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欄間をふさぐ方法とは?欄間をふさぐメリット・デメリットとは?

和風住宅には「欄間」があります。

欄間のデザインは美しいですが、気密性が低く、断熱性や防音性もありません。

そのためふさぎたいと思っている方もいます。

では、欄間をふさぐにはどうすればよいのでしょうか。

今回は、欄間をふさぐ方法・欄間をふさぐメリット・デメリットについてわかりやすくご紹介します。

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欄間とは何か?

欄間とはどんなものでしょうか?

こちらでは欄間についてわかりやすくご紹介します。

欄間とは?

欄間とは、天井と鴨居(かもい)の間に設置されている「木製の和風装飾建具」のことです。

欄間の読み方は「らんま」と読みます。

鴨居とは、ふすまや障子などを上部から支える建具のことです。

欄間はどんな住宅に設置されているのか?

欄間は大工さんが手づくりで造る、昔ながらの和風住宅の和室に設置されています。

欄間は和風建具ですが、最近のハウスメーカーが造る一般住宅の和室には設置されていません。

欄間はどんな部屋に設置されているのか?

欄間は和風住宅の「床の間」「仏間」「前室」などの天井と鴨居の間に設置されています。

イメージ的には、各部屋の間に「垂れ壁」のように設置されています。

欄間のメリットとは?

What is Ranma

欄間にはどんなメリットがあるのでしょうか

こちらでは欄間のメリットについてわかりやすくご紹介します。

明り取りになる

1つ目のメリットは明かり取りになることです。

明かり取り(あかりとり)とは、光を取り入れるための窓のことです。

一般的に欄間には、表面に「透かし彫り(すかしぼり)」や「曇りガラス」のようなものがはめ込まれています。

これにより隣の部屋の明かりを自室に取り込むことができます。

欄間があることで、自室で穏やかで癒しのある緩やかな明かりタイムを楽しむことが可能です。

1.透かし彫りとは、板材などを彫り抜いて、反対側が見えるようにした欄間の技法のことです。

2.曇りガラスのようなものとは、薄っすらとかすみがかかっているようなガラスのことです。

3.一般的に、欄間に使われるガラスは、ほぼ透明なガラスは使われません。

換気機能がはたらく

2つ目のメリットは換気機能がはたらくことです。

欄間には表面に穴が開いている透かし彫りがあることで、欄間を通して隣の部屋と自室がつながっています。

これにより換気機能がはたらきます。

欄間があることで自然換気がされ、自室に空気がこもることがなく、いつも新鮮な空気に入れ替えることが可能です。

和風住宅や古民家のインテリアをグレードアップできる

3つ目のメリットは和風住宅や古民家のインテリアをグレードアップできることです。

欄間の本来の目的は、和風住宅の和室の価値を高めることです。

そのため欄間には、次のような装飾が施された欄間があります。

・彫刻欄間

・透かし彫り欄間

・組子欄間

これらの欄間を和風住宅や古民家の和室にはめ込むことで、インテリアをグレードアップすることができます。

欄間は、昔ながらの和風住宅や古民家が好きな人にはおすすめの装飾建具です。

欄間のデメリットとは?

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欄間にはどんなデメリットがあるのでしょうか?

こちらでは欄間のデメリットについてわかりやすくご紹介します。

断熱性能がない

1つ目のデメリットは断熱性能がないことです。

和室に使われる彫刻欄間や障子欄間などは、デザイン的には素晴らしい装飾がされています。

ただしこのような伝統的な欄間の表面は透かし彫り、またはガラスです。

そのため壁がなく、断熱材が使われておらず断熱性能はゼロです。

欄間があると、せっかく自室のエアコンで作った室温が、隣の部屋に簡単に奪われてしまいます。

防音性能がない

2つ目のデメリットは防音性能がないことです。

伝統的な欄間の表面は1枚ものの板、透かし彫り、障子、ガラスです。

そのため防音性能がまったくありません。

隣の部屋に、自室の人の声や音が聞こえてしまい何もかもが筒抜けです。

結果、欄間があるとプライバシーが保てません。

ホコリが溜まりやすい

3つ目のデメリットはホコリが溜まりやすいことです。

伝統的な欄間は、彫刻ものが多くホコリが溜まりやすい構造です。

月に一度くらいは掃除しないと目に見えてホコリが溜まります。

欄間があると定期的に掃除をする必要があり、結構手間がかかります。

板材で欄間をふさぐ方法

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こちらでは板材で欄間をふさぐ方法についてご説明します。

施工方法

施工方法は、薄べニア板で欄間をふさぐ方法です。

板材でふさぐメリット

板材でふさぐメリットは、隣の部屋へ光や風がもれないことです。

板材でふさぐデメリット

板材でふさぐデメリットは、欄間のデザインが見えなくなること、換気機能がなくなることの2つです。

工事内容の説明

工事内容は次の通りです。

材料の購入

ホームセンターなどから材料を購入します。

この時、欄間の表裏分をふさぐことができる広さの薄べニア板と両面テープを購入します。

薄べニア板の厚みは2mmくらいでOKです。

薄べニア板のカット

薄べニア板のカットです。

欄間の形に合わせてカッターで薄べニア板をカットします。

表裏分2枚をカットしてください。

薄べニア板に両面テープを接着する

薄べニア板に両面テープを接着することです。

2枚の薄べニア板のそれぞれ片面に両面テープを貼り付けてください。

欄間への接着

薄べニア板の両面テープが付いている側を欄間に接着してください。

欄間の表面、裏面の両方に薄べニア板を接着したら完了です。

ワーロンシートで欄間をふさぐ方法

こちらではワーロンシートで欄間をふさぐ方法についてご説明します。

施工方法

施工方法は、ワーロンシートで欄間をふさぐ方法です。

ワーロンシートでふさぐメリット

ワーロンシートでふさぐメリットは、隣の部屋に自室のエアコンで作った空気が逃げないことです。

ワーロンシートでふさぐデメリット

ワーロンシートでふさぐデメリットは、隣の部屋とのつながりがなくなるため、換気機能がなくなることです。

工事内容の説明

工事内容は次の通りです。

材料の購入

ホームセンターなどから材料を購入します。

欄間の片面分をふさぐことができる広さのワーロンシート、両面テープを購入します。

ワーロンシートのカット

ワーロンシートのカットです。

ワーロンシートを欄間の縦横のサイズに合わせて、片面分をカットします。

ワーロンシートに両面テープを接着する

ワーロンシートに両面テープを接着します。

欄間への接着

欄間に、ワーロンシートを接着したら完了です。

まとめ

今回は、欄間をふさぐ方法・欄間をふさぐメリット・デメリットについてご紹介しました。

今回のポイントをまとめると、欄間は薄べニア板、またはワーロンシートのいずれかでふさぐことが可能です。

もし現在、欄間をふさぐ業者をお探しの方は、建具の専門業者に問い合わせてみることをおすすめします。