玄関引き戸が古くなったので交換リフォームを検討している方向けの記事内容になります。実際の現場写真を掲載していますので、ご自宅の玄関交換を具体的にイメージしながらご覧頂ければ幸いです。
もっとも、玄関引き戸はサッシメーカー各社デザインや機能なども色々とラインナップがありますが今回掲載している玄関引き戸はLIXIL製の菩提樹(ぼだいじゅ)と言う商品になりますのでご了承下さい。
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玄関引き戸交換の作業工程
それでは早速、引き戸交換の作業工程から見て行きましょう。
前提として、サッシ業者によって工事内容や仕上がりなどは変わる事もありますので、記事をご覧の方が実際に地元のサッシ屋さんに工事を依頼する際は、十分に打合せを行った上で工事を依頼して下さいね。
今回の工事は、欄間付きの玄関で欄間はそのまま使用する方向で施工を行って参ります。
<施工前の玄関>
どこにでもありそうな玄関引き戸ですね。築年数は25年~30年と仰っていました。まずは引き戸部分を取り外してサッシ枠や下部レールを撤去して行きます。
この手の玄関引き戸はカバー工法の様に既存のサッシを残す事はせず古いサッシは全撤去です。
サッシ枠は釘やネジで固定されている事が一般的です。釘抜きやバールを利用しながら捏ねたり引いたりし既存のサッシ枠を取り外します。
続いてレール部分を取り外します。新しい引き戸レールを取付ける為に下部の調整を行います。床面フラットにレールを設置するので細やかな調整は必要です。
回りの枠を全て取り外したら続いて新規引き戸枠を取付けていきます。
レール部分にはモルタルを充填し慎重にレベルを合わせて行きます。もちろん他の部分のサッシ枠も倒れや傾きがないか見ながら作業を進めます。が、意外に住宅の開口部分は微妙な傾きが見られる事もあり、スペーサーを活用して隙間を埋めながら垂直に枠を取り付けます。
サッシ枠と開口額縁の木の間に挟まっている白っぽいモノがスペーサーです。不要な部分は後でカットして見た目は綺麗に仕上がるのでご安心下さい。プラスチック素材(ポリプロピレン)なので丈夫で長持ちです。
枠の取付が済みましたら次は引き戸本体(障子)を建て込みます。格子や取手、召し合わせ錠などは別で取付けなければなりません。もちろん、ガラスと障子枠も別々なので業者が組み立ててこの様な状態になっています。
玄関引き戸の格子はこの様な状態で取付けられています。格子の中身は空洞で、障子側にプラスチックの引っ掛けがありますので上下、中央の中桟全ての引っ掛けに取付けます。
障子の錠や召し合わせ錠の部分を取付けて本体障子部分の作業はあらかた終わりです。最終、サッシ回りのコーキングを行い隙間をしっかり埋めて行きます。
<施工後の玄関引き戸>
はい。工事完了です。LIXIL製玄関引き戸「菩提樹」取付ました。1枚目の写真を見比べて頂ければと思います。ま~劇的な変化はありませんが、格子が全体に入っているので防犯上も丈夫そうな印象ですね。また既存引き戸より暗めのカラーでシックで締って見える感じです。落ち着いた色で良かったと施主様も仰って下さいました。
玄関引き戸交換について
作業時間
玄関引き戸交換は1日工事で終わります。こちらの現場では朝9:30から工事をスタートして夕方17時過ぎに終わりました。途中休憩は1時間弱なので実働7時間程度でしょうか。
モルタルはある程度乾いていた感じで、コーキングは工事完了時点では乾いていませんでしたのでお施主様にご説明して触らないで頂く様にお願いしています。
騒音
大きな音と言えば電動工具でネジを締める時です。今回は下部のレールの撤去、手作業による斫りもありましたのでこちらの作業の時に騒音が発生しました。比較的田舎でしたので隣近所さんへのご挨拶も必要ない状況でしたが、住宅街などお隣さんと接している住宅の場合はトラブルを避ける意味でもご挨拶をしておいた方が無難かと思います。
ほこり
ほこりに関しては、レールの撤去や調整に時に一時的ではありますが発生しました。時間にして30分~1時間の間、断続的に発生しているイメージです。他の作業では殆ど埃が発生する事はありませんでした。
まとめ
玄関引き戸交換リフォームについてイメージしやすい様に写真付きでご紹介しました。玄関引き戸も2-30年も使用すると戸車の部分や錠の部分が悪くなります。一度交換しておけばまた永く使用できるので検討の余地は十分にあるのではないでしょうか。近くのサッシ屋さんが対応してくれますよ。