玄関網戸について、このような悩みはありませんか?
「そもそも玄関網戸に防犯対策は必要?」
「防犯性能の高い玄関網戸は?」
「防犯性能の高い網戸にするメリットや注意点を知りたい」
玄関を開けることで室内の風通しを良くすることができますが、防犯対策なしに玄関ドアを全開にしてしまうと防犯上のリスクが伴います。
とはいえ、チェーンを付けたまま玄関を開けても十分に換気できませんよね。
本記事では、玄関網戸の防犯対策の重要性や防犯性能の高い網戸について詳しく解説します。
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玄関網戸は防犯対策になるのか?
結論から申し上げますと、玄関網戸の中には防犯機能が備わっているものとそうでないものがあります。
玄関ドアに設置できる網戸の種類は窓サッシに比べると少ないですが、大きく分けて施錠できるものとそうでないものに分けられます。
施錠できない玄関網戸については、窓サッシの網戸と同じようにスライドすれば簡単に開けることができるため防犯性能は皆無ですが、施錠できる鍵付きの玄関ドアであれば空気の入れ替えをしながら防犯性能を高めることができるのです。
玄関網戸で防犯対策する重要性
室内の換気効率を高めるために玄関を全開にして換気する場合も多いですが、防犯上で大きなリスクが伴います。
まず防犯性能の無い玄関網戸もしくは網戸なしで玄関を全開にして換気してしまうと、簡単に空き巣に侵入されてしまうリスクがあります。
ほかにも、透明性の高い玄関網戸を使用している場合、室内の構造が外から丸見えになってしまうため、空き巣の下調べをしやすくしてしまうのです。
警視庁が発表したデータによると、空き巣の被害の侵入経路としてもっとも多かったのが「無締まり」となっており、その割合は60%となっています。
つまり、玄関を施錠していない状態で放置することは防犯上で大きなリスクが伴うのです。
参照
住宅への侵入窃盗は侵入手段の48.1%が「無締り」です。
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/jokyo/hanzai.files/tokyo.pdf
防犯性能の高い玄関網戸
防犯性能の高い玄関網戸と言われているのは、主に鍵付きのルーバータイプの網戸です。
ルーバータイプの玄関網戸はステンレスやアルミで作られているため、一般的な網戸に比べてかなりの強度があるため、鍵をかけていれば簡単に破られることはありません。
(上記画像:セイキ販売 リリーブは「金属製パネル採用、網破れの心配ゼロ」が特徴です)
ルーバータイプの玄関網戸は玄関に設置する網戸の中で人気であることから、各メーカーが販売しており種類も豊富にあるため、好みのデザインや色を探しやすい傾向にあります。
また、玄関のサイズに合わせてオーダーメイドできるため、一般的な規格の玄関ドアでない場合でも対応しやすいことも特徴です。
防犯性能の高い玄関ドアを使用するメリット
防犯性能の高い玄関ドアを使用するメリットは以下の通りです。
- 安心して換気できる
- 採光量を調整できる
- 外からの視界を遮ることができる
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
1.安心して換気できる
先ほどもお伝えしたとおり、鍵付きのルーバータイプの玄関網戸は防犯性が高いため、多少目を離していても問題なく、安心して換気することができます。
2.採光量を調整できる
鍵付きのルーバータイプの玄関網戸についているルーバーの角度を調整することで、採光量を調整することができます。
そのため、直射日光が当たる時間帯は室内に太陽光が入ってくるのを防ぐことも可能です。
3.外からの視界を遮ることができる
鍵付きのルーバータイプの玄関網戸のルーバーを調整することで、外からの視界を遮ることができます。
防犯性能の高い玄関網戸を使用するときの注意点
防犯性能の高い玄関網戸を使用するときの注意点は以下の通りです。
- ルーバータイプでも防犯性に優れていない場合もある
- 夜間に玄関網戸だけにするのは防犯上リスクがある
- 玄関網戸の中では費用相場が高い
それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。
1.ルーバータイプでも防犯性に優れていない場合もある
鍵付きのルーバータイプの玄関網戸の中には、防犯性に優れていない製品もあります。
鍵付きのルーバータイプの玄関網戸では、防犯性の高い鍵が使用されている場合もあれば、簡易的な鍵しか取り付けられていない場合があります。
製品の詳細を見れば防犯性の高さに触れられていることが多いため、必ず確認するようにするとともに、分からない場合はメーカーに問い合わせたり、業者に相談すると安心です。
たとえば、YKKapの「中折網戸(NHM型)」という玄関網戸は鍵付きのルーバータイプですが、製品の説明には「ロックは簡易タイプのため、防犯性はありません。」と記載されている通り、防犯性の高い鍵はついていません。(参照:YKKap 「WEB CATALOG」)
2.夜間に玄関網戸だけにするのは防犯上リスクがある
鍵付きのルーバータイプの玄関網戸は防犯性の高い製品も多いですが、玄関ドアに比べると防犯性が低いため、寝ている間に網戸だけにしていたり、外出中に網戸だけにしておくことは防犯上のリスクがあります。
というのも、鍵付きのルーバータイプの玄関網戸はピッキングなどによって解錠されなくても、ルーバー本体が破壊される危険性もあるからです。
玄関ドアを壊そうとするためには相当な工具や時間が必要となるため、空き巣が玄関ドアを破壊して侵入しようと考えることはほとんどありませんが、ルーバータイプの網戸であれば本体を破壊することは比較的容易です。
そのため、日常的に鍵付きのルーバータイプの玄関網戸だけにしている場合、空き巣から狙われるリスクも高くなってしまいます。
そのため、防犯性が高いからといって長時間鍵付きのルーバータイプの玄関網戸だけにしないようにすることが大切です。
3.玄関網戸の中では費用相場が高い
アコーディオンタイプやロールタイプなど、玄関に設置できる簡易的な網戸の設置にかかる費用相場は数万円ほどの場合も多いですが、鍵付きのルーバータイプの玄関網戸を設置するための費用相場は15万円〜20万円ほどと高額になることも多いです。
機能の面から考えると決して高すぎる金額ではありませんが、網戸だけ設置したいという方にとっては高額に感じることもあるでしょう。
そのため、玄関網戸を長時間利用するという方は鍵付きのルーバータイプの玄関網戸、短時間しか玄関網戸を使用しないという方は簡易的な網戸を検討することがおすすめです。
まとめ
本記事では、玄関網戸の防犯対策の重要性や防犯性能の高い網戸について詳しく解説しました。
鍵付きのルーバータイプの玄関網戸は防犯性能の優れた網戸となるため、日常的に玄関を全開にして換気している方には非常におすすめです。
ただし、鍵付きだからといって防犯性能に優れているというわけではありませんので、しっかりと製品の概要を確認して、高い防犯性能が備わっているかどうかを確認しましょう。
また、鍵付きのルーバータイプの玄関網戸は大きなメリットがある一方で費用相場が高いことなどにも注意する必要があるため、しっかりと検討する必要があります。
ぜひ本記事を参考にして、防犯性能の高い玄関網戸に交換してみてはいかがでしょうか。