リフォーム内窓

内窓取付で後悔したくない方は、ガラスの選択に注意しましょう。

内窓の取付を考えていらっしゃる方に向けた記事になります。

内窓の取付を検討されているという事なので内窓の主な効果はある程度把握されていらっしゃるものだと思います。おさらいですが、内窓の効果として、断熱性能の向上結露対策防音効果防犯効果が得られると言われています。大変人気の内窓ですが、内窓取付で後悔される方が一定数いらっしゃるのも事実です。後悔される方の区分けとして大きく2つに分かれます。

【後悔パターン1.使いずらい事がメインの場合】

・窓を2回開け閉めしなくてはならなく面倒

・カーテンレールが窓に当たって動かしにくい

・2重ガラスにして重たい

【後悔パターン2.内窓の効果が得られない

・結露がそれほど解消しない

・防音効果が感じられない

・断熱効果が感じられない

今回お伝えしていく内容は、 【後悔パターン2.内窓の効果が得られない】 この点についてです。内窓を取付けする時には実は大切なポイントがあります。この点について詳しく解説して行きたいと思います。

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内窓取付の”キモ”はガラスの構成選びにあり!内窓設置までの流れ。

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内窓を取付けるまでのプロセスを簡単にまとめてみます。

1.内窓工事業者に現地調査に来てもらい見積りを出してもらう

まずは、内窓の施工をしてくれる自宅近くの業者を調べる事からはじまります。内窓はサッシ屋さんやガラス屋さんで取付をしてくれます。またホームセンターでも内窓販売を行っています。

内窓販売店に連絡すると現調(現地調査)の日程を決める流れになると思います。見積りを出すのに、窓の大きさが分かれば良いと言う訳ではありません。取付有効スペースの確認やカーテンレールの取付け位置、既存額縁の歪みなどチェックするポイントがいくつかあります、

これらを全てチェックし見積りを出す事ができますのでやはり一度業者の方に足を運んでもらう必要があります。

2.内窓のメーカーや種類、ガラスの構成を選ぶ

現地調査の時は決定権者が現地に立ち合い見積り内容の方向性を決めて行きます。お客様の方で決めなければならない項目として、内窓のメーカーガラスの構成です。

内窓メーカー

サッシメーカーであるLIXIL、YKKap、三協アルミ、大信工業が国内主要の内窓メーカーとなります。

・LIXILは、インプラス

・YKKapは、プラマードU

・三協アルミは、プラメイクEⅡ

・大信工業は、プラスト

という内窓商品を製造しています。この商品の中から自分の家の内窓はどれにしようかと考えなければなりません。内窓の取付をする業者により取扱い出来るメーカーが決まっていたりしますので取付したい商品が決まっているのであれば、現調の前に取り扱いがあるのか確認する事をお勧めします。せっかく現調してもらったけど、希望の内窓商品の取り扱いが無いというリスクを未然に防ぐ為です。

内窓の色

内窓の色は各メーカーの商品により決まっています。業者の方にカタログを見せて頂くかメーカーのWEBサイトより色味を確認しましょう。色は現在取り付けられている窓のサッシ色と同じような色にする方が多いです。

ガラスの構成

今回のテーマである内窓の効果が得られるかどうか鍵を握る”キモ”ガラスの構成はこの時に決めます後程詳しく解説しますが、このガラスの構成で失敗すると、せっかく内窓を取付けたのに思った様な効果がなく、失敗した!と後悔する事にもなりかねません。ご注意下さい。

3.取付日程を業者と調整し施工日を確定する

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さて、打合せした、内窓メーカー、色、ガラス構成で業者から、見積りが出ました。金額がOKであれば業者に発注をします。見積りは1社のみではなく複数の業者から取得する相見積もりで行っても良いと思います。

納得のいく見積りが出ましたら業者と施工日の日程調整を行います。内窓は受注生産となりますので発注後商品が出来上がるまでしばらくお待ちください。

4.内窓取付工事を行ってもらう

施工日当日、業者が再度伺いしますのでご対応頂く事になります。施工の内容によりますが、通常は1窓にかかる工事時間は30分から1時間程度です。当日の職人さんの数にもよりますが、2~3窓の工事でも半日から1日もあれば十分に済みます。

取付が終わったと案内がありますので、取付してもらった全ての内窓の樹脂サッシの動きとクレセント錠のかかりをチェックして引き渡してもらいます。

5.内窓の性能効果を体感する

季節により効果は翌日から発揮されるでしょう。結露軽減、室内の暖まり方や冷え方が変わった。外の音があまり聞こえなくなったなど内窓の効果を体感して下さい。

そして、内窓の効果を体感する為に最も大切なガラスの構成選びについて次に記載しますのでご一読下さい。

内窓のガラス構成についてアドバイス!

結露

断熱性能の向上結露対策防音効果防犯効果 は内窓に設置するガラスが大きく関わっています。内窓をイメージしてみて下さい大半はガラス面であとは回りの枠です。内窓で選べる標準のガラスには下記のガラスがあります。特徴も含めて説明します。

単板ガラス

通常の板ガラスです。

個人的な感想ですが、あまり内窓の効果を発揮する事はできません。価格が安いので「取り敢えず内窓を設置すれば、効果は期待できるだろう」と安易にこのガラスを選択すると”後悔”するかもしれません。透明ガラス、型板ガラスが選べます。

ただし、防音性、遮音性を期待される方は、単板5mm厚ガラスは選択検討可能です。音は周波数によりガラスとの相性があります。単板ガラスで厚みを厚くした方が防音効果が発揮される事もあります。施工業者と十分に相談されて下さい。

ペアガラス

個人的な感想として、断熱性能や結露防止を目的とするのであれば、最低でもこのペアガラスをお勧めします。実は筆者も寝室に内窓を設置したのですが、もう10年ほど昔の事で知識や情報もあまりなく単板ガラスで取付しました。結露対策の設置でしたが多少は軽減されたものの劇的な効果はありませんでした。数年後、”あ~ガラスが悪いのか”と気づきガラスを変更した所、効果はハッキリ変わりました。

Low-eガラス

内窓のガラスとしては最上位に位置するLow-eガラスです。高い断熱効果を期待したい方にはお勧めです。価格も高くなりますが冷暖房の電気代節約にも効果がありますので費用対効果は期待できます。

合わせガラス

防犯性を高めたい方には合わせガラスをお勧めします。ガラスとガラスの間に特殊フィルムを挟み込んだガラスとなりますので、泥棒などの侵入者がガラスを破って室内に入ろうとしても、特殊フィルムがなかなか破れず侵入を諦めさせる効果が期待できます。

また複層タイプ(ペアガラス)の合わせガラスのありますので、断熱性能や結露対策も同時に行う事が可能です。

まとめ

本日は内窓取付で後悔しない為に、ガラス選びの重要性について説明させて頂きました。内窓は安い買い物ではありません。時期により補助金が出ているタイミングもありますのでそのあたりの情報収集もしっかり行い、後悔の無い内窓取付を行って下さい。