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窓リフォームの種類と効果について解説。内窓やルーバー窓、すべり出し窓について!

窓リフォームを検討されている方に向けた記事となります。外に面した窓は、壁や屋根と同じ様に直接 雨風にさらされ、真夏の強い日差しにも耐えながら時を過ごします。壁や屋根も10年を経過すると塗装の塗り直しが推奨される様に、窓も経年と共に何らかの対策を行う事で、より快適に生活を送れるようになります。

本日は、窓リフォームを検討するタイミングや、窓リフォームの種類、窓を新しくする事で得られる効果について解説して行きたいと思います。

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窓リフォームを考えるタイミング

窓リフォームを行うタイミングについて考えて行きます。年々窓の機能性も向上しており、窓リフォームを行うメリットは高くなっています。昭和から平成にかけての時代は、ペアガラスと言われるガラス2枚構造が高機能な窓と人気を博してきました。令和の時代になり、ペアガラスが主役の位置ではありますが、東北や寒さの厳しい地域ではトリプルガラスといわれるガラス3枚構造の窓も徐々に採用される様になってきています。

とは言っても、窓関連の商品はドンドン発売される類の物ではありません。以下に挙げるタイミングで窓リフォームを検討する方が多い様です。

補助金の出るタイミング

カーボンルートラルと言う言葉を耳にする様になって久しいですが、窓リフォームの観点で説明すると、「部屋の電気代を節約して省エネな住宅にしましょうね。エアコンの電気使用量が大きな割合を占めるので、断熱性の高い部屋にして、なるべくエアコンを使用しなくても快適に生活できる様にしましょうね。その為には、窓リフォームを行ってはいかかですか?窓リフォームを行うのであれば補助金だしますよ!」これが、窓リフォームに補助金が出る概念です。

省エネ住宅になると、電気の使用量が減少し、火力発電が多い日本においては、二酸化炭素の排出量が減り冒頭のカーボンニュートラル社会の実現に一歩近づく事ができると言う事です。

この記事を執筆している2022年9月15日時点においても窓リフォームに補助金が出ています。こどもみらい支援事業と言われる国の施策です。今後も窓リフォームには優遇処置がなされる見込みですので、そのタイミングを見計らうのも1つの案だとお言います。

部屋の断熱性が気になりだしたタイミング

部屋が以前よりも底冷えする。エアコンを買い替えたばかりなのに中々効かないと感じた時は、窓リフォームを検討タイミングだと思います。

窓リフォームの効果は後程でも説明していますが、部屋の温度環境に大きく影響します。

隙間風が発生するなど気密性を損なったタイミング

古くなった住宅で、隙間風が入ってくる様になると冬は寒く、夏は暑い 部屋の環境になってしまいます。窓修理を行い、状況を改善する事も出来ますが、築年数の古い住宅であれば窓そのものを取替える方が後々コスパが良い事もあります。

窓の動きが悪くなったり、故障が発生したタイミング

リビングや居室などの窓は20年~30年も使用すると、動きが固くなったり、鍵のかかりが悪くなったり窓の動作に不具合が生じる様になります。窓リフォームを行う事で省エネの部屋となり、電気代のランニングコストが削減、窓リフォーム代金に相当になる事も期待できます。

ヒートショックが心配になったタイミング

ヒートショック現象とは、急激な温度の変化によって身体にダメージを与えてしまう症状の事です。命にも係わりますので耳にする機会もあると思われます。寒い冬の時期に入浴した際、暖かい浴室から寒い脱衣所で、急激に体が冷やされる事によりヒートショック現象が起こるなど事例に取り上げられ懸念されます。特に65歳以上の高齢者の方は、体温の感じ方が鈍くなるので、アツアツの温度で入浴し、脱衣所で一気に冷える状態が懸念される事があります。窓リフォームを行う事で、脱衣所などの温度を比較的高く保ち、この様なリスクに備える事も、ひとつのタイミングと言えます。

窓リフォームの種類

Types of window renovation

こちらの項目では窓リフォームの種類について説明したいと思います。色々なケースの窓リフォームがありますが、最も多く検討されるのは以下の3タイプではないでしょうか。

内窓取付

筆者の会社でも窓リフォームを行いますが、需要はもっとも高いです。その理由の1つとして考えられるのは、気軽に出来る事ではないでしょうか?

内窓取付は今の窓の前面に新しい樹脂サッシ枠を取付けて、その枠に障子(しょうじ)と言われる窓を建て込みます。窓リフォームと言えば、機械で壁を切ったり、ガタガタと騒音を立てて工事をする印象がありますが、内窓取付に関しては、1つの窓にかかる時間はおおよそ1時間程度です。電動ドライバーで樹脂サッシ枠をビス止めする時に機械音はしますが、騒音レベル程の音ではないと言えます。時間にしても工事内容にしても”気軽”に行える事が人気の1つです。

ルーバー窓から滑り出し窓への交換

ルーバー窓は、気密性・断熱性の低い窓としての代表格ではないでしょうか。昭和から平成にかけては、新築住宅でもルーバー窓が多く使用されてきました。実際に筆者の自宅は2006年(平成18年)建築しましたが、トイレの小窓はルーバー窓です。しかし、2022年令和の現代においては、断熱性能を重視する住宅がメインとなっておりルーバー窓は殆ど使用されていないと聞きます。

ルーバー窓はハンドルの部分が壊れたり、網入りガラスが熱割れしたりと不具合を発生させる事もあり、気密性が低いという潜在的な不満も相まって、滑り出し窓などへの交換リフォームがされる事が多いです。

リビング窓など引き違い窓の交換

部屋の断熱性能を向上させたい方は、リビングの窓をリフォームされます。

従来のリフォーム方法は壁をカットして、既存の窓枠を取り除く「壁カット工法」が主流でした。最近では「カバー工法」と言われる工法が主流で、マンションのリビング窓などもこの「カバー工法」によってリフォームされます。

カバー工法は、既存窓の枠を撤去しません。新しい窓枠を既存枠に被せる、つまりカバーする様に取付けて、新しい窓サッシを建て込みます。特にマンションの窓は溶接で接合されていますので、窓枠を撤去する事は現実的ではなく、既存窓枠を撤去しないカバー工法が台頭する様になり、窓リフォームを検討される方も増加していると感じます。

カバー工法はその工事内容から、騒音や廃材も少なく工期も短くなるので、戸建て、マンション問わずコスパが良いと人気でリビングや居室の窓リフォームを検討される方に多く採用されています。

窓リフォームのポイント

Point of window remodeling

窓リフォームには大きく2つのポイントがあります。ポイントを押さえる事で窓リフォームを行う目的が達成されると言っても過言ではありません。詳しく見て行きましょう!

ガラスの性能

窓リフォームを行う際、最も注目するポイントは”ガラス”です。ペアガラスなのかトリプルガラスなのか、Low-eガラス(ローイーガラス)なのか?

どの構成のガラスを選ぶかによってその効果が大きく変わります。ガラスの部分は窓の中でも一番面積が大きく、効果のベクトルと比例するのです。

予算とも直結する事なので、強くは言えませんが、単板ガラスはおすすめできません。単板ガラスとは、1枚構成のガラスの事で、透明ガラスや型板ガラスが該当します。

せっかっく窓リフォームをされるのであれば機能性の高いペアガラスかLow-eガラスがおすすめです。東北など寒いエリアにお住いの方はトリプルガラスも検討されてはいかかでしょうか。

サッシの種類

次にサッシの種類も検討しなくてはなりません。アルミサッシは昔から使用されている素材の窓枠ですが、最近は樹脂サッシやアルミ樹脂複合サッシと言われる商品もあります。

選択のポイントは予算と断熱性のバランスです。

一番断熱性の高いのは樹脂サッシです。

次に断熱性の高いのは アルミ樹脂複合サッシ です。

最も断熱性が低のがアルミサッシです。

アルミサッシの特徴

コストが最も安く、丈夫で長持ち

樹脂サッシの特徴

コストが一番高く、商品によってはアルミサッシの2倍はする。断熱性にもっとも優れているが、強度を保つために厚みを必要とし重量は重く、紫外線の耐久性にも疑問が残る。

アルミ樹脂複合サッシ

樹脂にプラスして骨格にアルミを用いる事で強度をアップしている。コストと断熱性は、アルミサッシと樹脂サッシの中間て考えて良いです。バランスが良いサッシ枠ではないでしょうか。

窓リフォームの効果

Businessman in domino effect concept

予算を使って窓リフォームを行うのではあればその効果を実感したいのは誰しも同じだと思います。窓リフォームを行う事で得るられる効果は大きく以下の5つです。

断熱交換

窓リフォームを行う方の多くは、断熱性能を向上させて暮らしやすい部屋にしたいと思われます。ガラスの構成と正しいサッシの選択を行う事で部屋の断熱性を向上出来ます。

防音効果

内窓取付を行い二重窓にする事で、防音効果も期待できます。内窓以外でも窓ガラスを複層ガラスにしたり、防音ガラスにする窓リフォームも効果があります。ただし音の性質によってペアガラスよりもガラスの厚みを分厚くした方が防音効果が高く発揮できる事もあります。防ぎたい音の種類については専門家と相談しながら行う方が間違いはないでしょう。

防犯性の向上

窓ガラスを防犯ガラスにする事で防犯性を向上できます。内窓を取付ける時には、ガラスの選択を行いますが、その際に防犯ガラスを選択する事が可能です。二重窓にする事で断熱性を高めつつ防犯性の向上も満たせます。勿論、内窓以外の窓リフォームでもガラスを防犯ガラスにする事は可能です。予算と目的を十分に考慮し検討しましょう。

結露対策

冬場になると窓が結露し、ひとつの悩みの種になる方も少なくありません。窓リフォームは結露対策として十分な効果を発揮できる対策です。結露対策もガラスとサッシの選択が”肝”になります。

美観アップ

外部から目にする事のできる窓が新しくなると「あれ?ご近所さんリフォームしたんだ~。綺麗になった~」と美観の印象をよくする効果があります。古びてボロボロの窓より、綺麗でピカピカの窓の方がご近所さんの受けも良いでしょう。

窓リフォームの費用

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最後に窓リフォーム費用の概算金額について表を作成しました。筆者の会社で行う費用をベースにインターネット上の情報なども加味しています。参考としてご確認下さい。

内窓取付費用

内窓取付は、中窓タイプで3~6万円程度リビング窓程度で7~12万円程度になります。

ガラスの種類や窓の大きさにもより変わります。

ルーバー窓からすべり出し窓への交換費用

ルーバー窓から滑り出し窓へのリフォーム工事は8~20万円になります。

ガラスの種類や窓の大きさにより変わります。

リビング窓リフォーム費用

リビング窓のリフォーム工事は20~30万円になります。

ガラスやサッシの種類、窓の大きさにより変わります。

まとめ

いかがでしたか?本日は窓リフォームについて実施するタイミングや窓リフォームの種類、窓リフォームの成果を発揮する為のポイントなどを網羅的に解説しました。

そろそろ窓の取替を検討しようかな?とお考えの方は参考にされて下さいね。