雨戸と窓シャッターはどちらを選べばいい？メリット・デメリットについても解説！

近年は異常気象や台風被害をニュースなどで目の当たりにする機会も増え、雨戸や窓シャッターの需要が高くなっています。

飛来物や暴風による窓ガラスの破損を防ぐ目的や日常生活では防犯の目的で外出時や就寝時に活用されている商品です。とは言え、雨戸や窓シャッターが設置されていないご住宅も多く存在し、また、今設置されているのもが古くなったり壊れたりし、新たに取付、取替えを検討されている方もいらっしゃいます。

そこで、雨戸と窓シャッターのどちらを選べばいいのか？そのメリットやデメリットにはどの様なものがあるのか？この辺りを整理しました。ご検討中の方の参考にして頂ければと思います。

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雨戸のメリットとデメリット

こちらでは、雨戸のメリットとデメリットについて解説して行きたいと思います。雨戸の歴史は古く、和式建築があたりまえだった時代、木製建具の位置づけで窓の外部に設置されている仕切りでした。近年は和式建築も数が少なくなり雨戸の存在感は薄れていっている印象です。

雨戸のメリット

戸板という板を戸袋といわれる収納部分から引出し、2枚～4枚程度で窓を覆い隠す雨戸は、暴風時に窓ガラスを破損

から守る役割があります。また、室内側でロックをすると外部から戸板を開ける事が出来なくなるので防犯についての効果もあります。

取替用の雨戸では採風仕様もあり風通しを考えられた商品もあります。

雨戸のデメリット

デメリットとしては、雨戸の開け閉めが少々面倒で、毎日使用する方も少ないイメージです。台風時のみ使用したり、あまりにも動かしていなかった為、固着して動かないと業者に依頼する方もいらっしぃます。筆者自身の自宅にも雨戸が設置されていますが、余程大型の台風が接近する時以外は基本的に雨戸を閉まる事がありません。

雨戸の開閉を行う際にいちいち窓を開けて作業を行わなければならない事も面倒だな～と感じさせる要因かと思われます。

また、防犯性に優れている一方で、普段雨戸を閉めない家庭の住人がある日、雨戸を全部閉めて、いつもの車がなかったら泥棒など侵入者はどう思うか？「あれ？留守じゃないの」とわざわざ不在をアピールしている様なもの。家中に雨戸が設置されているのであればいざ知らず、小窓や中窓など雨戸が設置されていない窓から侵入されるリスクが高まります。

これは、開け閉めが面倒な雨戸を普段から使用しない事のデメリットと言えますね。

窓シャッターのメリットとデメリット

こちらでは、窓シャッターのメリットとデメリットについて解説して行きます。最近建築される住宅では、予算が確保出来れば、殆ど窓シャッターが設置されている様です。やはり防災意識の高まりを多くの皆さんも認識されているものだと思われます。

窓シャッターのメリット

雨戸のメリットと言われる防災性能・防犯性能は兼ね備えています。

リフォーム用の後付け窓シャッターという商品もあるので、気軽に後から設置できるのもメリットと言えます。

リモコンで自動開閉式が大変人気で、わざわざ窓を開ける事無く、窓シャッターの開閉が可能です。気軽に窓シャッターを閉める事が出来るので、夏場の日射を防ぎ、冷房効率の向上、冬場は窓シャッターを閉める事で暖房の効率も向上します。

窓シャッターのデメリット

リモコンタイプを選択しない場合は雨戸同様に毎回窓を開けて、窓シャッターの開閉を行う事になるので雨戸同様に面倒だと感じるデメリットが発生します。

比較｜雨戸と窓シャッターはどちらを選べばよいのか？

新築で取付けるのであれば、窓シャッターの自動開閉タイプをお勧めします。

取替リフォームの場合も同じ様な見解ですが、そもそも雨戸が設置されている場合は同じ様な雨戸を設置した方がコスト的には安くなると思われます。

雨戸の戸袋部分は撤去するだけで済む場合と、撤去後、壁の補修が必要な場合がありますのでそのあたりの後処理でも費用が変わって来ます。

また、窓シャッターへの変更の場合は取付位置の関係もあるので、リフォーム用の窓シャッターが取付け出来るのかも含めて検討する必要がありますが、取付可能であればやはり自動開閉式の窓シャッターをお勧めします。

毎日リモコンで楽々シャッターを使用出来るので、コストパフォーマンスは良い商品だと言えます。

雨戸と窓シャッターの取付け費用

リフォームでの工事を前提としています。

雨戸の取付け費用

窓の大きさにより価格は変わりますが、2枚引き違い窓で8万円～15万円が目安となる金額です。

4枚引き違い窓では、15万円～25万円が目安となります。

窓シャッターの取付け費用

こちらも同様に掃き出し窓や中窓、2階の窓等により価格の変動がありますが、目安として、

手動シャッターの2枚引き違い窓で8万円～15万円

手動シャッターの4枚引き違い窓で13万円～18万円

リモコン自動開閉タイプの2枚引き引違い窓で16万円～23万円

リモコン自動開閉タイプの4枚引き違い窓で20万円～28万円

高所作業など特殊な作業は別途作業になります。また地域や業者によっても価格に差が出るので、目安の価格帯としてご確認下さい。

まとめ

今回は、防災時や防犯、お部屋の熱効率向上に大変役立つ設備、雨戸と窓シャッターについて記事にしました。メリット、デメリットをはじめ、リフォーム工事の価格帯も解説していますのでご興味のある方は参考にご検討下さいね。