今回は、草むしりのコツを具体的に解説します。
庭の雑草は放置するとどんどん伸びるため、定期的な草むしりが必要になります。しかし、「草むしりは労力がかかりすぎる……」「虫にさされるからやりたくない……」という人も多いでしょう。
本記事では、草むしりの効率的なやり方や、あると便利なグッズをご紹介します。業者に依頼する場合の費用相場も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
草むしりの時期はいつがベスト?
草むしりをする際は、タイミングが重要になります。毎月のように草むしりをするのは大変ですが、1年も2年も間を開けてしまうと雑草が生い茂るみすぼらしい庭になってしまいます。定期的な草むしりで庭の景観を保つ必要があるため、適切な時期について具体的にご説明しましょう。
年3回の草むしりでスッキリを保つ!
基本的に、雑草が大きく伸びる時期は夏です。そのため、夏になる前の6月頃に草むしりをしましょう。その後、成長の度合いが小さくなる9月頃に草むしりを行い、景観をスッキリさせます。11月頃には雑草が枯れ始めるため、枯れた雑草を処分する意味で草むしりを行いましょう。
このような年3回の草むしりが効率的であり、最小限の負担で庭の景観を保つことができます。
雨上がりの草むしりが効果的!
草むしりは一見簡単なようですが、土地が固い場合は雑草を抜くのが大変です。作業上の負担を軽くするための方法は、雨上がりのタイミングを選ぶことです。雨が降れば土が水分を多く含んで柔らかい状態になるため、簡単に雑草を抜くことができます。
1年における最初の草むしりは6月の梅雨の時期であり、草むしりができるタイミングはとても多いと言えます。
草むしりに必要な道具と便利グッズをご紹介!
必要な道具について
◎スコップ
雑草の種類にはいろいろあり、大きな雑草は簡単に抜けません。
周囲の土を掘り起こす必要があるため、スコップを用意しましょう。
◎軍手
草むしりは素手でもできますが、引っ張るときに手が痛くなる可能性があります。
手を保護しながらスムーズに草むしりをするためにも、軍手が必要になります。
◎バケツ
抜いた雑草は処分する必要があるため、まとめて入れておけるバケツがあると便利です。
なるべくたくさんの雑草が入るバケツが望ましいため、ガーデン用バケツをおすすめします。
◎ホウキ
抜いた雑草をかき集めるのにホウキが役立ちます。室内を掃除する用のホウキではかき集めることが難しいため、ガーデン用の熊手のようなものを選ぶとよいでしょう。
◎虫除けスプレー
草むしり中の虫さされを防ぐためにも、虫除けスプレーが必要になります。「長袖や長ズボンを着ておけば大丈夫では?」という人も多いでしょう。しかし、服の隙間から虫が入り込む可能性もあるため、前もって虫除けスプレーを使うのがおすすめです。持続時間は商品によって異なるため、長い時間草むしりをする場合には、途中でもう一度使うことを検討しましょう。
あると便利なグッズについて
◎ねじり鎌
ねじり鎌は除草用の道具であり、刃がねじれていることが特徴です。雑草を根から取り除けるため、草むしりがはかどります。
◎イス
草むしりでは、腰をかがめて作業する必要があります。体勢的につらく、腰を痛めてしまう人も多いでしょう。その点、小さなイスがあれば腰への負担を軽減できます。
◎ホー
ホーとは、除草用農具のひとつです。柄が長いことが特徴であり、立った状態でも雑草を取り除くことができます。細かい作業には適していませんが、ある程度の雑草は抜けるため、準備しておくことをおすすめします。
草むしりで押さえておきたい3つのコツ!
根元を持って抜くべし!
雑草の根元を持って引き抜くことがポイントです。葉の部分を持ってしまうと抜ききる前にちぎれてしまい、根元が残ってしまう可能性があります。効率的に草むしりを進めるためにも、根元をしっかり持つことが大切です。また、引き抜く上で重要なのは、上に向かって抜くことです。斜めや横に向かって引き抜こうとするとうまくいかないことがあるため、真上を意識しましょう。
抜いたあとの穴を確認すべし!
雑草を引き抜いたあと、根が残っていないかチェックしましょう。根が残った状態を放置すると、また雑草が生えてきてしまいます。草むしりの基本は根を残さないことであるため、入念なチェックが大切です。また、雑草を引き抜いたことで穴が空いたり土が盛り上がったりした場合は、スコップを使ってならすようにしましょう。
雑草を残さず処分すべし!
草むしりにおいて重要なのは、抜いた雑草の処分です。処分が面倒で庭に放置してしまうケースもありますが、抜いた雑草は基本的に生きています。土の上に放置すると再び根付いてしまい、どんどん伸びてくるということも考えられます。庭の景観も悪くなるため、抜いた雑草はすべて処分しましょう。
ただし、雨上がりで水分を多く含む雑草は、とても重いです。大量の雑草は持ち運ぶだけでも大変であるため、しばらく時間をかけて乾燥させましょう。水分が抜ければ軽くなるため、簡単に処分することができます。
除草剤を使う場合のポイント
雑草対策という点で効果的なのが除草剤です。除草剤には雑草を枯らす効果があるため、どんどん雑草が伸びてしまうことを防げます。長い目で見たときに草むしりの負担を軽くできるため、積極的に使うことはおすすめできます。
ポイントとしては、晴れの日に使うことです。雨が降っていると除草剤の効果が弱まる可能性があるため、きちんと枯らすためにも晴れの日を選びましょう。また、風が吹いていないときに使うこともポイントです。強風時には除草剤がまきづらく、風向き次第では自分にかかってしまう可能性もあります。スムーズな散布を実現するためにも、晴天かつ風のない日を選びましょう。ただし、風がないときでも除草剤が肌に付着する可能性はあるため、長袖・長ズボン、軍手、マスクの着用は必須です。
草むしりを業者に頼むときの費用相場とは?
草むしりは業者に頼むこともできます。費用は草むしりの範囲によって異なり、仮に10㎡の草むしりを依頼する場合は、5,000円~12,000円程度が相場になります。
「草むしりに費用をかけるほどでもない」と感じる人も多いですが、敷地内全体の草むしりと、雑草の処分などをまとめて依頼できるため、手間を省くという点でメリットが大きいです。一人で広範囲の草むしりを行うのは意外と大変であるため、業者に依頼することも検討してみましょう。
まとめ
本記事でご説明した内容を簡単にまとめましょう。
・草むしりのベストな時期は6月・9月・11月
・雨上がりのタイミングを選ぶのが適切
・スコップや軍手のほか、バケツやホウキ、虫除けスプレーなどがあると便利
・草むしりのコツは、根元を持って上向きに引き抜くこと
・除草剤を活用することで草むしりの負担を減らせる
・業者に依頼した場合の費用相場は5,000円~12,000(10㎡)程度
草むしりの時期にこだわることは重要であり、雑草の性質を踏まえて時期を選ぶことで効率的に景観を維持できます。道具をそろえるのは面倒だと感じる人もいますが、必要な道具をそろえることで楽に草むしりができます。通販などで簡単に手に入るものばかりであるため、価格帯を比較しながら安く手に入れましょう。また、草むしりのコツを意識することも重要です。根元から引き抜くことを意識しておけば、次回の草むしりにかかる負担を軽くすることができます。除草剤を散布するなど、雑草対策の方法もいろいろあるため、積極的に実践していきましょう。