ykkの戸車交換を行いましたので、本日は施工写真と共に戸車交換方法についても見て行きたいと思います。古くて重くなったサッシでも戸車交換を行うとスイスイ快適に動きます。
今回はYKKの戸車「YSHH T0007」と言う品番の戸車を取替えました。ykk戸車の交換を検討されている方に参考となれば幸いです。
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YKKサッシ戸車「YSHH T0007」交換方法
サッシ動きが重いというお客様の元に現地調査に伺うと、ykk製のサッシ戸車が取付られていました。戸車はボロボロに壊れており、車部分のプラスチックは割れてタイヤの役目を果たせていません。お客様に壊れた戸車の状態を確認して頂きました。「あら~こんな状態じゃサッシを引きずって重いはずですね、古いサッシですが戸車交換で修理できますか?」と仰るので「合う戸車があるか探してみますね、部品代が分かればお見積を直にださせて頂きますので少々お待ち下さい。」と部品探しからスタートです。
程なくしてykkの YSHH T0007 が適合する事が判明しお見積り後、正式にご依頼を頂きました。
以下、ykk戸車交換の方法を写真と一緒に確認頂けます。
古いサッシの取り外し
ワイドの大きなサッシが戸車の主です。この重そうなサッシを毎日の様に右に左に動かさないといけないので戸車のヘタリも早まるはずです。
まずは古いサッシを取り外さなければなりません。サッシには外れ止めが取付けられている事もあり、サッシのタイプにもよりますが、サッシの上部左右に外れ止めがあるタイプは、プラスドライバーで少し緩めてサッシを持ち上げると外れ止めが解除されます。また、サッシ枠の上部にサッシが上がらない様に邪魔している外れ止めもあります。こちらもプラスドライバーで少し緩めれば横に移動させる事ができますので、サッシを持ち上げるのに邪魔にならない位置まで移動してサッシを取り外します。
サッシの分解と既存戸車の取り出し
サッシを取り外したら、作業台に寝かせて戸車が取付けられているサッシの下枠だけ取り外します。実際の写真はこちらです。
サッシの下枠だけの状態です。戸車の部分は壊れてありません。戸車を取り出した写真はこちら。
部品の左側には本来しっかりとしたプラスチックの車の片鱗が見えるのですが、破損しており欠損状態となっています。戸車の役割は全く果たす事ができません。
サッシの一部加工
今回適合のYSHH T0007を取付ける為には、サッシの一部を加工しなければなりません。ゴミやホコリも綺麗に掃除しながら新品の戸車が取付れる状態を整えて行きます。
YKKサッシ戸車「YSHH T0007」取付
それでは新しい戸車を取付けて行きます。 YSHH T0007は、横から差し込む様に設置するタイプです。戸車の取付方法も、スライドで嵌め込むタイプやネジで固定するタイプ、”カチッ”と押し込むタイプなど色々なバリエーションがあります。慣れてくれば取付方法もすぐに”ピン”と来ますが、慣れるまでは「あれ~これはどうやるんだ・・・。」と困惑する事もしばしば。DIYでサッシ戸車を取付ける際は既存戸車の向きや取り外し方をシッカリ記憶(もしくは写メっておく)して作業を進めましょう。
戸車を差し込んでいます。頭が少し入った状態です。さらに力を入れて全てサッシの中に入るまで押し込んで行きます。
はい。綺麗に戸車全体がサッシに入りました。
サッシ建付け及び調整
古い戸車を全て同様の手順で新しい戸車に交換していきます。分解したサッシの下部を元通りに戻し、取り外した手順の逆回しです。サッシを枠に建て込み外れ止めを有効にし窓サッシが簡単に窓枠から外れない様にします。最終、戸車の高さ調整をします。戸車には高さ調整の機能がありますが、この作業を確実に行わないと窓サッシと枠に隙間が出来たり、クレセント錠のかかりが悪くなるなどの不具合が生じます。一旦前回に戸車を高くして微調整で少しずつ下げながらバランスをとって行きましょう。
窓サッシと枠の納まりやクレセント錠のかかりがスムーズに調整できれば戸車交換完了です。
まとめ
本日は、YKKの戸車 YSHH T0007 交換方法について写真を交え説明しました。サッシが古くなると動きが固くなったり重くなったりと言う不具合を感じますが、これらの不具合は戸車を交換する事でほとんどが解決できるトラブルです。DIYでチャレンジする方は、当記事で紹介しました以下の手順をベースに作業を進められると良いでしょう。
1.サッシの取り外し(外れ止めに注意しましょう)
2.サッシの分解と既存戸車の取り外し(戸車が取付けられているサッシ下部を取り外します)
3.サッシの一部加工(ケースバイケースです。特に加工が必要ない事も多々あります)
4.新しいサッシ戸車を取付け(今回はykkの YSHH T0007 を取付けました)
5.サッシ建付け及び調整(戸車は一番高くして、下げながら調整します。窓枠に隙間が出来ない様に左右の戸車の高さを調整し、同時にクレセント錠のかかりも確認います)
もしも上手く行かない時は、e-業者で検索し地元のサッシ屋さんに相談しましょう!