キーボックスは鍵を共有・受け渡し・譲渡・管理するときに便利なアイテムですが、何かしらのトラブルで開かなくなってしまっては本末転倒ですよね。
とはいえ、キーボックスは日常的に開け閉めすることは多くなく、いざという時に使用する場合が多いため、開かなくなってしまったときにも焦らないように、開かない原因や解決策についてしっかりと理解しておくことが大切です。
本記事では、キーボックスが開かない原因と解決策について詳しく解説します。
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キーボックスが開かない原因
キーボックスが開かない主な原因は以下の通りです。
- 暗証番号が間違っている
- 暗証番号の位置がズレている
- キーボックス内で鍵が引っかかっている
- 部品が故障している
それぞれの原因について、以下で詳しく解説します。
1.暗証番号が間違っている
暗証番号が間違っているとキーボックスが開かないことは当たり前ですが、複数のキーボックスを利用していたり、複数人によって管理している場合は暗証番号が間違っていることが原因で開かないことは珍しくありません。
そのため、一覧で暗証番号を記録しておくことや、変更時にはしっかりと共有できる仕組みを作っておくことが大切です。
暗証番号を知っていれば新しい番号に変更することもできるため、複数人でキーボックスを管理している場合は他の人が暗証番号を変更しているという可能性もあるため確認してみるといいでしょう。
2.暗証番号の位置がズレている
キーボックスの暗証番号はしっかりと線上に数字が並んでいないと解錠できないため、数字の位置がズレていないかを確認することも大切です。
「暗証番号は合っているはずなのに…」と焦っていると、意外と位置がズレていることもありますので、落ち着いて暗証番号を合わせるといいでしょう。
また、暗証番号設定時にも番号の位置がズレていると想定していた番号とは異なる暗証番号に設定されてしまうこともありますので、かならず線上に番号が並んでいるかを確認することが大切です。
3.キーボックス内で鍵が引っかかっている
キーボックスに入れている鍵が内側で引っかかってしまうことでキーボックスが開かなくなってしまうこともあります。
キーボックスには収納できる鍵の本数が定められているため、収納できる本数以上の鍵は入れないと同時にスペースに余裕を持たせることが大切です。
もしキーボックス内で鍵が引っかかっていると思われる場合は、軽く叩いたり振ったりすることで引っ掛かりが解消できることがあります。
ただし、目安本数以上に鍵を詰め込み過ぎてしまい施錠するときにも引っかかる状態だった場合、キーボックス内のスペースが無い場合が多いため叩いたり振ったりしても解消できる可能性が少なくなってしまいます。
4.部品が故障している
キーボックスの部品が故障してしまうと開かなくなってしまうことが多くなります。
なかでも”ツル”の部分は故障しやすいため、緩んでいたり錆びていたりする場合は新しい者に交換するとトラブルを未然に防ぐことができます。
また、キーボックスは防水加工されているものも多いですが、雨風が強い場所での使用が推奨されていないケースが多く、頻繁に雨風にさらされる場所で使用し続けている場合、部品が錆びてしまい開かなくなってしまうケースは多いです。
キーボックスが開かないときの解決策
キーボックスが開かないときの解決策は以下の通りです。
- 組み合わせをすべて試す
- ツルを持ち上げながらダイヤルを回す
- ツルを破壊する
- 鍵の専門業者に依頼する
それぞれの解決策について、以下で詳しく解説します。
1.組み合わせをすべて試す
キーボックスの暗証番号が分からないのであれば、組み合わせをすべて試すことで確実に開けることができます。
キーボックスの暗証番号は4桁に設定されていることが多いため、0000〜9999の合計1万通りの組み合わせから構成されています。
そのため、1万通りすべての組み合わせを試すことができれば確実にキーボックスを開けることができるのです。
膨大な時間がかかりそうですが、休憩時間を含めても5時間〜7時間ほどですべての組み合わせを試すことができることが多いため、設定した暗証番号にもよりますが、3時間〜5時間ほどあれば暗証番号に辿り着くことができるでしょう。
ただし、無駄な時間なことには変わりありませんので、どうしても費用をかけたくない場合やすぐにでも開けなくてはいけずに業者に依頼している時間がないという場合に検討することがおすすめです。
2.ツルを持ち上げながらダイヤルを回す
ツルとダイヤルが連動しているキーボックスの場合、噛み合わせが原因で暗証番号が合っていても開かない場合があるため、ツルを持ち上げながらダイヤルを回すと開けられることがあります。
また、ツルを引っ張りながらダイヤルを回すと設定した番号のところで他とは異なる感触があるため、暗証番号が分からなくなってしまったときにも効果的な方法です。
3.ツルを破壊する
ツルと連動しているキーボックスの場合、ツルを切断するとキーボックスを開けられる場合があります。
ツルを切断するとキーボックスとして使用できなくなってしまうため最終手段にはなりますが、キーボックス全体を破壊するよりも難易度が低く、試す価値はあるでしょう。
ただし、ツルと連動していないキーボックスの場合はツルだけを切断しても意味がないため、キーボックス全体を破壊する必要がありますが、キーボックスは破壊されないことを前提に作られているため、破壊するときに部品が飛び散ってしまったり、破片によってケガをしてしまう恐れがあるため、防具などを用意できない場合にはおすすめできません。
4.鍵の専門業者に依頼する
キーボックスの暗証番号が分からなくなってしまった場合は、鍵の専門業者に依頼すると安心です。
ここまでお伝えしたとおり、キーボックスの暗証番号が分からなくなってしまったり、故障などで開かなくなってしまった場合の対処は非常に面倒かつ時間がかかってしまうため、自分で行うのは骨が折れる作業になってしまいます。
しかし、専門業者であれば15分〜30分ほどで解錠できることも多く、どうしても開かない場合には破壊して開けてもらうことも可能です。
数千円〜10,000円ほどの費用はかかってしまいますが、自分で開ける手間と時間を考えれば相応の費用と言えるでしょう。
まとめ
本記事では、キーボックスが開かない原因と解決策について詳しく解説しました。
キーボックスは開かなくなってしまうトラブルが多いため、まずは暗証番号を忘れないことや必要以上の鍵を収納しないことを徹底して、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。
そのうえで開かなくなってしまった場合は、まず自分でできる解決策を実践してみて、開かなそうであれば専門業者に依頼するとスムーズにトラブルを解決できるはずです。
ぜひ本記事を参考にしてキーボックスが開かないトラブルに対処してみてください。