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内窓インプラス”ふかし枠”の施工写真です。DIYでは、純正ふかし枠不要でコスト削減?!

内窓取付は巷で密かな人気を博しており、毎年一定数の問合せと施工のご依頼を頂いています。特に補助金の予算が組まれ政策的に手厚く推奨されている時期は、内窓取付の見積り依頼も増加傾向となります。2021年から2023年にかけては「こどもみらい支援事業」と言われる国の政策が行われ条件を満たす世帯には内窓取付(他の省エネ・断熱リフォームも補助金対象あり)に対し補助金の予算が組まれています。

詳しくはこちらの記事「福岡の内窓取付、ガラス交換で補助金を受ける条件を解説。」が参考になると思います。

さてさて、本日はそんな国の後押しもある内窓取付に関しての記事になります。

当社で施工した内窓インプラス(LIXIL商品)の”ふかし枠”施工写真を掲載し合わせてDIYで内窓取付を検討されている方向けに、ふかし枠不要な安価な施工方法についても説明しています。

よろしければ最後までお付き合いください!

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内窓取付の”ふかし枠”とは?

内窓を取付ける為には「取付有効寸法」と言われる内窓樹脂サッシ枠を取付ける為のスペースが必要になります。引引き違いの窓に内窓を設置する場合、LIXIL製 内窓インプラスであれば70mm(7センチ)の幅が必要です。

下記の画像をご確認下さい。

内窓取付の有効寸法はクレセントも考慮しなくてはなりません。

取付有効寸法を測る場合は、窓サッシの縦のライン 出っ張りや、上記の写真の様なクレセント錠の出っ張りも考慮しなければなりません。クレセント錠を横にした状態で、そこから70mm以上のスペースが無ければ正常にインプラスを取付け出来ないと言う事です。

これは、メーカーや窓のタイプによって規格がありますので自分で内窓を取付ける際には十分に注意が必要です。

ふかし枠が必要なケース

取付有効寸法が確保できない場合に登場するのが”ふかし枠”です。持ち出し枠となり窓の手前に内窓用の専用枠を取付ける事で、正常に内窓取付が出来る様になります。

ふかし枠のデメリット

ふかし枠を取付けると言う事は、窓全体が室内側に張り出して来ます。7センチ~10センチぐらいの事なので気にしないと感じる方がいらっしゃる一方で、部屋の有効スペースが損なわれる事に抵抗を感じる方がいらっしゃるのも頷けます。

また、今まで使用していたカーテンも位置を移動しなければならない事があります。”ふかし枠”の費用にプラスしてカーテンレールの移設費用も考えておく必要がありますね。

ふかし枠の部材代

LIXIL内窓 インプラスには、20mm、40mm、50mm、そして70mmのふかし枠が用意されています。

4方1セットで価格設定されており、テラス窓などで3方しか必要ない場合はサイズに応じて4,000円~12,000円の割引がされます。

下記がサイズに応じた ふかし枠の価格表です。

W(横幅)mm~500~1000~1500~2000~3000~4000~5000
H(高さ)mm
~6008,00010,00012,00015,00019,00023,00027,000
~10009,00011,00014,00016,00020,00024,00028,000
~140010,00012,000 15,000 17,00021,00025,00029,000
~190015,000 17,000 20,00022,00027,00032,00037,000
~245017,00019,00022,00024,00029,00034,00040,000
2022年10月17日現在の情報です。

LIXIL 内窓インプラスのWEBカタログはこちらからご覧いただけます。最新の価格が確認出来ます。

内窓インプラス”ふかし枠”の施工写真

ふかし枠に関して大まかにご理解頂けましたでしょうか?ここからは実際の現場写真となります。実際に写真を見て頂ければさらにイメージがしやすいのではないでしょうか。

実際にふかし枠を使用してい内窓を取付けしました。

ふかし枠を取付けて、内窓用の樹脂サッシ枠を取付けている状況です。樹脂サッシ枠はある程度曲がりますので”曲げながら縦枠の下に差し込む感じで取付けて行きます。

ふかし枠の範囲

ふかし枠と既存の窓額縁の上に樹脂サッシ枠を設置し、専用ネジで取付けます。専用ネジは内窓カラーと同色に塗装されているのでしっくりきますね。

ふかし枠の本体はアルミ製のコレ!

窓枠の横にも ふかし枠は必要です。左右2本、上部1本、下部1本で合計4本の ふかし枠を取付けます。

ふかし枠の本体はアルミ製で、その本体に樹脂カバーを取付ける事で内窓と一体化した見栄えとなります。

ふかし枠の内窓樹脂サッシ枠を取付け

先程のふかし枠に樹脂カバーを取付けて、さらに樹脂サッシを取付けようと作業を進めている場面です。下部と右側の連結も写真をご確認頂ければイメージしやすいのではないでしょうか。

ふかし枠を使用した内窓取付が完了しました。

DIY!純正”ふかし枠”不要工事でコスト削減

ふかし枠の必要性についてはご理解頂けたかと思いますが、前述しました価格を今一度確認頂くと、サイズにもよりますが、内窓商品代金にプラスして15,000円~20,000円近くもプラスで費用がかかる事となります。

こちらの項目では、DIYで内窓の取り付けを検討されているユーザー様であれば、純正のふかし枠を使用せずに、材木でふかし枠を自作してコスト削減をされてみてはいかがでしょうか?と言うお話しです。

施工写真を見て頂き、実際の所、純正のふかし枠を使用せずとも取付スペースさえ窓の前面に確保出来れば内窓取付は問題なく行えるとご理解頂けたのではないでしょうか。

そこで、純正ふかし枠よりも安価な 材木を代替に用いるケースについて考えてみました。

ホームセンター等で材木を購入して ふかし枠を自作する場合と、純正オプションの ふかし枠を使用する場合とでコストの比較については以下の通りです。

材木の費用について

材木の費用に関してはネットショップを参考に算出いたしました。

例えば「楽天市場」では2440mm×89mm×38mmが1本、1,430円(税込み)で販売されています

例え版「ホームセンターCAINZオンラインショップ」では、2000mm×35×35mmが9本入り3,780円(税込み)で販売されています。

木材の価格は一概には言えませんが勘案しますと1窓3,000円~4,000円程度で収まる様です。塗料を使用してもう少し見栄えを良くしようと思ってもプラス2~3千円程度で済むかと思います。

純正ふかし枠と代替木材ふかし枠とのコスト比較

(1)リビングタイプの内窓3方(W横幅 2000×H高さ 1900)

・純正ふかし枠=22,000円-6,000円(3方の為値引き)=18,000円

・木材=4,000円程度

差額=14,000円木材がお得

(2)居室の腰高窓の内窓4方 (W横幅 1600×H高さ 1200)

純正ふかし枠=17,000円

木材=3,000円程度

差額=14,000円木材がお得

※簡易的な比較ですが、木材で”ふかし枠”を作った方が1窓1万円程度はコスト削減できる可能性が高そうです。

まとめ

いかがでしたか?本日は内窓取付の時に使用する”ふかし枠”についてスポットを当てて色々と考えて見ました。本文では、DIYでふかし枠のコスト削減を行う方法をお伝えしましたが、実際には業者に依頼した場合でも、ふかし枠のみ自分で取付てみる、業者に安価に済む様に材木使用を提案して見るという工夫も出来るかと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。