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建具ドア研磨を行い閉りの悪いドアを修理。ドアが床に擦る時の最終手段です!

ドアの調子が悪くなったので修理をして欲しいとご相談頂く機会も多いですが、中には自分で修理を検討される方もいらっしゃいます。本日はドアの開閉不具合のでお困りの方に向けた記事になります。自分で修理しようか業者に依頼をしようかとお悩みの方は是非参考にして見て下さい。

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ドアの修理が必要な開閉不具合とは?その原因について

ドアの開閉不具合では、大きく分けて2つの症状があります。どちらも丁番と言われるドア本体とドア枠を繋ぐ可動部品が影響しているケースが大半です。ここでは、ドア開閉不具合をもたらす2つの症状について説明したいと思います。

※中にはドアの開口部分が変形している事例もゼロではありませんが件数は少ないので一旦置いておきたいと思います。

症状① 丁番の動きが固い

丁番の動きがギシギシを固くドアの開閉に支障をきたす事があります。特にスチール製のドア丁番は使用年数が永くなったり、逆に殆ど使用せずドアを閉めっぱなしにしていると次第に動きが固くなる事があります。

症状② ドアが床に擦ったり、枠に干渉したりする

もっとも多いドア開閉の不具合はドア本体が床に擦ったり、ドア枠に干渉してしまい開け閉めがスムーズに行かなくなる症状です。この様な症状も丁番が微妙に倒れていたり、定位置での固定にズレが発生する事で不具合として表面化します。

ドア開閉不具合は自分で修理が可能なのか?

ドア丁番の交換は自分で修理可能なのか?

ドアの開閉不具合は、丁番が原因である事が多いので、丁番の調整や、確実に丁番を取替えれば修理が出来るのであれば自分で修理する事も十分に可能だと言えます。

丁番が原因の場合の修理方法

室内建具の丁番には、調整丁番と言われるモノがあります。丁番に倒れや傾きをコントロールできる調整ネジが取付けられており、このネジを微調整で少し回す事によりドアの角度を変える仕組みになっています。コツは”調整ネジを極少しづつ回す”事です。一気に回すと調整軸が狂ってしまい最悪壊れて戻らなくなってしまう事もあります。

調整丁番タイプでないモノは丁番起こしで強制的に力づくで丁番を曲げて倒れを起こす修理方法と、丁番を丸っと全部取替える方法となります。

丁番取替を行う場合は、ドアメーカーや品番から該当する丁番を探します。ドアの中にはメーカーや品番が不明なものもありますので、その場合は寸法やネジ位置などを画像検索し調べて行かなくてはなりません。

丁番で修理が出来ない場合の対処法

古いドアで適した丁番が見つからないケースや枠側が変形していたり丁番交換で修理が出来ないケースでは、ドアを研磨して修理する事があります。建具屋さんやサッシ屋さんで研磨作業をしてくれる所はあまり多くありませんので自分でドアを取り外してグラインダーで”ジャリン・ジャリン”とコンマ数ミリづつ研磨して行くのもアリです。本記事の最初の写真は、まさにその様なリアルフォトなのですが、研磨する範囲を予め決めておく事が大切です。画像ではマスキングテープを貼り付けて研磨する範囲を明確にしました。

ドアが床に擦れる不具合を自分で修理するか、業者に依頼するか判断ポイント

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ここまで読み進められた方は、「なるほど、なるほど、自分でも出来そうな気はするけど、失敗したら面倒そうだな・・・。」と感じられたかもしれません。

はい、確かに失敗したら面倒です。以下イメージで棲み分けをされてはいかがでしょうか?

丁番の動きが固い

まず、シリコンスプレー等の潤滑剤をホームセンターで購入して噴霧して見て下さい。重たいかと思いますが開け閉めしていると徐々に潤滑剤が馴染んで動きがスムーズになる可能性は高いです。

丁番交換

もしも、症状が改善されない場合は、丁番交換を行う事になりますが、メーカーや品番が分かり、容易に部品が入手できる時だけ自分での修理にチャレンジされてはいかがでしょうか?寸歩や画像で該当する丁番を探す方法は慣れたプロが行う検索方法です。素人の方では少々難易度が高めです。

調整丁番の調整

簡単そうで意外に難しいのは調整丁番の操作です。当社の修理依頼でも、「自分で丁番を調整していたら余計に酷くなって手に負えないので見て欲しい」とご依頼を頂く事も少なくありません。ちょっと触って上手く行きそうにない場合は早めに業者とバトンタッチをした方が良いです。調整ネジのネジ山を飛ばしているお客様も多いので、慎重に気を付けて作業を行って下さい。ネジ山の頭を飛ばしてしまうと調整出来ないのは当然ですが、新しい調整丁番に交換しなければならなくなりかえって余計に費用が掛かってしまいます。

ドア研磨

グラインダーをお持ちの方や工具の使用経験のある方は挑戦を検討されても良いと思います。それ以外の方は、業者に依頼されるのが無難です。ドアを研磨、ようは削りますので、一旦削った部分を元に戻す事はできません。かなり繊細な作業になり失敗は出来ません。

まとめ

今回は、ドアの開閉不具合に関する原因と自分で修理する事が出来るのか?その判断基準をどこに設定するか?この点について説明しました。ドアを取り外して作業を行う場合は2名以上で挑むのがベターです。ドアの取り外して一人で出来たとしても丁番を介してドア枠にドア本体を取付けるにはコツが要ります。その点も考慮して環境を整えた上でDIY頑張って下さい!