に考えられております。

水道屋さんとは

水道屋さんは、住宅・会社・店舗などで発生する様々な水のトラブルに対応する水道業者を指します。緊急対応をする業者が殆どで、トイレのつまり修理や蛇口の修理、下水のとまり抜きなどを行います。夜間修理も対応しており、24時間365日対応と謳っている業者も多いです。

マグネット広告といって冷蔵庫に貼れるタイプの広告を積極的に配布している水道屋さんも多いです。

設備屋さんとは

設備屋さんとは、建築現場に入って新築現場の給排水設備の設置工事、蛇口や便器の設置工事などを行います。緊急対応の水道屋さんと比べると、取引先は会社が多く、新築現場やリフォーム現場で下請けとして洗面・キッチン・浴室・トイレ・給排水設備・給湯器設備、その様な設備の新規設置を行うイメージです。

もちろん業者によっては蛇口修理やトイレ水漏れ修理等にも対応しますが、24時間365日対応するイメージは薄いです。

水道屋さんの仕事とは

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水道屋さんの仕事とは、ネット広告や、折込チラシ、タウンページ広告で水回りのトラブルを解決したお客様からお問合せを頂き、そのお問合せに対して、1日2~5件程の現場対応を行います。

具体的な仕事内容として、水道の水漏れトイレタンクの水漏れ蛇口の水漏れ蛇口交換トイレつまり修理下水つまり修理漏水調査排水管のつまり修理、この様な仕事です。もっと細かく言えば、分岐水栓の取付けや温水便座の取付けなど多様な業務があります。

緊急対応の水道業者は、直行直帰で現場対応を行うケースが多く、毎日会社に出勤する必要がないので、慣れてしまえば通勤の労力が不要な分結構楽楽だと思います。

ただ、会社で仲間の皆とコミュニケーションを取りたい寂しがりやさんには返って厳しい環境かもしれません。なぜなら原則1人での仕事が殆どで、常に孤独な事が多いからです。

水道屋さんの給与体系

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水道屋さんの給与体系は固定給+歩合給になっている事が多いです。

最低限の給与は保証する一方で頑張りに応じて歩合給を支給する給与体系です。頑張れば報酬として還元されるのでやりがいのある仕事だと思います。

一方で売上を常に意識しなければならない会社も多く、それが逆にストレスと感じる方もいるのかもしれません。また、固定給を設けない業務委託と言う事で採用される事もある様です。今はもうないとは思いますが、私が現役で水道屋をやっていた頃は、固定給がある求人募集だったのに面接に行ったら業務委託の話だった。入社して初めて業務委託と気づいた。この様に言っていた後輩もいました。

これから就職・転職される方はこの点にも十分に注意して会社を見極める様にして下さいね。一昔前の話なので、今もその様な求人を出している業者は無いとは思いますけど。

水道屋さんの休み、勤務時間

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緊急対応の水道業者は、年中無休の所が殆どなので、固定の休みがない事の方が多いと思います。交代制で月に6~8回の休みがあるイメージです。勿論、年末年始、夏季・ゴールデンウィークも休める可能性もありますが、就職する会社の体質として休みが取れない可能性も高いと思われます。

勤務時間は朝9時や10時に現場に入り、最後の現場が18~19時ぐらいになる事が多いのではないかと思います。ただ緊急の仕事が入ればそれからでも出動する事も、私の時ではありました。他の同業者とも話をする機会が何度もありましたが、結構みんな、この様な感じで動いているようでした。

悪質な水道屋に注意して下さい

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多くの水道屋さんは真面目に仕事に取り組まれています。緊急的に起きる水のトラブルは一刻も早く解決したいと思うのが人の心理です。

その急な要望に対応し的確に素早く修理を行えば大抵のお客様は喜んで下さいますので水道屋は、やりがいのある仕事だと言えます。24時間365日休まずに地域の人の水回りトラブル回解決に尽力される業者さんには頭のさがる思いです。

ただ一方で、その緊急性に付け込んで暴利な価格で修理を行うボッタくり業者が多いのもこの業界の実態です。また、偽りの説明をし悪くもない部品や商品の取替を行ったりする水道屋も中にはいます。

このような水道業者に就職して過ちを犯さない様に注意して下さい。

まとめ

水道屋さんに就職、転職される方へのアドバイスとして、この業界が合う人にはめちゃめちゃ合います。という事は間違いないでしょう。私は合う人でしたので、凄く面白い経験を沢山させて頂いたと感謝しています。

ただ、汚い(トイレの修理や下水の修理は綺麗な仕事とは言い難いです)仕事の部類に入るので、生理的に無理だと退職して行ったスタッフも目の当たりにしました。

興味のある方は一度飛び込んでみるのも良いと思いますよ。