サッシ修理・サッシ交換

アルミサッシの変形は修理できるのか?4つの修理方法をご提案。

アルミサッシが変形してしまった時の修理方法について解説したいと思います。各シチュエーションごとに3つの修理方法をご提案します。

もしも、アルミサッシが変形してしまいお困りの方がいらっしゃる場合は是非参考にしてみて下さいね。

それでは、はじめて行きたいと思います。

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アルミサッシの変形は修理できるのか?

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まず、そもそもアルミサッシの変形は修理が可能なのか?についてです。素人の方がご自身で修理するにはやはり限界があります。

それは、一度変形=曲がった状態のアルミサッシを真っすぐに元通りにする事は基本的に難しいからです。アルミサッシが変形するシチュエーションは下記の様な状況が考えられます。解決策とあわせてご覧下さい。

1.網戸や窓を落下させてアルミが変形した

年末年始や長期休暇のゴールデンウィーク期間中に意外と多いのですが、網戸や窓を外して清掃を行い際に誤って網戸や窓サッシを落下させてしまい、変形させてしまうケースです。

清掃業者の方から修理のご相談を頂く事があります。この場合アルミは衝撃げ曲がっているので一部潰れている状態だったり大きく変形している事が多いです。

1つ目の修理提案

ペンチやカナヅチで元に戻す。

アルミサッシは衝撃により変形してしまう事がありますが、逆にペンチなどである程度元に戻す事も可能です。曲がってしまった逆の方にペンチで曲げたりカナヅチで叩いてアルミを延ばしたりする事で修復が出来ます。

ただし、完全に元に戻す事は不可能なので、ある程度元の様に使用可能なレベルまで。と言うイメージです。完璧に元通りにするには、新しい物に交換するか、場合によってはアルミリペアで修理する事になります。

2.網戸(アルミサッシ)に隙間があると思っていたら変形していた

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網戸枠(アルミサッシ)の変形はかなり多い症状です。特に戸建て住宅や木造のアパートで使用されている通常網戸に見られる不具合です。

15年以上網戸を使用していると網戸本体のフレーム自体が変形して斜めに倒れた感じになります。網戸のグラつきを感じたり、網戸を閉めてもフレームとの間に隙間が出来る等の不具合が発生します。

2つ目の修理提案

補助金具を使用する。

念のために縦框と横框の接続部分のネジを増し締めしてみましょう。この連結ネジが緩んでいる為にフレームがグラグラと不安定な事もあります。増し締めをしても症状が改善しない場合は、補助金具で歪みを固定します。

L型の平ぺったい且つ薄いアングルがホームセンター等で販売されていますので、縦框と横框にL型アングルをあてがい、スチール用のタッピングビスで固定します。四方固定をするとフレームがしっかりしますので、歪み、変形の改善を行う事が可能です。

3.窓のアルミサッシが変形して窓枠にピッタリ納まらない

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窓のアルミサッシが枠にしっかり納まらない時、一番最初に原因と考えられる部分は戸車です。左右の戸車の高さがズレてしまいアルミサッシがサッシ枠に対して倒れているので窓の上部分か、下部分に隙間があいてしまうのです。原因が戸車であれば戸車の高さ調整を行うか、戸車交換をする事になります。

戸車の調整で上手く行かない場合、もう1つの修理方法としてサッシの建付け調整を行う事により修理出来る事があります。

3つ目の修理提案

サッシの歪みを調整

軽度の変形や歪みに効果がある方法です。一度問題となっている窓サッシを取り外します。木や板を床に敷きます。アルミサッシが傾いている逆側のサッシ角を地面の板に軽めに落とします。要はサッシを地面に落とす(軽く叩きつける)事により自重で変形を修正しているのです。

この時注意する事は、落とす側のサッシの角に割れやすいプラスチック製の部品などが取付けられていないかチェックして下さい。落とした拍子に破損してしまうかもしれません。

4.サッシのレールが変形して窓が上手く開閉出来ない

サッシ窓はレールの上を動きます。サッシの戸車が悪くなって窓の開閉が上手く行かなくなる事もありますが、稀にサッシのレールが変形して窓を動かすと突っかかった様に動きがスムーズに行えない事があります。一旦サッシ窓を取り外しレールを見てみましょう。レールが折れている、変形している場合は下記の方法で修理する事が可能です。

4つ目の修理提案

オーバーレールと言うレールの補修部材を使用する

サッシのレールが変形している場合、一部破損している時はオーバーレールという部材を使用して修理が可能です。ネットなどで購入する事が出来る補修部材です。使用の仕方は簡単です。

オーバーレールを用意したら、レールと同じ長さにカットします。グラインダーや金ノコでカットする事が出来ます。補修する部分だけではなく、レールの全長の長さでカットして下さい。既存のレールが変形している場合はペンチなどを使って可能な限り真っすぐに修正します。

あとはオーバーレールにコーキング等の接着剤を適当に付着しオーバーレールを既存レールに被せれば作業完了です。

まとめ

本日は、アルミサッシが変形した時の修正方法、修理方法について考えてみました。アルミサッシは何度も曲げるとポリと切れてしまいます。ペンチなどで修正する時も気をつけて作業にあたって下さいね。