今回は、実際に勝手口ドア交換行った現場写真と、施工業者が語る、交換のポイント、そして工程についての解説記事になります。DIYで勝手口ドアを交換してみたい方や、古くなった勝手口ドアの交換を検討されている方は是非ご覧下さい。
<e-業者で見つかる!大田区の「勝手口ドア修理、交換(上げ下げ修理)」業者さん>
勝手口交換の現場写真
では早速、現場の写真からご覧下さい。見て行くと、「あ~なるほど・・そんな感じね」とイメージが沸くかもしれませんね。
【施工前写真】
室内から撮影した写真です。外からの写真は撮っていません。忘れてました・・・。
【施工中写真】
既存枠を外して、新しい枠を取付けます。その前に回りを綺麗に掃除しておきます。
新しい枠を既存の枠に取付けて行きます。枠のサイズがピッタリなら仕事は8割終わったも同然です。サクサク工程をこなしていきましょう。
新しいドアには丁番や、ドアノブ、ドアクローザーなど何も設置されていません。ドア交換の時に1つづつ取付けていきます。
ドア枠と新しいドア本体を取付しました。最後は既存ドアと新規ドアの取付けした際の部分をコーキングで綺麗に仕上げて行きます。
新しい勝手口ドアになりました。感じがいいドアですね。
外からも忘れずに撮影し無事作業完了です。新しい鍵も複数同封されていますので家族それぞれが持てて便利ですね。
勝手口交換のポイント
勝手口ドア交換のポイントは、換気性、コスト、そして施工性です。順番に見て行きましょう。
換気性
換気性とは、勝手口ドアの機能です。ドアの中央部分に上げ下げ窓が設置されているドアは窓を開けて換気する事が出来ます。換気性がよいと言えます。今回取替えさせて頂いた勝手口ドアはフラッシュドアといって上げ下げ窓の様な機能は設けられていません。そのため、ドアを施錠したままの換気ができず、換気性が良いドアとは言えません。勝手口ドアを交換する際は、ドアを施錠したまま換気ができる商品にするか否かを検討する必要が発生します。
コスト
換気性の高い勝手口ドアを採用すると必然的にコストが高くなります。高機能な商品はどうしてもお値段と正比例します。各お客様それぞれ勝手口ドア交換に関する費用の予算はある程度決まっていると思われます。予算も考慮しながら自分に適した商品を選択しなければなりません。
施工性
上記の現場で行った施工方法をカバー工法といいます。既存枠の上に新規のアルミ枠を覆い被せる様に取付ける施工方法です。カバー工法とは別に壁カット工法と言われる工事方法があります。外壁の一部を工具で切断し既存の枠ごと取替える工事工法です。カバー工法とくらべ開口部分が狭くなるデメリットは防げるものの、壁を切断する為、工事中の騒音やホコリが発生したり、漏水リスクや費用が高まるリスクが懸念されます。壁カット工法はコスト的にはカバー工法よりも高くなる傾向となります。
勝手口ドア交換を行う際は、これら3つのポイントを抑えた上でデザインや断熱性、防犯性も合わせて検討すると後悔のない工事となります。
勝手口ドア交換工事(カバー工法)の工程
勝手口ドアのカバー工法工程は、主に5つに分かれます。(1)既存ドア撤去、(2)新規枠取付、(3)金物取付、(4)ドア本体建て込み調整、(5)コーキング仕上げです。この中で(3)の金物取付は要所要所で行いますが、基本的には(1)~(5)の作業を順番に行っていく事で勝手口ドアを取替える事ができます。
※今回行ったフラッシュドアへの交換工事の工程となります。勝手口リフォームドアを使用するケースでは化粧額縁の取付が必要になるなど若干異なりますのでご了承下さい。
1.既存ドア撤去
まずは、今取付けられている既存のドア本体を取り外していきます。丁番の枠側を外します。大抵の勝手口ドアは上下2つの丁番で取付けられています。仮に一人で作業を行う場合は、上下1つの取付ネジになるまで一旦取り外し、上のネジを軽く緩めます。その状態で、片手でドアを支え、下の丁番固定ネジから先に外します。体の態勢を立て直しブラブラになったドアの最後の1本、途中まで緩めたネジを取り外し既存ドアの取り外し完了です。可能であれば2名以上で作業を行って下さい。
2.新規枠取付
古いドアがなくなった状態で新規枠を古い既存枠に取付します。この枠が倒れや傾きなくキッチリ納まれば気持ち的には工事が8割終わった感覚です。それ程、この部分を確実に納める事の意味は大きいです。ここが狂っていると、新規のドアがスムーズに開閉しなくなってしまいます。
3.金物取付
新しいドアに丁番やドアノブを取付けます。少々前後しますが、「(4)ドア本体の建て込み」を終えた時点でドアノブを取り付けてもいいです。またドアクローザーがある場合もドア本体を建て込んだ後に設置します。
4.ドア本体建て込み
新しく取り付けた新規枠にいよいよドア本体を取り付けしていきます。「(3)金物取付」で説明した通り、丁番はドア本体に取付けておきましょう。そちらの方が取付がしやすいです。私達、慣れた業者であれば、片手、片足を使いバランスを取りながら一人でもドアの取り付けを行えます。また、現場の状況によっては、床に木材をあててドアを傾けながら設置する事も可能です。しかし、始めて取付をされる方には少々ハードルは高いです。この作業には2名以上であたる事をおすすめします。
5. コーキング仕上げ
ドアを取り付け、開閉確認、鍵のかかり、ドアクローザー設置・調整など終わりましたら、仕上げとなります。マスキングテープを回して既存ドア枠と新規ドア枠との間にコーキングを充填していきます。見た目にかかわる部分なので特に綺麗に仕上げて行かなければなりません。
これにて作業完了です。私共業者であれば、最終お客様に確認を行って頂き引き渡しとなります。
まとめ
いかがでしたか?勝手口ドアの交換について、現場写真やポイント、そして取り付け工程を解説させて頂きました。勝手口ドア交換についてお調べされている方のお役に立てれば幸いです。