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後付けレールで網戸を取付けるデメリットやトラブルとは。別の方法も検討の余地あり!

網戸の活用シーズンになると「網が破れているので修理をしたい。」「網戸の動きが悪いの見て欲しい」「引っ越し先に網戸がないので網戸を取付けて欲しい」この様なお問合せが増えてきます。毎年3月頃から10月ぐらいまでは月間30~60件ほど網戸案件の現場対応を行っています。

中には「網戸を取付けたいのですが網戸のレールが見当たらないです。素人なのでわからないのか?一度見て頂けませんか?」と、網戸レールの確認から行う事もあります。網戸のレールは後付けできる場合もありますが技術が未熟な職人が行うとあとあとトラブルに繋がる事もあります。

またDIYで後付け網戸レールを取付けされる方でも「しまった!そうなるか!?」と後悔される不具合も発生します。本日の記事では後々後悔しない様に、後付けレールで網戸を取付けた時のデメリットと、後付けレール以外の代替案について説明しています。参考にして頂ければ幸いです。

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後付け網戸レールとは?

後付け網戸レールとは、網戸がない状態で、網戸を取付けようと思っても、網戸用レールが無いので後から取付ける網戸用レールの事を指します。

通常だとサッシの一部分に網戸用レールが元からついていますので後付けする必要はありません。戸建て住宅用のサッシは網戸レールが元からついているのが一般的です。

一方でビルや団地などの窓はビル用サッシというジャンルになるので網戸用のレールが備わっていない事も普通にあります。この様な窓の外側にパネル網戸を設置したい場合は網戸用レールを後付けで取付ける工事が必要です。

後付け網戸レールはどんなケースでも取付出来る?

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後付け網戸レールはどんなケースでも取付けられるとは限りません。基本的には窓の外側で作業できる環境でなくては難しい事が多いです。

つまり室内側から後付けレールの取り付けを行うのは少々困難だと言う事です。

さらに取付を行う面が90度に立ち上がっていないと厳しいです。水切り部分なので斜めになっている部分にレールを取付ける事は原則不可です。

また取付ける部分の素材も重要です。コンクリートやアルミなど固定ビスがしっかりと噛む素材の必要があります。

後付けレールで網戸を取付けるデメリットやトラブル

プロの職人に後付けレールを取付けてもらえればトラブルは少ないですが、稀に以下の様なデメリットやトラブルに見舞われる事があります。DIYで取付ける場合や、便利屋さんなど専門業者以外に依頼する場合は十分に注意しましょう。

網戸が外れない・網戸のかかりが甘い

レールの取り付け位置と新しく作製する網戸の高さをしっかり計画する必要があります。網戸を作製する際の高さ(H)現調方法は、上下レールの内寸法+10mmです。この寸法通りにレールの位置と網戸の大きさを合わせる必要があります。この部分が大雑把だと、網戸を建て込む時にきつかったり、網戸が外れなくなる事があります。また逆に網戸とレールのかかりが甘く抜け落ちそうになるリスクが高まります。

網戸の動きが不安定になる

網戸レールの取り付け場所により網戸の動きが不安定になる事があります。

出幅の位置・・・まずは上下レールの出幅位置の正確性。網戸レールは上下に取付ける事が殆どですが、それぞれの出幅の位置が合っているかしっかりチェックしなければなりません。

取付部分の角度・・・取付け部分の角度は大切です。上部はほぼ直角になっている事が多いですが、下部レール取付位置は水切り等の関係で直角になっていない事もあります。後付けレールが垂直に立ち上がる様に、取付け部分の角度には十分に注意しなければなりません。

上記、2つのポイントがしっかりと押さえられていない場合、あとあとトラブルにつながる恐れがあります。

枠と網戸本体に隙間ができる

網戸を閉めた時に、網戸本体と枠に隙間が出来ない事が基本です。隙間ができてしまっては虫など入ってきて網戸を付ける意味が失われます。後付けレールを真っすぐに取付しないと網戸を建て付けた時に網戸本体と網戸枠との間に数ミリの隙間ができてしまいます。

レールが外れ落ちる

レールを固定する箇所は、コンクリートかアルミである事が多いです。コンクリート用ビスやタッピングビスでしっかり固定できますが、下地穴やアンカーがピッタリ合っていないと網戸を使っているうちにレールが外れ落ちる危険性が高まります。

後付け網戸レール以外の代替案

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後付け網戸レールの取り付けは網戸屋さんの中でも「当社は後付け網戸レール取付は行っていない。網戸作製や商品をお出しする事は出来ますけど・・」この様に対応してくれない業者も結構います。

どちらかと言うとニッチな作業です。さらに先にご説明した様にデメリットやトラブルに繋がる要素も多々あります。後付けレールの取り付け以外に網戸を取付ける方法はないのでしょうか?

室内側に網戸を取付ける

状況により、プリーツ網戸やロール網戸と言われる室内に取付ける網戸に代替する事が可能です。室内側に取付ける網戸には専用枠が一緒に梱包されていますので、その枠を窓の手前、室内側に取付け、網戸本体を建て込む事で取付します。

メリット

プリーツ網戸やロール網戸のメリットは、なんと言っても賃貸・分譲問わず居住者の判断で取付できる事でしょう。ビルや団地など窓の外は共有部分になっていますので管理者への許可が必要です。

また、高層階など突風のリスクが高い場所へは外部に網戸を取付ける事を規制した事項も管理規約に盛り込まれている可能性も高いです。

一方、室内に取付ける網戸は居住者の裁量で設置が出来る為、規制される事は原則ありません。

デメリット

窓の手前に網戸が”バン”と存在しているので、少々圧迫感があるかもしれません。カーテンとの干渉があればカーテンの移動などデメリットとなります。

まとめ

本日は後付けの網戸レールについて取付けた後に後悔しない様にデメリットや、トラブルになりやすいケースを見てみました。

DIYで挑戦される方は、レールの取り付け位置や出幅、真っすぐに取付が出来ているか、など十分に注意して、あとあと不具合が生じない様にポイントを押さえて下さい。

また、網戸屋さんでは後付けレールを取付けしていないケースも多くありますので、その時はサッシ屋さんに相談して見ると良いでしょう。