可動式間仕切りについてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそも可動式間仕切りとは?」
「可動式間仕切りはなぜ人気なの?」
「可動式間仕切りを吊り戸にするメリット・デメリットは?」
最近住宅展示会でも多く展示されており人気を集めている「可動式間仕切り」ですが、そもそも可動式間仕切りがどのようなものなのか分からないという方や、どのようなメリット・デメリットがあるか分からないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、住宅を考えるときに選択肢として可動式間仕切りを考えておくだけで、室内のレイアウトや工事費用の節約、採光や通気性の確保など、さまざまな面でのメリットがありますので、ぜひ覚えておきたいポイントになります。
そこで、本記事では可動式間仕切りの概要や人気な理由、吊り戸にするメリット・デメリットを解説していきます。
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可動式間仕切りとは?
可動式間仕切りとは、リビングや寝室などの部屋を仕切るための簡易的な壁(パーテーション)のことを指します。
可動式間仕切りは左右にスライドして開くタイプの仕切りとなっているため、壁とは異なり自由に開閉することができるのです。
また、可動式間仕切りには、上下にレールを付けて可動するタイプと上部にだけレールを付けて吊り下げるタイプの2つの種類に分けることができ、それぞれに違ったメリットがあるため両方とも人気となっています。
可動式間仕切りが人気な理由
可動式間仕切りが人気な理由は下記の3つです。
・空間を自由に変化させることができる
・採光量や通気性を変化させることができる
・大掛かりな工事が不要になる
それぞれの人気の理由について詳しく解説していきます。
1.空間を自由に変化させることができる
先ほどもお伝えした通り、可動式間仕切りは自由に開け閉めすることができるため、部屋の空間を分けることもできますし、全開にすることでひとつの空間にすることもできます。
ですので、子どもの勉強や着替えをするときには可動式間仕切りを閉めることで空間を分けて目隠しにもなりますし、開放的な空間が良い場合は全開にすることで広々とした空間を楽しむことができるのです。
部屋の間に可動式間仕切りではなく壁を設置した場合、空間を分けることはできても開放的な空間にすることはできませんので、自由に空間を変化させることができるのは可動式間仕切りの大きなメリットと言えます。
2.採光量や通気性を変化させることができる
可動式間仕切りは空間を自由に変化させることができるため、採光量と通気性も変えることができます。
たくさんの太陽光を取り込みたい場合は可動式間仕切りを全開にすることでより多くの光を取り込むことができますし、通気性に関しても非常によくなります。
このように、可動式間仕切りにすることで太陽光を多く取り込んだり、通気性をよくすることで、照明や空調を使用する機会が減り電気代の節約にもなるのです。
3.大掛かりな工事が不要になる
可動式間仕切りは上下にレールを設置する、もしくは上部にだけレールを設置するだけで工事が完了しますので、新しく壁を設置する場合に比べると小規模な工事で済むということも大きなメリットです。
また、新たな壁を設置する場合、壁の設置だけではなく電気工事なども必要にある場合があり、複数業者に見積もりを依頼して作業してもらうことが必要になってしまいます。工事期間も長くなりますし、費用も高額になりますが、可動式間仕切りの場合はひとつの業者の作業で工事が完結しますので、工事期間も短いですし費用も最小限に抑えることができます。
可動式間仕切りを吊り戸にするメリット
可動式間仕切りを吊り戸にするメリットは下記の2つです。
・よりオシャレな空間を演出できる
・床の掃除がラクになる
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
1.よりオシャレな空間を演出できる
可動式間仕切りを吊り戸にすることで、床部分のレールを設置する必要がなくなるため、よりスタイリッシュな空間を演出することができます。
床にレールがあるだけでも生活感が出てしまうことはもちろん、仕切りを全開にした場合レールだけ床に残ってしまうため、オシャレさがなくなってしまうことも多いですが、吊り戸タイプであれば仕切りを全開にしていても床にレールが残ることがないため、違和感もなくオシャレな空間にすることができるのです。
2.床の掃除がラクになる
床にレールがあると掃除機だけでは取ることのできない細かいゴミやホコリが溜まってしまうため、掃除が大変になってしまいますが、吊り戸タイプであればレールにゴミやホコリが溜まることはありませんので、今まで通りの掃除で済ませることができます。
レール部分にゴミやホコリが溜まっているのを放置してしまうと、仕切りが動かなくなってしまったり、戸車が故障する原因にもなってしまうので注意しましょう。
可動式間仕切りを吊り戸にするデメリット
壁を設置するのではなく、可動式間仕切りを吊り戸で済ませた場合、比較するとデメリットとなる事は下記の2つです。
・遮音性が低くなる
・空調が効きにくくなる
それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
1.遮音性が低くなる
可動式間仕切りを吊り戸するデメリットは、遮音性が低くなることです。
そもそも可動式間仕切り自体の遮音性は高くないのですが、吊り下げ式にすることで床と仕切りにスキマが生まれるため、さらに遮音性が低くなってしまいます。
2.空調が効きにくい
壁で仕切るのではなく、可動式間仕切り吊り戸にすると空調が効きにくくなるのもデメリットです。
可動式間仕切りの吊り戸は基本的に空気の流れを完全に遮ることはできません。例えばリビングと寝室の間に可動式間仕切りを設置する場合、どちらかの空調を入れたら両方の部屋に空気が循環してしまいます。もちろん開けっ放しよりはましですが、隙間から抜けて行く事は避けられません。
つまり、本来必要のない場所まで空調が効いてしまうことがあるため注意は必要です。
まとめ
本記事では可動式間仕切りの概要や人気な理由、吊り戸にするメリット・デメリットを解説していきました。
可動式間仕切りは非常に人気の高い商品ですが、メリット以外にも注意すべきポイントがいくつかありますので、ぜひ本記事を参考にして総合的に判断してみてください。