雨戸の種類について、このような悩みや不安はありませんか?
「雨戸の種類を知りたい」
「雨戸の設置にはどのくらい費用がかかる?」
「雨戸の設置は1階と2階で費用は変わる?」
雨戸は防犯対策や断熱対策など、さまざまなメリットがありますが、新築住宅では設置されていないこともあるなど、雨戸が設置されていない窓も多く見られます。
雨戸は必須な設備として認識されないことも多いですが、設置することで日常生活をさらに快適に過ごすことができることは間違いありません。
そこで本記事では、雨戸の種類と設置するときの費用相場について詳しく解説します。
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雨戸の種類
雨戸の主な種類は以下の通りです。
- 単板引き戸
- 通風雨戸
- 折れ戸雨戸
- 手動シャッター
- 電動シャッター
それぞれの種類について、以下で詳しく解説します。
雨戸の種類①:単板引き戸
単板引き戸は、2.3枚の雨戸をスライドさせて使うタイプとなっており、横引き戸や引き違い戸と言われることもあります。
古くから使用されているタイプの雨戸ですので最新の住宅には使用されることは少ないですが、古い住宅ではもっとも一般的に使用されています。
雨戸の種類②:通風雨戸
通風雨戸は、細い羽板を採用することで、雨戸を閉めたままでも風通しを良くする雨戸で、ルーバー雨戸やエコ雨戸と呼ばれることもあります。
羽板の角度を調整することで風だけではなく太陽光を取り入れることもできるため、季節によって調整しやすいことがメリットです。
通風雨戸は玄関やリビングの雨戸としても使用されることがありますが、キッチンやトイレなどの小窓に使用されることも多いです。
雨戸の種類③:折れ戸タイプ
折れ戸タイプは、蛇腹状に折り畳まれた雨戸を開閉するタイプの雨戸で、その見た目からアコーディオンタイプと呼ばれることもあります。
通常の雨戸やシャッターは戸袋やシャッターボックスなど、本体を収納するスペースを設置する必要がありますが、折れ戸タイプは収納スペースを新たに設置しなくても設置できるため、スペースの少ない場所にも設置することができます。
雨戸の種類④:手動シャッター
手動シャッターは、上部に設置されたシャッターボックスから手動でシャッターを開閉するタイプです。
引き戸タイプの雨戸よりも防犯性が高く、補助場などをつけることでさらに防犯性を高めることもできます。
雨戸の種類⑤:電動シャッター
電動シャッターは、リモコン操作で開閉できるタイプです。
電動で開閉できるため、日頃の負担が減ることはもちろん、手の届かない、届きにくい場所にシャッターを設置したい場合にもおすすめです。
ただし、電子機器ですので一般的な雨戸やシャッターよりも費用が高く、定期的なメンテナンスが必要になります。
雨戸を設置する費用相場
上記で紹介した雨戸の設置費用の相場について詳しく紹介します。
1.単板引き戸を設置するときの費用相場
単板引き戸を設置するときの費用相場は、雨戸の中で設置費用が安く、1枚あたり2万円〜5万円ほどが費用相場です。
1枚あたりの価格は最安値帯ですが、3枚以上設置する場合は10万円を超えることもありますので、費用が高額になる場合はほかの雨戸を検討することもおすすめです。
2.通風雨戸を設置するときの費用相場
通風雨戸を設置するときの費用相場は、4万円〜8万円ほどです。
製品によっても異なりますが、既存のレールに設置できる場合は費用を抑えることができますが、新たに枠を設置する場合は15万円ほどの費用になることもあります。
また、機能性の高い通風雨戸やサイズの大きい通風雨戸の場合は費用が高額になりやすいです。
3.折れ戸雨戸を設置するときの費用相場
折れ戸雨戸を設置するときの費用相場は、15万円前後です。
戸袋を設置する必要がないため、設置全体にかかる費用は抑えることができる場合もありますが、雨戸1枚あたりの価格は比較的高額です。
4.手動シャッターを設置するときの費用相場
手動シャッターを設置するときの費用相場は、5万円〜15万円ほどです。
高機能なものではなければ比較的安く設置することができますが、窓のサイズなどによっても費用は変動します。
5.電動シャッターを設置するときの費用相場
電動シャッターを設置するときの費用相場は、12万円〜30万円ほどです。
設置するためには電気を通すための配線作業も必要となるため、シャッター本体よりも設置工賃がたかくなる傾向にあります。
そのため電動シャッターをDIYで設置するという方もいますが、DIYに慣れている方でも難しい作業になるため、専門業者に依頼することがおすすめです。
雨戸の種類に関するQ&A
ここでは、雨戸の種類に関してよくある質問をQ&A形式で紹介します。
①1階と2階では同じ雨戸でも設置費用は異なりますか?
同じ雨戸を設置する場合であっても、2階に設置する場合は足場を設置する必要があるため、費用が高額になります。
足場の費用相場は1㎡あたり600円〜1,000円ほどとなりますので、30平米ほどの住宅の2階に雨戸を設置する場合、足場の設置費用だけで15万円ほどかかるということを覚えておくといいでしょう。
②雨戸が後付けできない場合もある?
雨戸を設置するためには、周囲にある程度のスペースが必要となるため、以下のようなケースでは雨戸を後付けすることができません。
- 設置場所付近のスペースが確保できない
- 寸法が合う雨戸がない
- 窓の周りにレールが設置できない
雨戸の後付けができるかどうかを判断することは難しいため、専門業者に相談して確認することがおすすめです。
③雨戸を設置するメリットを知りたい
雨戸を設置する大きなメリットは以下の通りです。
- 防犯対策
- 防音対策
- 自然災害対策
- 断熱対策
雨戸は防犯対策になることはもちろん、防音や台風などによる飛来物から窓ガラスを守る効果、さらには室内を快適な温度に保ちやすくなる断熱対策にも効果があります。
④雨戸とシャッターの違いは?
雨戸とシャッターの最大の違いは開閉する方法です。
雨戸は左右に開閉するのに対し、シャッターは上下に開閉します。
機能的に大きな違いはありませんが、シャッターはデザイン性が高いものも多く、電動機能などの実用性も兼ね備えているものも多いため、価格帯に差があります。
⑤雨戸からシャッターに交換する費用はどのくらい?
雨戸からシャッターに交換する費用相場は、手動シャッターで20万円前後、電動シャッターで20万円〜50万円前後となります。
ただし、シャッターの種類やリフォーム内容によっても費用は異なりますので、相見積もりを取ることがおすすめです。
まとめ
本記事では、雨戸の種類と設置するときの費用相場について詳しく解説しました。
雨戸にはさまざまな種類があるため、必要な機能性や設置する環境に応じて適切な雨戸を選ぶ必要があります。
とはいえ、通気性さえ必要でないのであれば、基本的に機能性は同じであるためデザインや使い勝手から選ぶことができます。
ぜひ本記事を参考にして雨戸の種類や設置費用をチェックしてみてください。