春先になってくると網戸の設置や修理・交換を検討される方が増えて来ます。室内への換気を行う上で虫が家に中に入ってくるのを防ぐのは網戸の主な役割です。最近では花粉の侵入防止や網戸にしていても部屋の中が見えずらい網戸など機能面での進化も進んでいます。
本日は玄関引き戸にプリーツ網戸を設置した事例と共に、そのポイントと注意点についてもお伝えしたいと思います。
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玄関引き戸にプリーツ網戸を設置した現場写真
まずは、玄関引き戸にプリーツ網戸を取り付けている実際の現場写真をご覧ください。
工事前の写真です。もともとこちらのお客様は、春先から秋に向けて網戸が必要になると写真にある様なパネル網戸を設置して換気をされていた様です。網戸用のレールは無く必要な時だけ立て掛けて虫の侵入を防がれていたと仰ってました。新にレールを取付けて網戸設置を・・という事も検討されていた様ですが、横引きのプリーツ網戸をお知りになったらしく、プリーツ網戸を取付けて欲しいとのご要望です。
早速引き戸を外して工事を行っていきます。
網戸のレールがある場所に新しい網戸を”パッ”と取付けるだけなら調整も入れて5分で終わります。またドアの室内側にプリーツ網戸を取り付ける場合も取付スペースさえ確保できていれば40~50分で終わる工事です。今回は2枚建ての引き戸なのでプリーツ網戸を取り付ける枠から設置する必要があります。作業開始から終了まで4~5時間工事となります。
最終的な仕上がりは下の写真の様になりました。
都度建て付けるパネル網戸よりは備付けなので操作が全然らくちんです。開口額縁もブラック系で塗装を施しましたので引き戸の色味とも調和して、全体的に落ち着いた仕上がりになりました。
玄関引き戸にプリーツ網戸取り付けを行うポイント
プリーツ網戸はドアタイプの網戸として活用されるケースが多い商品ですが、今回の様に玄関引き戸で取付ける事も可能です。ここでは今回工事を行った2枚建ての引き違い引き戸を前提にポイントとなる部分をお伝えしたいと思います。
ポイントは主に2つです。。
1.網戸を取り付ける部分に枠を回す
2枚建ての引き違いの場合、左右どちらかの引き戸みので出入りを行っている方が大半と思います。筆者の自宅も玄関は和風の引き戸ですが、外から入る時は向かって右側。こちら側の引き戸オンリーで出入りしており、左側は施錠しっぱなしです。通常、外から入る時、向かって右側の引き戸の方が、左側よりも外側にあると思います。そちら側にプリーツ網戸を設置する事になります。設置する側の室内にプリーツ網戸取り付けの為の枠を回します。(上記写真の感じです)
床を除いた3方に木やアルミの角材を取付けます。開口中央の方立(ほうだて)は固定しずらいので下部にはL字アンカーを取付けてガッチリ固定して行きます。
開口額縁を造作しこの部分にプリーツ網戸を取り付けます。
2.召し合わせ錠をかわす
プリーツ網戸のサイズを決める時に織り込んでおかなくてはいけないポイントです。方立をど真ん中設置してしまうと、召し合わせ錠を操作できなくなる可能性があります。そのため、プリーツ網戸のサイズはやや広めにとって、召し合わせ錠に干渉しない部分で調整した方が良いです。
玄関引き戸にプリーツ網戸を設置する時の注意点
玄関引き戸のプリーツ網戸を設置する場合、気をつけておきたい点についてお伝えいたします。
1.一方の引き戸が使いづらくなる
2枚建ての場合、召し合わせ錠も考慮して広めに網戸を設置しますので、逆側の引き戸が使いづらくなります。そもそも殆ど使っていないというケースでは問題になりませんが、大きな荷物を搬入する場所が玄関に限られている場合など注意する必要があります。
2.簡単に取り外せない
一旦取付けたプリーツ網戸枠や開口額縁は、簡単に外れない様にシッカリ設置されています。中身の網の部分は取り外して洗浄できるタイプの商品もありますが回りの部分が容易に外せなくなるのでご注意下さい。
3.網が破れると枠ごと交換
プリーツ網戸は網が破れてしまうと、パネル網戸の様に網戸屋さんに網の張り替えを行ってもらう事ができません。網の破れは原則枠ごと全体取替となります。玄関は家族の方が出入りする場所なので不注意で網が破れるリスクも高まります。特にペットがいるご家庭の方はペットが引っ掻いたりしないか注意する必要が高まります。
まとめ
今回は、玄関引き違にプリーツ網戸を設置するケースについて具体的な現場写真や取り付けポイント、さらに注意点を考えてみました。パネル網戸と比べて今風のプリーツ網戸を設置するとお洒落でモダンな印象となります。注意点もしっかりご理解して頂いた上でご検討して見て下さい。取付はサッシ屋さんで対応できると思います。