今回は、引っ越しにかかる費用を具体的に解説します。
進学や転勤など、引っ越しが必要になる機会は多くありますが、気になるのが費用面です。荷物を輸送するだけで数十万円という費用がかかるとなると負担が大きいため、「安く抑えることはできないの?」という人も多いでしょう。
本記事では、ケース別の引っ越し費用の目安をご紹介するとともに、安く抑える方法も解説します。依頼時の注意点もわかりやすくご説明しますので、ぜひ最後までご覧ください!
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引っ越し費用の目安を解説!
費用を決める3つの要素
「引っ越し費用は荷物が多いほどに高くなるでしょ?」という人も多いでしょう。確かに荷物の量も費用にかかわるポイントですが、それだけではありません。引っ越し先までの距離や、オプションなども大きく関係してきます。
たとえば、同じ市町村内に引っ越すのか、あるいは県外に引っ越すのかによって費用が大きく異なります。遠方になるほど費用が高くなり、同じ荷物の量でも10万円以上の差が開いてしまうケースもあります。
オプションについては、引っ越し先での洗濯機取り付けやテレビの配線調整などがあります。オプションをたくさんつけることで手厚いサービスを受けられますが、その分費用は大きくなります。
一人暮らしの費用相場
一人暮らしの場合は、比較的荷物量が少ないです。費用も安く済むケースが多く、相場としては40,000円~70,000円程度になります。同じ市区町村の範囲で引っ越す場合は40,000円台までで収まることが一般的ですが、500km以上離れた遠方に引っ越す場合は70,000円以上かかるケースも多いです。
また、荷物量が比較的多い場合の費用相場は60,000円~12万円程度です。荷物が多いと業者の作業量も増加するため、必然的に費用が高くなります。
家族で引っ越す場合の費用相場
3人家族が引っ越す場合の費用相場は、10万円~27万円程度です。県内の範囲で引っ越す場合は10万円~12万円程度で収まることが一般的ですが、500km以上離れた遠隔地に引っ越す場合は20万円を超えるケースが多いです。
また、4人家族の場合は12万円~30万円程度、5人家族の場合は21万円~37万円程度が相場になります。
場合によっては非常に高額になる点が引っ越し費用の怖いところですが、安く抑える方法はたくさんあります。
引っ越し費用を安く抑える方法5選!
1.繁忙期を避ける
引っ越しにおいては繁忙期が存在します。わかりやすく言うと、多くの人々が引っ越しをする時期のことです。業者が多忙になることから、費用が割高になってしまいます。
具体的には、3月下旬~4月上旬が繁忙期のピークになります。日本では4月を1年のスタートとして位置付けるため、どうしても3月~4月は引っ越しが集中し、費用が高くなるのです。「実際に4月から仕事がスタートするから、繁忙期を避けられないのでは?」という人もいるでしょう。しかし、少しでも引っ越し日をずらすことができれば、費用を安く抑えることができます。3月下旬から4月上旬がピークであることを考えると、3月上旬に引っ越し日を設定することで費用を抑えられます。
2.時間指定をしない
引っ越し当日の時間指定をしないという方法もあります。何時何分という細かな指定ではなく、午前中や夕方など、やや大きく指定することでフリー便の扱いになり、費用を安く抑えることができます。
もちろん、時間帯を細かく指定したほうがスケジュールも立てやすいです。フリー便の場合は業者がいつ来るかわからないため、分刻みのスケジュールで引っ越しをしたい場合は時間指定をすべきでしょう。
3.オプションを最低限にとどめる
見積もりの際に、業者からオプションについて聞かれることになります。洗濯機の取り付けやテレビの配線調整など、さまざまな項目があります。必要なオプションはつけたとしても、それほど必要でないオプションはなるべく省くようにしましょう。ひとつのオプションで5,000円以上かかるケースもあるため、最小限にとどめることで費用を抑えられます。
4.業者に相談をする
業者に費用の相談をすることも効果的です。引っ越しの料金プランを知りつくすプロの業者であれば、要望に応じて安いプランを提案してくれます。また、引っ越し業者は多くあり、競争の激しい世界です。他社にお客さんを取られないようにするため、値引きをしてでも契約したいという業者が多くあります。そのため、費用削減の要望を積極的に伝えることで、1回目に提示された見積もり費用より大幅に安くなる可能性が高いです。
5.相見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取ることも有効な手段です。引っ越し業者によって料金プランが異なるため、見積もり費用にも差が出てきます。複数の業者の見積もりを比較し、最も安い費用を提示した業者に依頼するのがおすすめです。
引っ越し業者を使う際の注意点について
引っ越し直前の依頼は避けよう
引っ越し日の直前に業者に依頼するのは避けましょう。繁忙期とその前後は業者側のスケジュールがどんどん埋まるため、直前に依頼しても断られてしまう可能性があります。希望する日に引っ越すためにも、2週間前には依頼するようにしましょう。
言い値で依頼するのは避けよう
見積もりを依頼すると、業者が費用を提示します。注意したいのは、業者側の言い値で即決しないことです。引っ越し費用というのは少しプランを変えただけで変動するため、業者が一回目に提示した費用で即決すると、結果的に損をする可能性があります。
したがって、業者側としっかり交渉し、より安い費用を提示してもらいましょう。実際に、粘り強い交渉によって5万円以上の削減ができたというケースも多くあります。
電話見積もりは避けよう
引っ越しの見積もりは、電話のみで完結させることもできます。しかし、業者に荷物の量などをチェックしてもらわない場合、適切な見積もり費用にならないケースが多いです。そのため、電話見積もりよりも訪問見積もりをおすすめします。電話でしか見積もりを取らないと業者に言われた場合、依頼そのものを避けたほうが賢明です。
信頼度をチェックせずに依頼するのは避けよう
引っ越し業者にもいろいろあり、悪質な対応を取る業者も存在します。ただでさえ費用がかかる引っ越しでトラブルが起きるのは避けたいため、前もって業者の信頼性をチェックする必要があります。マイナーな業者に依頼する場合は特に細かくチェックしましょう。
まとめ
本記事でご紹介した内容を簡単にまとめましょう。
・引っ越し費用は、荷物の量と距離、オプションによって決まる。
・単身者が引っ越す場合の費用相場は40,000円~70,000円
・4人家族が引っ越す場合の費用相場は15万円~30万円
・繁忙期の回避や相見積もりを取るなど、安く抑える方法はいろいろある。
・引っ越し直前の依頼や電話見積もりは避けるべき。
引っ越しで業者を使う場合、一人暮らしでも数万円程度はかかります。ポイントは移動距離と荷物の量であり、遠方へ多くの荷物を輸送する場合は費用が高くなりがちです。しかし、繁忙期を避けたりオプションを省いたりという方法で費用を抑えることができます。
また、見積もりのために訪問した業者は、契約を結ぶために努力します。こちらから費用面の相談をすることで、安いプランを積極的に検討してくれるケースが多いです。高額な引っ越し費用を支払うことは大きな負担になるため、なるべく安く抑えるためにいろいろな方法を使ってみましょう。