リフォーム内窓

フローリングの張り替え費用はいくら? 施工プランや注意点も解説!

今回は、フローリングを張り替える際の費用相場を解説します。

フローリングの種類はいろいろあり、どのタイプに張り替えるかによって費用が異なります。どこまでの範囲で張り替えるのかによっても異なるため、「どのくらいの費用になるのか見当がつかない……」という人も多いでしょう。

本記事を読むことで、費用が決まる仕組みや具体的な相場を知ることができます。施工期間などもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

[PR]<地域の”フローリング・床の張り替えリフォーム工事業者”はここから検索できます(ゼヒトモ)>[PR]

フローリングの張り替え費用はどれくらい?

画像

フローリングの張り替え費用は条件によって異なるため、相場には大きな開きがあります。そこで、費用が決まる仕組みの段階から具体的に解説しましょう。

費用が決まる仕組みを解説!

基本的に、張り替え費用の内訳は以下の3要素になります。

◎材料費

主にフローリング材の費用になります。グレードや種類のバリエーションが豊富にあり、どのフローリング材を選ぶかによって費用は大きく異なります。また、ポイントになるのは「無垢」か「複合」かの違いです。無垢フローリングとは、木材の一枚板を加工したものであり、単層フローリングとも言われています。

その一方、複合フローリングは木材を張り合わせたものであり、文字通り複合タイプになります。それぞれに良さがありますが、単価は無垢フローリングのほうが高い傾向にあります。

◎工事費

工事費は、張り替え作業にかかる費用が含まれます。工事のやり方には「張り替えの工法」と「重ね張り工法」の2種類があり、それぞれ費用が異なります。

張り替え工法とは、既存の床材を全面的に撤去した上で、新しい床材を張るというものです。その一方、重ね張り工法の場合は既存の床材を残した状態で、新しい床材を張るというものです。重ね張り工法の場合は床材を撤去する作業が必要ないため、比較的リーズナブルな費用になります。

◎諸費用

諸費用にどのような項目を入れるかは業者によって異なります。一例としては、廃材処分にかかる費用や、運搬や清掃にかかる費用、そのほか現場管理費などが挙げられます。項目が多いだけに高くつきそうですが、一つひとつの費用は小さいため、一般的には数万円程度に収まります。

費用相場をご紹介!

フローリング張り替えの費用相場を、パターン別にご紹介しましょう。

6畳あたり費用相場(防音なし)

◎張り替え工法で複合タイプにする場合

14万円~17万円程度

◎張り替え工法で無垢タイプにする場合

15万円~18万円程度

◎重ね張り工法で複合タイプにする場合

10万円~13万円程度

◎重ね張り工法で無垢タイプにする場合

11万円~14万円程度

また、解説したのはフローリングからフローリングに張り替える際の費用相場です。クッションフロアやカーペットからフローリングに張り替える場合は、やや低めの費用相場になります。

施工プランを決めるときのポイントとは?

画像

1.デザイン

フローリングのデザインというとどれも同じようですが、実際にはさまざまな種類があります。ほとんど白色に近いものや、黒色に近いもの、よくある茶色っぽいものなど、多くあります。

白色に近いデザインを選ぶと、明るくて清潔感のある雰囲気を演出できます。黒色に近いデザインを選ぶと、シックで重厚感のある雰囲気を演出できます。よくある茶色っぽいデザインを選ぶと、木の温もりが感じられる雰囲気を演出できるのです。そのため、デザインごとの特徴を踏まえた上で決めることが大切です。

2.材質

材質については、無垢フローリングと複合フローリングの特徴を踏まえた上で決めましょう。無垢フローリングは素材の良さを活かしたタイプであり、木の温もりを一層感じることができます。劣化すると色が変わりますが、深みが出るという捉え方もできるでしょう。調質機能もあるため、費用の折り合いがつきそうならおすすめできるタイプです。

複合フローリングの場合は表面加工されており、掃除しやすいという点がメリットです。価格も比較的安いため、人気のあるタイプです。

3.機能

フローリングの機能も大きなポイントになります。防音機能や抗菌・消臭機能など、さまざまな機能を追求することができ、特に人気があるのは床暖房機能です。床暖房を導入したフローリングにすることで、冬でも暖かい空間を維持できます。ストーブなどと違ってやけどの心配もないことから、メリットの多い機能です。普段から足の冷えが気になるという場合には特におすすめできます。

張り替えにかかる日数はどのくらい?

画像

フローリングの張り替えにかかる日数は、6畳につき1日~2日程度が目安になります。6畳で2日というと「結構かかるなぁ……」という人が多いでしょう。ただ、日数については工法や作業人員によって左右されます。

まず、張り替え工法ではなく重ね張り工法になる場合、比較的短い工期になります。また、作業人員が増えることによっても工期は短くなります。そのため、できるだけ工期の短縮を図りたい場合は、一度業者に相談してみましょう。

マンションのフローリングを張り替える場合の注意点

画像

自分が所有・管理する建物においてフローリングを張り替える場合は、特に制限はありません。しかし、マンションの場合は管理組合の規約に沿う必要があるため、注意しなければなりません。もし勝手に張り替え工事をし、管理規約に違反した場合はトラブルに発展します。

そのため、張り替えを行う前に管理組合に確認を取りましょう。組合から承認を得ることができれば、工事に向けてステップを踏むことができます。また、承認を得るにあたっては図面などの提出が求められることもあるため、施工業者とも連携を取りながら手続きを進める必要があるでしょう。

また、一般的にマンションでは、一定の遮音等級が保証されています。フローリングの張り替えを行う場合も、遮音等級の規約に沿った対応が必要になるため、工事の内容に制限がかかるという点も踏まえておきましょう。

まとめ

本記事でご説明した内容を簡単にまとめましょう。

・フローリングの張り替え費用は、材料費・工事費・諸費用によって決まる

・費用相場は6畳あたり10万円~18万円程度

・元々の材質や、どのような材質を選ぶかによっても費用が異なる

・デザインと材質、そして機能を踏まえた上でプランを決定すべき

・マンションのリフォームでは管理組合の存在がネック

フローリングの費用は、材質と範囲、そして工法によっても左右されます。また、床暖房などの機能を求める場合も費用が高くなります。グレードの低いフローリングを選ぶことで費用を安くできますが、あまりに妥協しすぎると理想とは程遠いリフォームになってしまいます。あくまでも理想の空間を実現することを念頭に置いた上で、安いプランを探ることをおすすめします。いくつかのプランを組み合わせたパッケージにすることで費用がお得になるケースもあるため、業者選びが大きなポイントになるでしょう。こちら側の要望に快く応じ、幅広いプランを提案してくれる業者がおすすめです。

また、マンションのフローリングを張り替える場合は、組合の管理規約をしっかりと確認する必要があります。確認せずに張り替えを進めてしまうと大問題に発展する可能性もあるため、慎重な対応が必要です。仮に張り替えができる場合でも、施工プランの内容が管理規約に違反しないかどうかをしっかりと確認する必要があるでしょう。