水道修理

止水栓はどこにある?各種類(元栓、トイレ、蛇口、洗面)戸建て、マンションについても紹介

水道の水漏れは一刻も早く修理したいという意識が働きます。何故なら、水がジャージャーと漏れている状態で”のんびり”とコーヒーでも飲んで次の行動を冷静に考える事の出来る人は、その業者の方か、余程のメンタリストだと思います。

「やばい!早く水道屋さんに来てもらわなければ・・・焦る・・・焦るな、変な所の修理を依頼したら高額請求されるかも・・・でも早く水漏れを修理しなくてはヤバいかも・・」

この様な心理状態になる方が普通です。

要は水がジャージャー出て止まらないので焦る訳です。そこで、一旦止水全を回して水道の水漏れをストップしてしまえばどうでしょうか?

そこまで焦らずにコーヒーでも飲みながら、スマホで地元の水道業者を検索できる余裕が生まれます。

本日は、急な水漏れの時に焦らずにいられる様に、水道の止水栓をテーマに記事を書いてみました。何かの参考にして頂ければと思います。

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止水栓はどこにあるのか?

水道の止水栓はどの様な場所に設置されているのかご存じでしょうか?

家全体を止める止水栓は水量計と一緒にメーターBOXに収納されている事が多いです。

戸建て住宅の場合

家全体の水を止める水道メーターは戸建ての場合とマンション、アパートの場合では設置されている場所が違ってきます。

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戸建て住宅では上の写真の様なBOXの中に水量計と止水栓が一緒になっています。良くある場所は

・玄関門扉の付近

・玄関ポーチの横

・駐車場内

・庭のどこか

水量計は水道の検針の方が定期的に見に来ますので玄関先のどこかにある事が多いです。家の奥まった所にあると事は稀ですが、無いとは言えません。以前、筆者が水道修理で伺ったお客様のお宅では、玄関と真裏の庭にありました。

まずは、この水道メーターを探してバルブを時計回り、つまり右側に回す事で、家全体の水が止まります。

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マンションやアパートの場合

マンションの止水栓は玄関横のパイプスペースに各給排水や給湯設備と一緒に設置されている事が多いです。下の写真の様な場所です。

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バルブタイプはやはり時計回り(右方向)に回して行くと止水します。レバータイプの物もあり、止水と書いてある事もあります。現在の方法から90度捻ると止水されるはずです。

アパートの止水栓は下の写真の様に各個のメーターBOXが並んで1階の階段付近や駐車場に設置されているか、マンションの様に各部屋の隣のパイプスペースにある事が多いです。

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自分の部屋の止水栓が分からなければ勝手に他人の部屋の止水栓を止めてはいけません。BOXの蓋の内側などに部屋番号が書かれている時は、その水量計が回っている(水が通水している状態では水量が増え続けていますので、コマが回っているか数値が上昇しています)事を確認し、バルブを閉じて、自分の部屋の水漏れが止まったかを確認しましょう。もしも、バルブを閉めたにも関わらず水漏れが止まらないのであれば違う部屋の止水栓の可能性もありますので、速やかにまたバルブを開いて通水しましょう。

止水栓の種類

家全体的の止水をする場合は、前述したメーターBOXの止水栓を止めて下さい。これで一時的にはトラブル解決です。

ただ、家全体の水を止めてしまうと、水道業者が来る迄、何も水回りの事が出来なくなります。夕飯の支度やトイレ、一切の水回りの事が出来ないのは困る。この様にお感じの方は、室内の各水回りに設置されているトラブルの原因となっている箇所の止水栓のみ止めて、水道業者が来るのを待つと言うプランは如何でしょうか?

トイレの止水栓

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トイレの止水栓は写真の様に床から出ているパターンと、壁から出ているパターンがあります。どちらも操作方法は同じです。緑の四角で囲った部分を操作します。

マイナスドライバーがハマる様になっていますので、マイナスドライバーを挿して時計回り(右方向)に回すと水が止まります。あまり力ずくで作業を行うと根本が折れてしまう事がありますので加減をしながら作業を行って下さい。

ハンドルタイプの場合は同様に時計回り(右方向)で止水出来ます。

蛇口の止水栓

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写真は浴室の蛇口になりますが、キッチンの蛇口でも、シングルレバーやハンドルタイプ問わず、四角で囲った部分が蛇口の止水栓になります。水側、お湯側それぞれにありますので、この部分にマイナスドライバーを挿して時計回り(右方向)に回すと水漏れは止まります。

洗面台の止水栓

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洗面所の場合は収納スペースの奥に止水栓がある場合が多いです。写真の様に水とお湯の止水栓が壁から出ているか、場合により床から立ち上がっています。トイレの場合と同じになりますが、マイナスドライバーで回す対応と、写真の様にハンドルで回すタイプがありますのが、どちらも同じ止水栓となります。

水道の止水栓が直ぐに使える様にチェックしておくべき事

各、場所の止水栓を見て行きましたが、1つお伝えしておきたい事があります。私ども水道修理業者もたまに困った事になるのですが、止水栓はあるものの直ぐには使用出来ない状態だという事があるのです。

各、トイレ、蛇口、洗面の止水栓が固着して動かない場合はまだ良いのですが、元栓と言われる水道メーターの止水栓が固くて動かない事や、しっかり閉めているにも関わらず水が止まらないなどのケースです。

水道業者であればどうにか対応は出来ますが、素人の方で今すぐに止水をしたい方ではかなり困った事態になります。そうならない為にも、日常的に止水栓がスムーズに使用出来るかのチェックはしておきたいものです。

せっかく当記事をお読み頂きましたので、出来ましたら一度止水栓の状態を確認されて見てはいかがでしょうか?

まとめ

本日は、急な水漏れでも余裕をもって行動出来る様に止水栓の設置場所や使用方法と日常的に点検の必要性について考えてみました。

頃ばね先の杖後悔後に立たず、等のコトワザもありますので自宅の止水栓も確認してみて下さいね。