・子供とキャッチボールをしていて窓ガラスを割ってしまった!
・家具を移動中に窓ガラスを割ってしました!
・高齢の母が転倒して窓ガラスを割ってしまった!
この様に、突発的、偶発的に窓ガラスが割れてしまう事は珍しくありません。
窓ガラスが割れてしまった場合、ガラス業者に修理を依頼するのが最も確実な方法ですが、やはりプロに依頼するとそれなりに費用もかかってきます。ガラス交換を自分で行う事ができるのか?この様にお考えの方に向けた記事となります。
<e-業者で見つかる!東京都大田区の 「ガラス屋(ガラス修理・ガラス交換)」業者さん>
窓ガラス修理は自分で出来るのか?
結論から申し上げると、自分で窓ガラス修理を行う事は、不可能ではありません。しかし窓ガラスを交換する方法は専門的な知識も必要となってきます。その為、DIYの経験が中級者以上の方がチェレンジできる難易度とご理解下さい。
上記の写真はe-業者運営会社が窓ガラス交換を行った現場の写真になります。窓ガラス交換を自分で行いたい方に向けて作業方法を順番に説明して行きたいと思います。
窓ガラス交換の手順
実際に窓ガラスが割れてしまった場合、割れ方はそれぞです。ガラス面に筋の様なヒビが入っている場合もあれば、木っ端みじんに割れている事もあります。ケースバイケースの部分も多いですが出来るだけ詳しく説明して行きたいと思います。※今回の説明はグレチャン(ゴム)仕様を前提としています。コーキング納まりは作業内容が少々異なりますので、また次回説明ブログを作成したいと思います。
おっと、その前に、割れたガラスは鋭利に尖っており皮膚に触れるとケガをする恐れがあります。長袖、長ズボンは必須です。靴をシッカリ履いて、滑り止めのついた手袋を用意し作業に当たりましょう。
窓ガラス交換手順に進む前に、ガラス交換に必要なアイテムを書き出しましたので参考にして下さい
前準備-ガラス交換に必要なアイテム
・長袖、長ズボン着用
・靴、手袋(滑り止め付き)
・養生テープ
・バケツなど割れたガラスを入れる物(新聞紙に包んでもOK)
・ガラス(新しく取替える新品のガラス)
・作業台
・プラスドライバー(電動ドライバー)
※ガラスの入手方法は後記参照下さい。
さて、準備も整った所で、窓ガラス交換に進んで行きたいと思います。
①ガラスの撤去
ガラス面にはヒビだけの場合
ヒビだけ入っている場合は、無理にガラスを撤去する必要はありません。後から窓サッシを分解しますので、その時に取り除きます。養生テープやガムテープをガラス面にしっかり貼り付けてガラスが落ちて来ない様に養生を行います。
ガラスが今にも落ちそうな場合
ガラスが今にも落ちそうな場合や一部割れ落ちている場合は、慎重にガラスを窓枠から抜き出しましょう。用意しているガラスカッターでガラスをカットしながら取り出すと上手く事もあります。ガラスの落下を防ぎたいので出来るだけ窓サッシの上のガラスから順番に取り除いていきます。取り除いたガラスは予め用意していたバケツに入れるか、新聞紙などに包み燃えないゴミに出せる様に片付けながら作業を進めていきましょう。
②窓サッシを作業台に乗せる
割れたガラスが収まっている窓サッシを取り外して作業台まで運びます。作業台が無い場合はブルーシートや毛布を地面に敷き、ホームセンターで販売されている角材や発泡スチロール製のブロックなどで地面から高さを確保します。地面にべったり置いたままだと作業がしずらいです。
③窓枠を掃除
ガラスが散らばっていない場合は、この工程は飛ばして下さい。ガラスが散らばっている場合は窓枠のレールなどガラス片が無いようにしっかり掃除をしましょう。ガラス片が残っていると修理の後、窓開閉に支障をきたします。
➃窓サッシを分解する
サッシの分解はLの字で分解します。その方が作業がスムーズに進みます。サッシの側面にネジがあり縦のサッシ(縦框=たてかまち)と横のサッシ(横框=よこかまち)を固定しています。1本もしくは2本のネジで固定されています。下框(したかまち)には、サッシ固定のネジの他に戸車調整ネジがある事が多いです。戸車調整ネジを緩めてもサッシは分解出来ませんので、間違いない様に注意して下さい。
⑤新しいガラスにグレチャンを巻く
新しく用意をしたガラスにグレイジングチャンネル【通称:グレチャン(ゴム)】を巻きます。既存のグレチャンが使用出来れば再利用下さい。角が切れていると思いますが、ワザと切ってあるのでそのまま使って問題ありません。カチカチに硬化している場合は新しいものに取替えた方がよいですが、ホームセンターで販売されているのを見た事がないので、ネットやガラス店で事前に購入しておかなくてはなりません。ご注意下さい。
⑥窓サッシを組む
Lの字で分解していたサッシ枠を元通りに組み上げます。
⑦窓を窓枠に建て込む
窓サッシを元通りに窓枠に建て込みます。
⑧各種調整を行い完了
最終的に、窓を動かして見て不具合がないかチェックします。窓の鍵であるクレセント錠も問題無くかかるか合わせて確認します。ウッカリ戸車の調整ネジを捻った場合、戸車の高さが変わってしまいクレセント錠が上手くかからない事もあります。その時は、戸車調整ネジで高さ調整を行います。時計回りでサッシが高くなります。時計回りを逆、左側に回すと戸車が下がり窓サッシも低くなります。
以上が、窓ガラスの交換手順となります。次にガラス交換を行う上で、もっとも肝となるガラスの入手方法について説明いたします。
ガラスの入手方法
ガラス入手の方法は主に3つのルートが考えられます。
ガラス店
最も安心できる購入先です。アドバイスも受けられると思いますし、万が一自分で窓ガラス交換を行って上手くいかなかった時でもすぐに助けてくれると思います。近くのガラス店はe-業者からも検索可能です。
ネットのガラス販売サイト
ネットでガラスを販売しているECサイトがあります。ガラスの種類やサイズを元にすぐに金額も出ますので予算もすぐに立てられると思います。ガラスは配送となり数日間は今の割れた窓ガラスに段ボールなどを貼り付けて凌ぐ事になります。
ホームセンター
ホームセンターでガラスが販売されているのを見た事はありません。もしかしたら取り扱っているホームセンターもあるかもしれませんので電話で問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?
もう1つの活用方法として、ホームセンターにはべニア板が販売されています。ネットのガラス販売サイトでガラスを購入される場合、数日間割れたガラスのままだと防犯上不安だと思います。ガラスの代わりにべニア板(3mm)を代用されてはいかがでしょうか?もちろんガラスが配送されて来た段階でガラスとべニアを入れ替えます。ガラス交換の練習にもなるかと思います。
ガラスサイズの出し方
ガラス店やネットのガラスサイトでガラスを購入する場合、横幅〇〇ミリ、高さ〇〇ミリ、厚さ〇〇ミリの透明、もしくは型板ガラス、網入りガラス、この様にガラスのサイズと厚み、種類を伝えなくてはなりません。ガラスの種類はスマホに撮影して購入先の人に見てもらえば分かりますが、サイズはしっかりと測っておく必要があります。
注文するガラスの(横幅・高さ)=窓サッシの内寸プラス12ミリと覚えておきましょう!
窓ガラスは、見ていてるガラス部分(内寸)と、サッシの中に入っているガラスの飲み込み部分ががあります。この飲み込み部分が一体どれくらいなのか?これを知る必要がありますね。
それが、12mmと言う事です。横も縦も12mm入っています。具体的には、右6mm、左6mm、上6mm、下6mmと言う事です。
なので、ガラスが見えている部分を計測し、それに横も縦も12mmプラスしたサイズで注文をするとピッタリのガラスを手にする事が出来ます。
まとめ
本日は、”窓ガラス修理を自分で行う”をテーマにお伝えしました。ガラス交換の手順や、ガラスの入手先、ガラス注文を行う為の寸法の出し方を説明しました。参考にして頂ければと思います。