木製ドアの劣化についてこのようなお悩みはありませんか?
「やっぱり木製ドアは劣化しやすいの?」
「木製ドアが劣化してしまう原因は?」
「木製ドアの劣化を放置するとどうなる?」
木製ドアはアルミ製のドアに比べると劣化しやすいですが、短期間で経年劣化してしまうほど弱い素材ではなく、長期にわたって使用できるくらいの耐久力を持っている素材です。
しかし、木製ドアは一度劣化してしまうと劣化するスピードが早かったり、劣化する条件が整ってしまうと耐用年数よりも早く劣化が進んでしまうこともあるので注意が必要になります。
そこで、本記事では木製ドアについて劣化する原因や劣化を放置するデメリットをご紹介していきます。
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木製ドアは劣化しやすい特徴がある
玄関のドア本体や周辺の金具は非常に耐久性に優れている製品が使用されていますので、適切なメンテナンスをすることで長期にわたって使用し続けることができますが、木製ドアは玄関ドアの中でも耐久性が劣る素材となっています。
玄関ドアに使用される素材は「アルミ製」や「木製」、「マンションドア」、「引き戸タイプ」などに分けることができますが、それぞれの耐用年数は下記のように異なるのです。
玄関ドアの種類 | 耐用年数 |
アルミ製の玄関ドア | 20年〜30年ほど |
木製の玄関ドア | 15年〜20年ほど |
マンションの玄関ドア | 25年ほど |
引き戸タイプの玄関ドア | 3年〜4年ほど |
現在の住宅で一般的に使用されているアルミ製の玄関ドアと比べて5年〜10年ほど耐用年数が短いことがわかります。
つまり、木製ドアは劣化しやすい性質を持っているので、劣化が見られたら定期的にメンテナンスをする必要があるのです。
木製ドアが劣化する原因
木製ドアが劣化してしまう原因は下記の3つです。
・日光からの紫外線によるもの
・雨風によるもの
・人為的なキズによるもの
それぞれの原因について詳しくご紹介していきます。
1.日光からの紫外線によるもの
木製ドアは紫外線によって経年劣化が進んでしまいますので、日照時間が長くて直射日光があたりやすい南向きに木製ドアを設置している場合は特に注意が必要です。
また、あまり直射日光が当たらない場所に木製ドアを設置していたとしても、日光が地面に反射するなどして木製ドアは紫外線のダメージを受け続けることになりますので、常に日陰に木製ドアがある場合でも注意が必要になります。
2.雨風によるもの
木製ドアの経年劣化の原因は紫外線だけではなく、雨や風などによっても起こります。
特に、雨が地面に当たって跳ね返って木製ドアに当たることが多いので、多くの場合は木製ドアの下の方から劣化が進みます。
風の強い場所に住宅がある場合や、雨が降りやすい地域にお住まいの方は特に注意しましょう。
3.人為的なキズによるもの
木製ドアの表面には、ニスや玄関用シートなどのコーティングがされており、このコーティングによってある程度の紫外線や雨風などから木製玄関ドアを守ってくれますが、荷物を運び入れるときなどに表面に傷をつけてしまうとコーティングが剥がれてしまい、内側の木の部分が剥き出しになってしまいます。
剥き出しになった木の部分に紫外線や雨風が当たると、腐ってしまいドア本体が傷んでしまう原因になりますので注意しましょう。
木製ドアの劣化を放置するデメリット
木製ドアの劣化を放置するデメリットは下記の3つです。
・住宅の外観が損なわれる
・劣化する速度が速くなる
・ドア本体が使いものにならなくなる
それぞれのデメリットについて詳しくご紹介していきます。
1.住宅の外観が損なわれる
玄関は住宅の印象を決める重要な部分ですので、木製玄関ドアを劣化した状態で放置してしまうと住宅の外観が損なわれることはもちろん、招き入れる友人やお客さんにネガティブな印象を与えてしまいます。
住宅の顔ともいえる玄関は美しく保つことで外観が損なわれないだけではなく、お客さんからの印象も良くなるのでしっかりとメンテナンスをするようにしましょう。
2.劣化する速度が速くなる
木製ドアの劣化を放置してしまうと、劣化した部分から木製ドア全体に向けてどんどん劣化が進んでしまいます。
というのも、木製ドアの劣化が進んでしまうと、表面のコーティングが剥がれ、浮き出してしまいます。この状態はすでにコーティングとしての役割を果たせていない状態となっています。
この劣化は木製ドアの外側からではなく内側から劣化していくものですので、仮にほとんどのコーティングに問題ないとして、一部だけコーティングが機能していない状況であれば内側から劣化してしまいます。
3.ドア本体が使いものにならなくなる
木製ドアの劣化を放置してしまうと、劣化した部分の周辺にスキマができてしまい木製ドアを完全に閉めた状態でも風が入ってきてしまうことや、木製ドアの内部から劣化が進んでしまいドア全体が腐ってきてしまうなど、木製ドアとして使いものにならなくなってしまいます。
このように、玄関ドアとして機能しなくなった木製ドアを修理することは非常に難しく、修理する場合は木製ドアを自宅から取り外して工場に持ち込むなどの対処をすることが必要です。
つまり、木製ドアの劣化を放置してしまうとメンテナンスにかかる費用の数十倍の修理費用がかかってしまいますので、出来るだけ早い対処が必要になります。
まとめ
本記事では木製ドアについて劣化する原因や劣化を放置するデメリットをご紹介していきました。
木製ドアは表面に紫外線や雨風から守ってくれるコーティングがされていますので、通常10年ほどでは劣化しませんが、荷物の運び入れなどで人為的に傷を付けてしまったり、あまりにも雨風による影響を大きく受ける地域などであれば10年未満でも劣化が始まってしまうこともあります。
ただ、木製ドアの劣化は業者に依頼をすることで新しくコーティングをしてくれますので、劣化したときは迅速に対処することで木製ドアを長期にわたって使用し続けることができるのです。
ぜひ本記事を参考にして木製ドアの劣化の原因と放置するデメリットを理解して万が一のときには迅速に対処できるようにしてみてください。