トイレの鍵が急に開かなくなると言う事が稀に起こります。理由は色々ありますが、一番可能性が高いのはシリンダーやラッチ部分の固着、錆によるものです。トイレの鍵をかけるとラッチ部分がロックしてレバーハンドルが動かなくなる仕掛けの鍵が多く使用されています。そのラッチ部分がロックを解除しても固着したままでドアが開かなくなるのです。
やはり築年数が経過したトイレの錠は昔から交換されずに使用されているので、ある日突然、レバーを押してもロックしたみたいにドアが開かなくなる危険性があります。
特に賃貸住宅の場合は勝手にトイレの鍵を交換する事も出来ないので、トイレという狭い空間に閉じ込められないか心配な方もいらっしゃるのではと思います。
そこで今回は、賃貸住宅でトイレの鍵が開かなくなった時の対応について説明して行きたいと思います。
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トイレの鍵が開かなくなった時、どうすれば良い?
まず管理会社相談してトイレの鍵を早急に交換してもらう事は言うまでもありません。しかし、今現在閉じ込められてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
携帯電話で外の人に連絡をとる
最近は携帯電話をトイレに持って入る方の多いです。これはいざと言う時は最強のアイテムです。通信が繋がっているのであれば外部と連絡をとって助けてもらいましょう。自宅の鍵がかかっている場合などでは、管理会社が自宅のスペアキーを持っている事もありますので管理会社に連絡を入れるとスピーディに解決してくれる且つ、状況を確認してもらえるのでトイレの鍵交換もその流れで行って頂けるのではと思います。
窓から脱出する
階層が1階でトイレに窓がある場合、窓から外に脱出する事も出来ます。2階以上の階層でもトイレの反対側に足場があれば窓からの脱出を試みてはいかがでしょうか。新しいマンションなどはトイレに窓が無い建物も珍しくないので、その場合は次の方法でトイレからの脱出を考えましょう。
鍵とドアノブをガチャガチャやってみる
携帯電話も無い、窓からの脱出も出来ない、この様な場合は、鍵のロック開錠を繰り返しつつ、ドアノブをガチャガチャと動かしてみましょう。固着して開かない場合は振動により固着が解きほぐされる事があります。
脱出出来た時の為に
出来れば動画で状況を撮影して管理会社に見てもらい、早急に鍵の交換を訴えましょう。また、一度鍵が開かない状況になったという事は錠の故障の兆しと考えて間違いないので、トイレに入る時は、鍵を閉めない事は勿論、出来れば修理が終わるまでトイレのドアも閉めない方が良いでしょう。
また用心のために携帯電話を持ち込む事をお勧めします。
賃貸だから鍵を壊して脱出すると後で修理代金を請求される?
もしもトイレに工具があった場合、または家族がトイレに閉じ込められた場合、一刻を争う場合は、トイレの鍵を壊して脱出するしかないと考えてしまう方もいらっしゃると思います。特に管理会社が休日で連絡が取れない場合など、こちらに非はないと考えがちです。
ただこれには少々やっかいな部分もありどれ程緊急だったかなど動画で録画して証拠を残しておく事をお勧めします。
詳しく説明します。
まず、 【民法第607条の2】において、次のように決められた法律があります。
賃借物の修繕が必要である場合において、次に掲げるときは、賃借人は、その修繕をすることができる。
1. 賃借人が賃貸人に修繕が必要である旨を通知し、又は賃貸人がその旨を知ったにもかかわらず、賃貸人が相当の期間内に必要な修繕をしないとき。
2. 急迫の事情があるとき。
この2番の急迫の事情があると言う理由で借りている部屋のトイレの鍵を壊して脱出するのですが、果たしてこの事について争いになった場合、本当にそうなのかと点が争点になるでしょう。また、壊し方が悪く、トイレドア全体の交換になったしまった場合など、それを全額オーナーが負担する義務があるのか?などトラブルに発展する可能性は残ります。
この点も十分認識の上で対応を考えておく必要があるといえますね。
まとめ
本日は、トイレの鍵が開かなくなってしまった場合の対応方法について説明しました。ここで一番お伝えしたいのは、トイレを使用中に鍵の掛りや動きがおかしい場合は、「大丈夫かな?」と思わずにまずは管理会社に相談、交換の要望を出しておく事です。
早め早めの対応がトイレに閉じ込められると言う最悪の事態を防ぐ最善の方法です。