ガラスが割れてしまってガラス交換をする時や、今取付けられているスリガラスを透明ガラスに変更したい場合など、ガラスの種類などについて詳しく知りたい時があると思います。
こちらのページでは一般的な建物に使用されているガラスの種類について解説しています。参考にされて下さいね。
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窓ガラスの種類
窓ガラスには単板ガラスという種類のガラスと複層ガラス(ペアガラス)、合わせガラスと言われるガラスが使用されている事が殆どです。窓ガラスの約90%以上が占められていると言えます。
分かりやすく分類すると上の表の様に分類されます。
単板ガラスには、透明ガラスや型板ガラス、すりガラス、網入りガラス、強化ガラスがあります。店舗なのでは熱線反射ガラスや熱線吸収板ガラスといった太陽光を反射したり、または吸収するなど室内の環境を快適にする役割を持つガラスも単板ガラスとなります。
網入りガラスも大きな括りは単板ガラスで、細分化すると、透明網りガラス、型板網入りガラスに分ける事が出来、さらに網の入り方で、縦ワイヤー、クロスワイヤー、ヒシワイヤーと分かれます。
複層ガラスでは、ペアガラスが一般的に多く普及しています。また東北地方など気温が低い地域ではより断熱性能の高いトリプルガラスと言われる三重構造のガラスもじわじわと浸透して行っている様です。ガラスメーカーやハウスメーカーのPR方法や消費者のニーズによりさらなる需要拡大がされるかのしれません。
合わせガラスには、防犯ガラスや、防音ガラスと言われる商品があります。これらの商品はガラスとガラスで特殊フィルムを挟み込み、防犯性能や防音性能を発揮するガラスになります。防犯ガラスとは特殊フィルムの厚みが決まっており、その厚みに満たない合わせガラスを飛散防止ガラスという事があります。
ドアガラスの種類
ドアのガラスに使用されるのは、主に窓ガラスで使用されるガラスと同じなります。窓ガラスにはあまり使用されて無くドアガラスには使用されている種類として加工ガラスと言われるガラスがあります。
加工ガラスには、中スリ加工、フロスト加工、幅広面取り、などの種類があり、元板(透明のフロートガラスや型板ガラス)に加工を施します。その為、単板ガラスよりも割高な材料費となります。
上記の写真は室内と廊下の間仕切りドアです。中心部分にフロスト加工がされた加工ガラスです。
続いては幅広面取りの写真です。
フロストガラスの四方を、斜めに磨きを入れた幅広面取りガラスです。透明ガラスや型板ガラスでも幅広面取りを入れる事は可能で、室内ドアのガラスはこの様な加工ガラスが使用されている事も珍しくありません。
一方で、玄関ドアや勝手口ドアに使用されるガラスが窓ガラス同様となり加工が施されているガラスはほぼ無いと言えます。
テーブルガラスの種類
テーブルガラスはテーブルトップとも言われ、基本的に単板ガラスが使用されています。角がR加工(曲線に切ったガラス)されているものも多く、ガラスの厚みは最低でも5mm以上が求められます。あまり薄いとちょっとした衝撃で割れてしまうからです。
テーブルガラスは、一般的な透明ガラスや型板ガラスが使用されている事が多いですが中には、高級テーブルトップになるとデザイン性の高い加工ガラスが使用される事もあります。
一方で強化ガラスをテーブルガラスとして使用する事はまずありません。
「強度が高い強化ガラスの方がテーブルガラスには向いているのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は強化ガラスはある一定の条件では脆い性質を持っています。
ガラスの角が弱い
強化ガラスの角は弱いです。角に衝撃が加わると全体が粉々に砕けます。サッシ窓で使用する時には角はサッシ内部に入りますので弱点を隠せますが、角が露出したテーブルガラスとしては不向きです。
突かれる事に弱い
角を覆えば良いのか?とテーブルの溝にガラスをはめ込むと良いのか?
いいえ。そうとは限りません。ガラス面に関しても”突かれる”衝撃には弱いです。アイスピックの様な固くて尖った物でガラス面を突くと粉々に割れる可能性があります。
まとめ
本日はガラスの種類について説明しました。窓ガラスやドアガラス、テーブルガラス等身近なガラスも意外に種類があり奥が深い商品です。