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浴室の扉はガラスとアクリル板、どちらがイイの?専門家の見解をどうぞ!

浴室の扉といえば「ドア」「折れ戸」「引き戸」の3つのタイプいずれかが使用されている事がほとんどです。扉は主にアルミ製のフレームで組まれており本体の中身はガラスかアクリルとなっています。実は、ガラスもアクリルも物がぶつかったり、人が転倒たしりし、その時の衝撃で割れてしまい交換を必要とするケースがあります。

そんな時、同じ素材で修理するのも良いですが実は別の素材に変更する機械でもあります。本日は、ガラスやアクリル板が割れた時の素材変更について専門家として見解をお伝えできればと思います。参考にして頂ければ幸いです。

浴室の扉はガラスとアクリル板どちらが良いのか?

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まず、結論からお伝えすると、アクリル板の方が断然良いといえます。

その理由を説明していきますね。

割れてもケガをするリスクが少ないから

何と言っても割れてもケガをするリスクが少ない。この理由がアクリル板をおすすめする最大の理由です。浴室にいる状態は入浴のため衣服を着てない可能性も高く、高齢者やお子さんが足を滑らせて転倒し、足や手をついてガラスやアクリル板を割ってしまう現場に何度か伺った事があります。素材がガラスだと訪問時にはその付近は血痕が凄く、ちょっと引くくらいの状況に・・・「手や、頭を縫うなどの大けがをした」と家族の方が漏らされる事も度々。一方でアクリル板割れの現場では、「おケガなど大丈夫ですか?」とお声がけすると、「うっかり割ってしまって、大丈夫、大丈夫。。修理代いくらですか?」と、こんな感じのやり取りです。アクリル板を割って、アクリル板でケガをされたと仰った方は今の所お会いした事がありません。

軽量で動きも軽やか

もう1つ、アクリル板の良い点としては「軽さ」です。素材の重量がガラスと比べ軽いので扉の開閉が非常にスムーズです。新しいうちは、ガラスもアクリル板も重さに抵抗を感じる機会はほとんどないと思いますが、古くなっていくと動作を司る戸車や丁番にもガタが生じはじめます。その時期になると素材の重量が”どっしり”動作に影響してくるのを感じるはずです。

最近の扉にガラスが使用される事はあまりない

そもそも、最近の新築で浴室扉にガラスの素材が採用される事は殆どありません。サッシメーカー自体がその様な商品を普及品で取り揃えていないからです。もちろんオーダーメイド品や海外商品を探していくとお洒落で個性的なガラスが採用されている商品もあるのでしょうが一般的でないことは明らかです。ガラスよりもアクリル板の方が安心とされているからこそ普及をしていっているといえます。その点もアクリル板をおすすめする理由の1つです。

ガラスからアクリル板の取替えはできるの?

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アクリル板の方がメリットが高いのは何となくご理解頂けたかと思います。それでは、現在ガラス仕様の扉をアクリル板仕様にする事はできるのでしょうか?

答えは「意外に簡単にできます」です。

アクリル板の仕様の扉だと素材であるアクリル板が接着されるいる商品もあり取替が困難なケースもあります。しかし、ガラス仕様の扉では接着されているものはなく、取替えするのに問題となる事はないでしょう。素材の厚みは、ガラスだと4mmの型板ガラスが使用されているケースが多いです。一方アクリル板にも4mmの厚みはありますが、実際使用されている多くは2mmである事が多く、2mmに変更してもよいと思います。コーキングで仕上げれば、2mmでも4mmでも問題無く取り付けできますので詳しくは施工される工事店に相談してみて下さい。

浴室扉に使えるその他の素材

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ガラスやアクリル板以外の素材としてアルポリックといわれる合板商品があります。アルポリックはアルミ樹脂複合板構造となり、樹脂の芯板をアルミニウムで挟み込んだ商品です。強度は非常に強く一般の使用で割れる事は滅多にありません。ただ、透明度はなく、デザイン的に浴室で使用するには合わないというイメージです。素材も高額のでガラスやアクリル板と比較するとデザイン性は悪く費用は割高となってしまいます。強度は申し分ないので絶対に割れない様にしたいとお考えの方はご検討されて下さい。

割れる前に取替えるのもあり?

ガラスやアクリル板が割れた時に取替えるにはどちらの素材が良いのか?というテーマでお伝えしましたが、実際には割れて怪我をする前に取替を検討されるのもベターかと思います。特に高齢者や小さなお子さんのいらっしゃるご家庭ではいつどのようにして浴室扉のガラスが割れてしまうとも限りません。ガラス屋さんやサッシ屋さんに相談されると専門的に色々と教えて下さります。見積り無料の業者さんに見積もってもらっておけばいざという時に早めの対応もできるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?本日は、浴室の扉の素材について、ガラスとアクリル板のどちらが良いのか?について業界歴20年の筆者の見解をお伝えしまいた。別の素材としてアルポリックのご提案もしましたが、実はこれ、お客様に依頼され気づかされた素材なのです。ガラスやアクリルじゃなくてもっと強い素材にしたいといわれ”ハッ”と思いつきました。見た目上まず採用する事はありませんが「割れない」を一番に考えれば、アルポリックも確かにありでした。お客様も満足されていましたので人によってはOKなのかもしれません。ひとつの参考にされて下さい。