2階のベランダ(バルコニー)に窓シャッターを取付けするべきかお悩みの方のいらっしゃると思います。ベランダ以外の腰高窓への窓シャッターに関しても同様です。
窓シャッターを取付けするのであれば新築時に取り付けた方が良いという意見がある一方で、後付け窓シャッターと言うリフォーム用の商品も存在しますので、急がなくてもよいのでは?と言うお考えも。
そこで本日は、2階のベランダに窓シャッターを取付けるべきなのかについて、その必要性と後付けで取付ける際に注意する点等をご説明して行きたいと思います。
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2階のベランダに窓シャッターを取付ける必要性
2階のベランダに窓シャッターを取付ける一番の理由は防災と言う用途になるのかと思われます。窓シャッターは防災と防犯の目的で設置される事が殆どですが、2階の階層なので防犯の必要性は比較的薄いと思われます。
防災をメインで必要性を考えると新築時に予算があるのであれば窓シャッターの取付けをする方が良いと思います。後から改めて業者を手配するよりも新築時の方が安く施工して頂ける可能性は高いです。
新築だと数千万円の金額が動いているので建築屋さんもサッシ屋さんに値引き交渉がしやすいです。これを後日と言う事になれば金額のボリュームが全然違ってきますので値引き額も思う通りに交渉がすすまないと思います。
ベランダ以外の窓も検討されるのであれば尚更、足場などの問題も出て来ますので、別日で依頼するよりも足場がかかっている新築時の方がお安く施工できると思われます。
必要性は感じているが予算などの兼ね合いもあり後でゆっくる考える。と仰る方は次の注意点も留意しておきましょう。
2階の窓に後付けで窓シャッターを取付ける注意点
新築時は一旦やめにして、また後々検討しよう。と思われている方に後付け窓シャッターを取付ける注意点をご説明します。
後になって「え!?そんな事知らなかった!」とならない様にご確認しておいて下さいね。
取付可能な窓サッシ周囲の寸法
まず、後付け窓シャッターを取付けする為には窓サッシ周囲に取付する為の有効スペースが必要となって来ます。新築時の窓シャッターとは違い窓の周囲にシャッターを取付けますので、シャッター枠を取付ける為のスペースが必要となるのです。
サッシメーカーなどによって異なりますが一般的な必要寸法を記載します。
出幅寸法
外壁からサッシが出っ張ている(飛び出している)部分の長さです。
43mm以内でなければなりません。
上下左右の取付けスペース
窓の上部に必要なスペース・・・230mm以上
窓の左右に必要なスペース・・・50mm
窓の下部分に必要なスペース・・・60mm
サッシメーカー各社この様な基準のスペースを確保しないと窓シャッターの取付け自体が出来ないのでご注意下さい。
障害になるものの確認
取付スペースとも関連してきますが、極力障害になる可能性があるものは新築の段階で回避する様に施工を依頼した方がよいでしょう。「後々の窓シャッターを設置するかもしれませんので」と伝えると建築会社の方の配慮してくれるでしょう。
エアコンホース
エアコンの室外機へと繋がっているホースは窓の際を這わせる事も珍しくありません。見た目を考慮して出来るだけ綺麗に仕上がる様に電気屋さんが施工してくれますが、窓回りにエアコンホースがあると窓シャッターの取付けの障害になってしまいます。
ベランダ物干し
ベランダ物干しは窓と反対側に取り付けられる事が多いですが、中には窓枠周辺に取り付けられる事もあります。窓周辺には何も障害となる物が無いように計画をしていきましょう。
足場が必要となる事も
ベランダに取り付ける際は、足場があるので問題ありません。ただ腰高窓(中窓)に窓シャッターを取付ける場合は、足場が無い事が殆どですので、別途足場となるものが必要です。
候補としては、単管で組む通常の足場、高所作業車、ハシゴ、と3つ程イメージできますが、シャッターは意外と重たいので流石にハシゴで作業をしてくれる業者はいないと思いますので、通常の足場を組むか、高所作業車を手配する事になります。
費用にして10万円程度かかるかと思います。
まとめ
本日は「2階のベランダや窓に窓シャッターを取付ける」と言うテーマで色々と説明をして行きました。新築で取付ける方がコスト面でも安く納まりそうですが、後々考えたいという方へは後付け窓シャッターの取付スペースの確保や足場によるコスト増も予め計画に入れておくとよいでしょう。