ドア修理・交換

ドアノブ交換をDIYで!具体的な方法や注意点も徹底解説!

今回は、ドアノブ交換を自分で行う場合の方法を解説します。

ドアノブは日常的に使う部分であり、経年劣化を避けることはできません。劣化したドアノブはDIYでも交換できますが、「具体的なやり方って?」「必要な道具には何があるの?」などの疑問を抱く人も多いでしょう。

本記事では、ドアノブ交換において必要な道具と作業手順を具体的に解説します。業者に依頼する場合の費用相場などもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ドアノブ交換で押さえておきたいポイント

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ドアノブ交換というと専門的な知識が必要なイメージですが、実際の作業はそれほど難しいものではありません。少しの知識を身につければ自分でも取り組めるため、「業者に依頼するのは費用がもったいない」と感じる人にはDIYでの交換をおすすめします。

ただし、交換を行う前に踏まえておきたいことはいくつかあるため、ここでは2つのポイントについてご説明しましょう。

別の種類に交換することは難しい

ドアノブの種類はひとつではありません。インテグラル錠や円筒錠、チューブラ錠や表示錠など、さまざまな種類があります。

基本的に、同じ種類のドアノブに交換する場合は簡単です。その一方、インテグラル錠からチューブラ錠に交換するなど、別の種類のドアノブにする場合はより多くの作業が必要になります。ドアノブだけでなくドア本体の加工なども必要になるため、DIYでは難しいです。専門的な知識を持つ業者に依頼する必要があるでしょう。

DIYでの交換が難しい種類もある

同じ種類のドアノブに交換する場合でも、簡単ではないケースがあります。なぜなら、ドアノブによって構造に違いがあるからです。インテグラル錠や円筒錠、チューブラ錠などの室内向けであれば比較的交換しやすいですが、玄関ドアに使われることの多いプッシュプルハンドル錠などは少々難しいです。

また、基本的に玄関のドアノブは防犯上において重要な役割を担っています。DIYでの交換作業でミスがあれば、外部からの侵入リスクを大きく高めることになってしまうため、慎重に検討する必要があります。

ドアノブ交換の方法をカンタン解説!

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必要な道具について

DIYでドアノブを交換する場合、主に以下の道具が必要となります。

・新しいドアノブ

・プラスドライバー

・マイナスドライバー

・ピン

新しいドアノブ以外は広く市販されているものばかりであり、日常的に使っている人も多いでしょう。また、ピンについてはキリなどの細い道具で代用できます。

具体的な手順について

ドアノブの交換は難しくありませんが、きちんと手順を守って正確に作業する必要があります。そこで、ここでは2つ手順に分けて細かく解説しましょう。

1.既存のドアノブを取り外す

ドアノブを取り外すときのやり方は、種類ごとに異なります。

インテグラル錠の場合、内側の丸座を反時計回りに回すことで握玉が外れる仕組みになっています。

円筒錠の場合、ドアノブの根元にある穴にピンを差し込むことで握玉が外れる仕組みになっています。その後、丸座の溝にドライバーを差し込んでテコの原理で外し、金属板のビスを外せばドアノブ全体を取り外せます。

チューブラ錠の場合、丸座についているビスをドライバーで外すことで、ドアノブごと取り外せる仕組みになっています。

また、ドアノブには室内側と外側があるため、「どちらから外せばいいの?」という人も多いでしょう。基本的には、室内側、外側、ラッチボルトの順番で取り外します。

2.新しいドアノブを取り付ける

ドアノブを取り付けるときの順番は、取り外すときと反対になります。まずはラッチボルトを取り付け、外側のドアノブを取り付けてから室内側のドアノブを取り付けます。最初に取り外したときと同じ要領で取り付けるだけであり、比較的簡単にできます。ただし、ビスが緩んでいたりするとグラグラしてしまう可能性があるため、きちんと固定することが大切です。

ドアノブ交換における注意点について

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ドアノブ交換はDIYでできますが、準備や作業をするにあたって注意すべきことはいくつかあります。そこで、2つの注意点について具体的にご説明しましょう。

製品の採寸は正確に把握すべき

ドアノブの種類はとても細かく分かれています。たとえば同じインテグラル錠でも、メーカーやサイズはさまざまあります。そのため、少しでも違うタイプのドアノブを購入しないよう注意しなければなりません。前もってサイズを測り、メーカーなども確認した上で購入しましょう。

力任せの作業はやめるべき

ドアノブ交換の手順は難しくありませんが、ビスを外すときやピンを差し込むときなど、細かな作業が必要なシーンは出てきます。もし作業が面倒になり、力任せにドアノブを取り外そうとしてしまうと、ドア自体が破損してしまう可能性があります。業者に修理を依頼するようではDIYでチャレンジした意味がなくなるため、慎重に作業しましょう。

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業者に依頼する際の費用相場を解説!

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ドアノブの交換を業者に依頼することで、自分で作業する手間が省けます。プロが作業を行うのであれば高いレベルの品質が期待できるため、DIYと比べてメリットが多いです。

そこで、業者に依頼する場合の費用相場を解説しましょう。

一般的に、ドアノブ交換の費用相場は10,000円~15,000円程度とされています。部品代と作業費があるため、10,000円は超えるケースが多いです。また、遠方の業者に依頼した場合は出張費が高くつく可能性もあります。したがって、近場の業者をひとつの基準にすることをおすすめします。

賃貸の場合の交換費用はどうなるの?

賃貸の物件においてドアノブ交換の必要性が生じた場合、「費用は自分が払うの?それとも大家さんが払うの?」と疑問に思う人も多いでしょう。そこで、賃貸における交換費用の負担についてご説明しましょう。

経年劣化による交換の場合

ドアノブの経年劣化による不具合が明らかな場合、物件を管理する大家が費用を負担することが基本です。ただし、ドアノブが壊れたことだけを伝えても、すんなり費用を負担してもらえるとは限りません。場合によってはドアノブの画像を送るなど、現場確認のための情報提供が必要になるでしょう。

経年劣化していない場合

経年劣化しておらず、自分の意思でドアノブを交換したい場合、その費用はもちろん自己負担となります。また、「もっと使い勝手の良いドアノブにしたい!」などの理由で別タイプのドアノブに交換したい場合、リフォームの許可を取らなくてはなりません。大家や管理会社の了解なしにリフォームすることは基本できないため、事前に確認を取りましょう。

まとめ

本記事でご説明した内容を簡単にまとめましょう。

・DIYでの交換が難しい種類のドアノブもある。

・既存のドアノブから別の種類のドアノブに交換するのは難しい。

・新しいドアノブを用意するにあたり、型番やメーカー名の正確な確認が必要。

・細部まで正確な作業が必要であり、力任せでは失敗する可能性大。

・ドアノブ交換を業者に依頼する場合の費用相場は、10,000円~15,000円

・賃貸物件における費用負担の割合はケースによって異なる。

基本的に、室内におけるドアノブ交換はDIYでも可能です。一部交換が難しいタイプもありますが、一般的なインテグラル錠や円筒錠のドアノブであれば比較的簡単に交換できます。ただし、インテグラル錠から円筒錠への交換など、別の種類のドアノブにしたい場合はさまざまな作業が必要であり、DIYで行うのは現実的ではないでしょう。

また、同じ種類のドアノブに交換する場合でも、製品を購入するにあたり、メーカーや型番を正確に確認するなどの注意は必要になります。作業における正確性も重要であり、細かな作業が苦手な人にはおすすめしません。

業者に依頼する場合はトータルで10,000円以上かかることが一般的ですが、比較的安い費用で請け負う業者も多いため、相見積もりを取るなどして比較することをおすすめします。