屋根修理リフォーム

屋根の雨漏り放置は危険?修理費用の相場や保険適用の可否も解説!

今回は、屋根の雨漏りを修理する場合の費用について解説します。

どれだけ頑丈な屋根でも経年劣化はあり、何かのきっかけで破損するケースは多くあります。そのまま放置していると深刻な事態につながるため、早急な修理が必要です。

ただ、修理費用の面は多くの人が気にするところでしょう。保険が効くかどうかも重要なポイントになります。

本記事を読むことで、雨漏り放置の危険性や修理費用の相場、そして保険適用について知ることができます。ぜひ最後までご覧ください。

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屋根の雨漏りはなぜ起きるの?

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屋根材の耐久性は高く、雨が屋内に入り込まないような設計になっています。しかし、どのような屋根材にも経年劣化はあり、雨や風、紫外線によるダメージを受ける中で劣化していきます。結果として屋根材の浮きやズレが生じ、雨漏りが発生するケースが多いです。また、台風などの自然災害による突発的な雨漏りもあります。

屋根の雨漏りを放置するとどうなる?

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屋根の雨漏りは深刻な問題ですが、「わずかな雨漏りなら放置してもよいのでは?」と考える人も多いでしょう。では、実際に雨漏りが起きたとき、どのような問題が生じうるのでしょうか。具体的にご説明しましょう。

木材が腐敗するリスク

雨漏りによる大きな問題のひとつは、木材が腐ることです。木材は多くの住宅の建材として使われていますが、水に弱いという特徴があります。実際に雨水が浸入して建物内の木材が濡れた場合は、木材腐朽菌が繁殖し、結果として腐食が進んでしまいます。

建物を構成する木材が腐食することは大きな問題であり、最悪の場合は天井が落ちる可能性も考えられます。

害虫が発生するリスク

雨漏りが発生し、天井が湿気の多い状態になると、害虫の発生リスクが高くなります。湿気を好む厄介な害虫はシロアリであり、増殖すると大きな脅威になります。シロアリには湿った木材を食べるという習性があるため、そのまま放置していると住まいの木材がどんどん蝕まれます。重要な柱を含む木材が蝕まれれば、震災が起きたときに建物が倒壊するリスクも高くなるのです。

漏電・火災が発生するリスク

建物内に浸入した雨水が、電気ケーブルを覆う絶縁体の隙間に入り込んだ場合、漏電につながる可能性があります。漏電の発生によって懸念されるのは、電化製品が使えなくなることだけではありません。感電や火災につながる可能性もあります。厄介な点は、漏れている電気そのものは目に見えないことです。少し家電の調子が悪いくらいでは漏電だとわからず、気づいたときには火災が起きていたというケースも考えられます。

健康被害につながるリスク

雨漏りの二次被害により、健康面の問題も懸念されます。屋根から雨漏りが浸入し、建物の湿度が上昇した場合、カビの発生リスクが高くなります。カビは一見大したことないようですが、アレルギー症状につながるケースもあります。一度症状が出てしまうと、カビをきれいに取り除かない限り問題解決にならないため、極めて深刻と言えるでしょう。

雨漏り修理の費用はどのくらい?

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雨漏りが発生した場合は、速やかに修理を依頼しましょう。修理の費用は、屋根の状態や雨漏りの範囲によって異なります。

小さな範囲の雨漏りだった場合は、5万円~20万円程度が費用相場になります。やや広い範囲で雨漏りが発生している場合は、30万円~50万円程度かかるケースも多いです。また、全体的に屋根が傷んでいて、屋根ごと交換するような必要性が生じている場合には、100万円以上の費用がかかります。

もちろん、雨漏りによって建物内の木材が大きくダメージを受けていた場合、補修のための費用が追加で必要になることも踏まえておきましょう。

雨漏りを放置が長引くことの影響は非常に大きいため、費用を抑えるためにも早めの対処が必要になります。

雨漏り修理に保険は適用できるの?

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雨漏りの修理費用で気になるポイントは、保険が適用できるかという点です。雨漏りと保険はあまり関係なさそうに思えますが、実際には大きく関係しており、適用されるケースも多くあります。そこで、どのような保険が適用されるかという点や、適用の条件などを具体的に解説しましょう。

火災保険が適用される可能性あり!

雨漏りでは、火災保険が適用される可能性があります。ただし、どのような条件下でも保険がおりるわけではありません。一般的には、「自然災害」によって雨漏りが発生した場合に保険がおりることになります。そこで、具体例をいくつか挙げましょう。

◎台風や強風により、屋根瓦にズレが生じた場合

◎雹(ひょう)が降ったことによって屋根の一部が破損した場合

◎積雪による雪の重みで屋根の一部が破損した場合

上記のように、自然的な要因で雨漏りが発生した場合には、火災保険の対象となるケースが多いです。

一方で、自然的な要因だと認められない場合には保険がおりることはありません。単なる経年劣化が要因という場合には、全額自己負担となることが基本です。

補償内容をしっかりと確認しておこう

火災保険の内容は、すべての保険で同じではありません。どのようなプランになっているかはケースによって異なります。

たとえば、補償の内容に風災に関することが含まれていない場合には、強風が要因で雨漏りが発生したとしても保険がおりないことになります。そのため、まずは補償内容に目を通し、疑問点がある場合には保険会社に直接連絡してみましょう。

雨漏りの気配を感じたらすぐに調査を依頼すべき!

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雨漏りを放置していると、短期間のうちにいろいろな問題が起きてしまいます。大切なことは、雨漏りを発見した時点で早急に修理を依頼することです。雨漏りかどうかが定かではない場合も、一度業者に現場調査を依頼しましょう。多くの業者は、屋根の現場調査をするにあたって料金を取りません。調査~見積もりまでであれば無料で引き受けるというケースが多いため、気軽に依頼してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ご説明した内容を簡単にまとめましょう。

・屋根の雨漏りは屋根材の破損で発生するものであり、経年劣化などが主な原因

・雨漏りを放置した場合、木材の腐敗や害虫の発生をはじめとして多くの問題が起きる

・屋根の雨漏りを修理する際の費用相場は、5万円~30万円程度

・破損の程度が大きい場合は100万円を超えるケースもある

・火災保険の適用におけるポイントは、自然災害によって雨漏りが発生したかどうか

屋根はとても頑丈ですが、経年劣化にともない弱くなっていきます。たとえわずかな雨漏りでも、放置すればさまざまな問題につながります。建物の耐久力そのものが大きく低下することにもなりかねないため、怪しいと感じたらすぐに現場調査を依頼しましょう。

屋根修理の費用相場は安いケースで5万円程度ですが、雨漏りの状態次第では数十万円に膨れ上がることもあります。屋根材を交換するとなれば100万円以上になる可能性もあり、いずれにしても高い出費が懸念されます。

修理にあたって火災保険が適用されるケースはありますが、経年劣化によるものだと判断された場合は保険がおりません。自然災害だとしても100%おりるとは限らないため、契約内容をよく確認することが大切です。

基本的には、雨漏りが発生する事態を防ぐために、屋根を定期的にメンテナンスすることをおすすめします。