
通気性や採光性にも優れており、住宅の雨戸として人気を集めている「ルーバー雨戸」ですが、実際に設置して後悔したという方もいますので、設置を検討している方はデメリットも理解することが大切です。
ルーバー網戸には意外なメリットもありますので、しっかりと理解していないとルーバー網戸のメリットがデメリットになってしまうことも考えられます。
本記事では、ルーバー雨戸のメリット・デメリット・後悔しやすいポイントについて詳しく紹介します。
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そもそもルーバー雨戸とは?

ルーバー雨戸とは、細い羽板をブラインド状に並べた雨戸のことを指します。
一般的な雨戸やシャッターは閉めてしまうと採光性も通気性もありませんが、ルーバー雨戸はブラインドを調節することで採光性や通気性を保ったまま使用することができるのです。
ルーバー雨戸のデメリット
ルーバー雨戸のデメリットは以下のとおりです。
- 設置コストが高くなりやすい
- 断熱性が低い
- 完全に遮光できない
- 防犯性が低い
- 掃除する手間がかかる
- 修理頻度が高くなりやすい
それぞれのデメリットについて、詳しく紹介します。
①設置コストが高くなりやすい
ルーバー雨戸の設置費用相場は10万円〜30万円と、一般的な雨戸に比べると設置費用が高額になりやすいです。
一般的な雨戸の設置費用は〜10万円ほどとなりますので、機能性を比較して設置コストを支払う価値があるかを判断することが必要となります。
とはいえ、ルーバー雨戸にはアルミ製・樹脂製・木製といくつかの素材があり、素材によってもコストが異なりますので、安いルーバー雨戸を選ぶことも可能です。
②断熱性が低い
ルーバー雨戸はブラインド状になっているため、締め切っても小さなスキマから空気が入ってきてしまい、一般的な雨戸やシャッターと比べると断熱性が低いことがデメリットです。
窓を中心として開口部から温度の出入りが行われるため、窓周辺の断熱性が低いと夏は暑く、冬は寒くなりやすく、さらにエアコンなどの空調が効きにくくなるというデメリットもあります。
また、ルーバー雨戸の断熱性が低い理由は気密性が低いこととなり、気密性が低いと防音性も低くなってしまうため、外からの騒音が気になったり、室内の声が外に漏れやすくなる可能性もあります。
③完全に遮光できない
ルーバー雨戸を締め切っていても、ブラインドのスキマからごく少量の太陽光が入ってきてしまうことがあるため、完全に遮光することが難しい場合があります。
気になることは少ないですが、寝室などに設置する場合は注意するといいでしょう。
④防犯性が低い
ルーバー雨戸には鍵が付いていることが多いですが、ルーバー自体の強度がそれほど強くないため、一般的な雨戸やシャッターに比べると簡単に破壊されてしまうリスクがあります。
そのため、ルーバー雨戸を設置する場合は窓の防犯性能を高めたり、ルーバー雨戸周辺の防犯対策をしっかりと行う必要があります。
⑤掃除する手間がかかる
ルーバー雨戸はルーバーが1枚1枚分かれているため、掃除する手間がかかりやすいこともデメリットです。
シャワーなどで全体を洗い流す程度のお手入れであれば簡単に行えますが、汚れがひどい場合や水で流れないような汚れを落とすときは1枚1枚掃除する必要があるため、面倒に感じる方も多いでしょう。
⑥修理頻度が高くなりやすい
ルーバー雨戸はルーバーが壊れたときに1枚ごとに修理できるため、修理費用自体は一般的な雨戸に比べると安くなりやすいですが、頻度が高くなりやすいことがデメリットです。
1回あたり修理費用は抑えられても、頻度が高いと業者に依頼するときの出張費用や作業量などが都度発生するため、総合的な費用は割高になってしまう可能性もあります。
ルーバー雨戸が壊れやすいというわけではありませんが、壊れたときの修理についても考えておくといいでしょう。
ルーバー雨戸のメリットも知っておこう!

ルーバー雨戸のメリットは以下のとおりです。
- 換気しやすい
- 換気時に外の視線が気にならない
- 修理費用が安く済みやすい
- 採光しやすい
それぞれのメリットについて詳しく紹介します。
①換気しやすい
ルーバー雨戸は非常に換気しやすいように設計されているため、換気を頻繁に行う方にとっては大きなメリットとなります。
ルーバーを調整することで風の量を調整できますし、雨の日でも雨の侵入を防ぎながら換気することができます。
②換気時に外の視線が気にならない
ルーバー雨戸はルーバーの角度を調整できるため、外からの視線を遮りながら換気することができます。
窓の目の前が人通りの多い道だったり、お隣さんのリビング窓と面しているなど、換気しにくい場所もありますが、ルーバー雨戸であれば昼も夜も外を気にすることなく換気することができるのです。
また、外から見えないくらいに調整すれば家のなかが丸見えになってしまう夜間の換気であっても部屋の明かりをつけたまま換気し続けることができます。
このようにプライバシーを保護しやすい設計から、プライバシーを守りつつ24時間換気していたい場所に設置されることも多いのです。
④採光しやすい
ルーバー雨戸はルーバーを調整することによって採光量を調整できるため、常に好みの採光量に調節することができます。
日当たりが良すぎる場所は家具や床などが紫外線によって日焼けしてしまうこともありますので、日当たりのいい場所にルーバー雨戸を設置するとメリットを感じやすいでしょう。
ルーバー雨戸のデメリットに関するよくある質問

ルーバー雨戸のデメリットに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.ルーバー雨戸とエコ雨戸の違いはなんですか?
エコ雨戸は、不二サッシが展開するエコシリーズの雨戸のひとつです。
”雨戸にブラインドのように調節できる羽板状のルーバーが取り付けられているため雨戸を閉めた状態でも風や光を部屋に取り込める”という商品説明がされているため、一般的な通風雨戸(ルーバー雨戸)と機能性には変わりがないことがわかります。
つまり、不二サッシではルーバー雨戸のことを「エコ雨戸」と呼んでいるのです。
Q2.ルーバー雨戸の設置は大変ですか?
ルーバー雨戸は既存の雨戸を取り替えるだけで設置することができるため、大掛かりな工事は必要なく、通常1時間〜2時間ほどで設置することができます。
ただし、設置する場所によってはさらに時間がかかる場合もありますので、短時間で設置して欲しい方は業者に相談するといいでしょう。
まとめ
本記事では、ルーバー雨戸のメリット・デメリット・後悔しやすいポイントについて詳しく紹介しました。
ルーバー雨戸には多くのメリットもありますが、デメリットも存在するため、ご自宅でどのような雨戸の使い方をするのか明確にしてから雨戸の種類を選ぶと後悔なく選ぶことができるでしょう。
ぜひ本記事を参考にして、ルーバー雨戸のデメリットについてチェックしてみてください。