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畳の張替えはいつがベスト方法や費用も解説します!

今回は、畳を張替える時期や費用について解説します。

畳の張替えと、そのほかの床材の張り替えでは明確な違いがあります。畳の場合は張り替えの方法が特殊であり、表替えや裏返しなどがあります。

「表替えとかよく知らないし、いつ張り替えればいいのかわからない……」という人も多いでしょう。

本記事を読むことで、畳の張替えについて具体的に知ることができます。畳からフローリングに張り替える場合のメリット・デメリットも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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畳の張替え方法を3種類ご紹介します!

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畳とは、畳床という軽い建材に、イグサを織り込んだ畳表を張ったものです。また、角を補強するために畳縁がつけられています。このような畳の構造を踏まえておくことで、張り替えの仕組みをスムーズに理解することができます。

1.裏返し

裏返しとは、畳床に張られている畳表を外し、そのままひっくり返して張りなおすことです。畳表には両面あるため、文字通り「裏返し」をすることで新品同様の畳を実現できます。

また、裏返しの費用相場は1畳あたり3,500円~5,000円です。比較的リーズナブルに張り替えられることが大きなメリットです。

2.表替え

表替えとは、畳表と畳縁を新しいものに交換することです。古くなった畳は裏返しで対応しますが、裏返したあとに劣化が目立つようになった場合は表替えとなります。

費用相場は裏返しよりも高く、1畳あたり5,000円~10,000円が目安になります。ただ、表替えをすることで畳表が新品になり、イグサの香りが部屋中に広がります。一層の心地よさを感じながら生活ができるため、大きなメリットと言えるでしょう。

3.新調

新調とは、畳表と畳縁、そして畳床を交換することです。丸ごと交換するため、費用は表替えや裏返しよりも高くなります。相場としては1畳あたり10,000円~25,000程度です。

畳の素材によってはさらに割高になりますが、新調するメリットは多くあり、ポイントはクッション性です。裏返しや表替えの場合は畳床を使い続けるため、段々とクッション性が悪くなっていきます。しかし、新調すれば畳床自体が新しいものになるため、踏み心地が格段によくなるのです。より快適に和室を使えるようになるため、大きなメリットと言えます。

畳を張り替える時期はいつ?

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畳の張替え時期は、パーツごとに見ていく必要があります。まず、畳表の張替え時期はおよそ5年です。また、畳床の張替え時期は長くて15年程度になります。

したがって、新調してから5年で裏返しを行い、もう5年で表替え、もう5年で新調という流れになります。ただし、時期についてはあくまでも目安です。畳の使い方次第では、やや早めの張り替えが必要になることも考えられます。もちろん、お手入れがきちんとできればより長く使うことができるでしょう。

長持ちさせる方法とは?

畳の弱点は湿気にあります。湿度の高い環境では早めにダメになるため、除湿をすることが大切です。積極的に換気をし、部屋の湿度を下げることが長持ちさせるコツです。また、湿度を下げる方法は、窓を開けることだけではありません。除湿器を使うことや、エアコンをドライに設定することによっても下げることができます。

掃除の仕方も大きなポイントになります。特に気にせず掃除機をかけてしまうと、早いペースで畳が傷んでしまいます。掃除機をかけるときは、畳の目に沿うようにするとよいでしょう。また、ある程度スローペースでかけることも長持ちさせるコツです。

畳をフローリングに変更するメリット3選!

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畳のメリットは裏返しや表替えができることですが、畳という床材にはデメリットもあります。湿気に弱いことや、液体をこぼすことでシミができてしまうことなどが挙げられます。

そのため、畳が傷んできた段階で別の床材に切り替えることも一つの手段でしょう。そこで、フローリングのメリットを3点ご紹介します。

木の温もりが感じられる!

フローリングの素材は木材がメインになります。木材の特徴を前面に出しているため、自然の温もりを感じられる点が大きなメリットです。また、茶色しかデザインがないわけではなく、黒っぽいデザインや白っぽいデザインもあります。理想のフローリングで空間を演出できるため、とても人気のある床材です。

お手入れや掃除がしやすい!

フローリングの場合は、小さなごみやほこりが多い場合でも簡単にきれいにできます。掃除機では吸い取れない類の汚れも、水拭きをすればきれいに落とすことができます。数ある床材の中でも比較的掃除がしやすいため、負担なく清潔な状態を維持できるのです。一方で、畳の場合はメンテナンスがしにくく、汚れた状態が解決しないケースも多くあります。具体的には、畳表の隙間に小さなごみが入り込んでしまって取れないケースなどが挙げられます。

ダニのいない環境を維持できる!

生活する上でネックになるのが、ダニの発生です。畳の場合はほこりを取りきることが難しく、ダニが発生しやすい環境です。フローリングの場合は簡単な掃除だけで清潔さを維持できるため、ダニが発生しにくいということです。

ただし、フローリングの上にじゅうたんを敷いている場合は、じゅうたんにダニが発生してしまう可能性はあります。

フローリングの弱点も踏まえておこう

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防音性が低い

フローリングの場合は音の伝導率が高いという特徴があります。音が響きやすいことを意味するため、防音性が低い点がデメリットになります。畳の場合は遮音性に優れているため、その点でフローリングより優れています。フローリングに遮音性を付与することはできますが、プラスで費用がかかってしまいます。

硬さがある

フローリングのメイン素材は木材であり、硬いことが特徴です。クッション性のある床材と比較して踏み心地が悪く、足への負担が懸念されます。日常的に床材の上を歩くことになるため、足への負担が大きいことは明確なデメリットと言えるでしょう。

踏み心地にこだわる場合は、クッション性のある畳やクッションフロアをおすすめします。

フローリングに変更する際の費用はどれくらい?

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畳からフローリングに切り替える場合は、少々費用が高くなります。材料費と工事費、廃材処分費などを合わせて、6畳あたり15万円~25万円程度が相場になります。フローリングに機能性を求める場合はさらなる費用が懸念されるため、業者とよく話し合う中でベストなプランを模索するとよいでしょう。

まとめ

ご説明した内容を簡単にまとめましょう。

・畳の張替えには「裏返し」「表替え」「新調」の3種類がある

・裏返しと表替えの時期はそれぞれ5年程度、新調は15年程度

・フローリングのメリットは掃除がしやすいこと

・フローリングのデメリットは湿気に弱いこと

畳という床材の最大の特徴は、裏返しができることです。表面が汚れても裏面を使うことができるため、他の床材にはないメリットと言えるでしょう。畳自体の交換が必要になるのは10年~15年後であるため、長く使える床材という点も大きなメリットになります。経年劣化を避けることはできませんが、積極的に除湿をすることで長持ちさせることができます。

1畳あたりの張替え費用相場は、裏返しで3,500円~5,000円、表替えで5,000円~10,000円、新調で10,000円~25,000円程度です。

畳にデメリットを感じる場合は、フローリングに変更することも一つの手段です。フローリングは畳と違って掃除がしやすく、ダニのいない環境を維持できます。しかし、基本的に防音性が低いことや、硬くて踏み心地が悪いなどのデメリットがあることは踏まえておきましょう。また、和室においてフローリングを導入するとデザイン面でバランスが悪いため、和室全体を洋室に変えるなどのプランも検討することをおすすめします。