木製サッシの価格について、このような悩みや不安はありませんか?
「木製サッシは高いの?」
「他の素材との価格差はどのくらい?」
「メンテナンスコストはいくらくらい?」
本記事では、木製サッシの価格相場やメンテナンスサイクル、メンテナンスコストなどについて詳しく解説します。
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木製サッシの価格相場
木製サッシの価格相場は、5万円〜30万円ほどと言われています。
一般住宅で使用されるサッシの種類としては、木製サッシ以外にも樹脂サッシとアルミサッシがありますが、価格相場はどのくらい異なるのでしょうか。
以下でそれぞれのサッシとの価格相場の違いを解説します。
木製サッシと樹脂サッシの価格相場の違い
樹脂サッシの価格相場は、10万円〜20万円ほどです。
木製サッシとアルミサッシの価格相場の違い
アルミサッシは一般的に使用されるサッシのなかでもっとも価格が安く、3万円〜5万円ほどが価格相場です。
木製サッシのメンテナンスのコストや方法
ここでは、木製サッシのメンテナンスについて詳しく解説します。
1.木製サッシはメンテナンスが必要?
アルミサッシや樹脂サッシは長期にわたってメンテナンスしないこともありますが、木製サッシは定期的なメンテナンスが欠かせません。
木製サッシは紫外線や雨、風などの自然的要因によって劣化してしまうため、定期的なメンテナンスをしないと塗料が剥がれてしまったり、木製サッシの美しさが損なわれてしまう原因になります。
なかでも直射日光が当たる場所や雨風があたりやすい場所に設置してある木製サッシは特に要注意です。
2.木製サッシのメンテナンスの方法
木製サッシのメンテナンスが必要になる部分は大きく分けて以下の3つです。
2-1.部品やガラス
木製サッシには、戸車や蝶番、クレセントなどの部品やガラスなど、さまざまな部品がありますので、それぞれをメンテナンスする必要があります。
部品やガラスのメンテナンスについては、基本的に不具合が生じたときに確認およびメンテナンスするので問題ありません。
不具合に応じて、ネジを締めなおしたり、潤滑油をさすなどのメンテナンスを行います。
2-2.気密性
木製サッシが劣化すると気密性が低下することもあります。
すきま風が入ってくる、室内が外気の影響を受けやすくなったなどのトラブルが生じた場合、木製サッシ気密性が低下している可能性がありますので確認してみましょう。
機密性の低下が見られる場合、金具などを調整すれば治ることもありますが、多くは木製サッシ本体を交換しなくてはいけないため、専門業者に相談する必要があります。
2-3.サッシ本体
木製サッシ本体が劣化すると、塗料が剥がれてしまうため、再塗装を行う必要があります。
塗料の剥がれとともに、表面に木部の割れやカビが発生している場合は適切に処理してから再塗装するようにしましょう。
木製サッシの再塗装の手順は以下の通りです。
- STEP①:やすりなどでサッシ全体を研磨する
- STEP②:問題がある部分を中心に再塗装する
- STEP③:塗料を2度塗りする
- STEP④:仕上げ用の塗料を塗る
また、塗料の剥がれを放置してしまうと、サッシにカビが生えたり、虫が湧いたりする原因になりますので、可能な限り早く再塗装することが大切です。
3.木製サッシのメンテナンスサイクル
ここでは木製サッシのメンテナンスは、一般的に3年〜5年ほどに1回の頻度で行います。
ただし、使用環境によってもメンテナンスサイクルは異なるため、普段から使用していて不具合や異変が見られる場合は状況を確認するようにしましょう。
なかでも、サッシが水を弾かなくなった、光沢がなくなった、変色してきたなどの症状が見られる場合はメンテナンスが必要となりますので要チェックです。
4.木製サッシのメンテナンスコスト
ここでは、木製サッシのメンテナンスコストについて、DIYで行う場合と業者に依頼する場合のそれぞれのコストについて詳しく解説します。
4-1.DIYでメンテナンスを行う場合
木製サッシ用の塗料はホームセンターやネット通販でも販売されており、1,000円前後であることが多いため、木製サッシの再塗装をDIYで行う場合は2,000円前後で行うことができます。
ただし、木製サッシ本体に大きなトラブルがある場合はDIYでは対処できないこともありますので、DIYで再塗装を行う場合はあくまで塗料が落ちてきたときだけにしましょう。
4-2.業者にメンテナンスを依頼する場合
木製サッシのメンテナンスを業者に依頼する場合、塗装だけであれば1万円ほど〜、サッシを交換する場合は3万円〜、木製サッシ全体を交換する場合は5万円ほど〜の費用がかかります。
木製サッシの種類や塗料の種類、さらには依頼する業者によっても費用は異なるため、相見積もりなどである程度の相場を押さえておくことは大切です。
木製サッシの価格についてよくある質問
ここでは、木製サッシの価格についてのよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.木製サッシの耐用年数はどのくらい?
木製サッシの耐用年数は、定期的に正しいメンテナンスを行うことができれば100年以上と言われています。
一般的なアルミサッシの耐用年数は20年〜30年ほどと言われていますので、木製サッシの耐久性は非常に高いと言えるでしょう。
Q2.木製サッシのメリット・デメリットを知りたい
木製サッシのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
断熱性が高い気密性が高いデザイン性が高い湿度を調整する機能がある温かい雰囲気にできる | 価格が高いメンテナンスが必要になるサッシの重量が重い |
木製サッシの大きなデメリットは価格とメンテナンスになりますので、これらのデメリットに納得した上で木製サッシを選ぶと後悔する可能性が減ります。
Q3.木製サッシの窓の種類を知りたい
木製サッシで作れる窓の種類は以下の通りです。
- 引き窓
- 上げ下げ窓
- 突き出し窓
- 滑り出し窓
- FIX窓
- 折りたたみ窓
また、木製サッシはヒノキやスギなど、いくつかの天然木材が選べますし、塗料の雰囲気も選べるため、好みの雰囲気の木製サッシにしやすいという特徴もあります。
Q4.木製サッシに使用する窓ガラスの種類は?
木製サッシは熱伝導率が低いことで断熱性を高めているため、窓ガラスも同様に断熱性の高い複層ガラス(ペアガラス)にすることがおすすめです。
また、複層ガラスにもいくつかの種類がありますので、防犯性や防音、紫外線カットなど、、必要な機能性に合わせてガラスの種類を選ぶといいでしょう。
まとめ
本記事では、木製サッシの価格相場やメンテナンスサイクル、メンテナンスコストなどについて詳しく解説しました。
木製サッシは機能性やデザイン性から人気が高いサッシですが、検討するときに価格の高さや定期的なメンテナンスがネックとなることが多いです。
とはいえ、木製サッシは100年以上使用することができますし、メンテナンスも慣れれば面倒な作業ではありませんので、実際に木製サッシを使ってみると価格もメンテナンスもネックになることは少ないでしょう。
ぜひ本記事を参考にして、木製サッシの価格やメンテナンスについてチェックしてみてください。