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カーポートの施工トラブルとは?失敗事例や施工前に確認すべきポイント!

カーポートは一度設置すると簡単にやり直しができないため、慎重に検討すべき外壁工事の一つです。

しかし、施工を巡って隣人トラブルになったり、失敗したりして後悔している人も少なくありません。

そこで今回は、カーポートの施工でよくある失敗例や失敗しないためのポイントなどを解説します。

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カーポートの施工でありがちな失敗例5選

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カーポートは、自動車を雨や紫外線から守ったり、雨の日の車の乗り降りで傘が不要になったりと、利便性が高く多くの家庭で採用されています。

しかし、施工を進める際に考慮すべき点が多く、しっかりと計画を立てないと失敗するケースも少なくありません。

ここでは、ありがちな失敗例を5つ紹介します。

採光が入りにくくなる

設置位置やデザインによっては、採光を取り入れにくくなることがあり、家の中が思ったよりも暗くなってしまうのはよくある失敗例です。

また、採光を取り入れにくくなって部屋が暗くなることに加え、冬場に家の中が冷え込みにくくなるケースもあります。

とくに、家の南側にカーポートの設置する場合に起こりやすい失敗例であるため、その場合は日光の通りやすい材質の屋根にする、家との間隔を取るなどの工夫をしましょう。

玄関前に設置して圧迫感が出る

玄関前にカーポートを設置すると、家から車でのアクセスが最短距離になるため人気の設置場所ですが、圧迫感が出て後悔するケースも少なくありません。

もちろん、雨の日に濡れにくいなどのメリットもありますが、採光を取りやすい屋根材にする、柱を高くするなどして、圧迫感が出にくくなるようにするのがおすすめです。

屋根が道路にはみ出ている

カーポートを上から見たときに、屋根などの一部が道路にはみ出していると建築基準法違反となったり、バスやトラックがぶつかって事故になったりするリスクがあります。

もし、一部が道路にはみ出していてトラックがぶつかった場合、道路を占有している側が賠償しなければなりません。カーポートの補修費用に加え、トラックの修理費用も負担しなければならないため、境界線から出ないよう十分注意しましょう。

屋根から落ちた雪が積もる

家の屋根の向きや位置を考慮しなかった場合、家の屋根から落ちる雪がカーポートの上に積もって事故になるケースがあります。

カーポートには許容重量が決められており、許容重量を超える重さの雪が乗ると、柱や屋根が曲がってしまう恐れがあるからです。

積雪地域では、どこに雪が落ちてくるのか、許容重量が問題ないかなどを考慮して計画しましょう。

隣人トラブルに発展した

カーポートから落ちる雪や雨が隣の家の敷地に入ってトラブルになる失敗例もあります。

とくに、カーポートの屋根から落ちた雪が隣の家の敷地に入ってトラブルになるケースが多いため、屋根の向きや隣の敷地との距離を取るなどして調整しましょう。

カーポートの施工で失敗しないためのポイント

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カーポートは車を雨や紫外線から守ったり、悪天候のときの乗り降りを楽にしてくれたりと、重要な役割になっています。

しかし、先に解説したとおり、施工に関して失敗するケースも少なくありません。ここでは、失敗しないためのポイントを解説します。

柱の位置を確認する

カーポートの柱の位置は、車の出入りや乗り降りのしやすさに大きく影響します。

玄関から車に乗るときの動線上に柱があると邪魔になったり、車のドアを開けた先に柱があったりすると、ストレスになるでしょう。

車のサイズや動線などを考慮して、最適な位置に柱を配置しましょう。

日当たりや風通しを考慮する

カーポートの設置によって家の日当たりや風通しが悪くならないように計画することもポインの一つです。

とくに、窓の前や南側にカーポートを設置する場合、採光が取り入れにくくなる可能性があります。カーポートの高さや屋根の素材を調整する、もしくは、新築の場合であれば間取りを工夫するのがおすすめです。

近隣の敷地に配慮する

所有している敷地内に設置したカーポートでも、以下のような理由で近隣の住民とトラブルになりがちです。

  • カーポートに積もった雪が、隣の家の敷地に落ちる
  • カーポートを伝って、隣の家の敷地に雨水が流れる
  • カーポートを設置したことで、隣の家の採光を遮ってしまった

このように、カーポートの設置位置によっては、隣の敷地へ悪影響が出る可能性があります。日照権の侵害や視線の問題など、近隣とのトラブルを防ぐためにも、周囲の環境に十分な配慮したうえで設置場所を決めるのがポイントです。

道路の境界線を確認する

先に解説したとおり、カーポートの屋根が敷地の外にはみ出して失敗するケースもあります。

その場合、事故のリスクを高めるだけでなく、法的な問題にも発展する可能性があります。事前に敷地と道路の境界を確認し、適切な位置に設置しましょう。

本来なら、施工業者が道路の境界や周辺に配慮した提案をしてくれるはずですが、実際にさまざまなトラブルが発生しています。そのため、業者に任せっきりにするのではなく、依頼者自身がポイントを押さえて、施工後に後悔しないように注意することが重要です。

まとめ

今回は、カーポートの施工で起こりがちなトラブルや、失敗を防ぐためのポイントを解説しました。

カーポートを設置している家はたくさんありますが、さまざまな失敗事例があります。そこで、起こりがちな失敗事例を確認したり、どのようなポイントに注意すべきか確認したりして、計画的に施工を進めることが大切です

ぜひ今回の記事を参考に、後悔のないカーポートの設置を検討してみてください。