窓パッキンについてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそも窓パッキンの役割は?」
「窓パッキンが劣化する原因は?」
「窓パッキンを交換するタイミングは?」
戸建の窓やマンションタイプの窓など、外に面している窓であればかならず付いている窓パッキンですが、見えにくい場所に設置されていることや状態をチェックすることが少ないことから窓パッキンの劣化に気づかないというケースは多いです。
しかし、窓パッキンは窓の機能性を高めるために重要な役割をになっている部品ですので、窓パッキンが劣化してしまうと室内に雨が入ってきてしまったり、冷気が侵入してきたりとさまざまなデメリットがあるため、定期的に窓パッキンの劣化をチェックして劣化しているようであれば交換することが必要になります。
そこで本記事では、窓パッキンについて役割や劣化する原因、交換するタイミングについてご紹介していきます。
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窓パッキンの役割とは?
窓パッキンとは、主にゴム製のチューブのような見た目をしており、窓と窓サッシ、窓枠のスキマを埋めるように使用する部品です。
窓パッキンは、窓ガラスと窓サッシのスキマを埋めるときに使われる場合と、窓枠と窓サッシのスキマを埋めるために使われる場合の2パターンに大きく分けることができます。
窓パッキンには「部屋の気密性を高めること」と「窓ガラスが割れにくくすること」の2つの役割があるのです。
ひとつ目の「部屋の気密性を高めること」は、窓パッキンを設置することで外気が室内に入りにくくなるため雨が強いときでも室内に雨が侵入してしまうことを防いでくれますし、夏や冬にエアコンを入れているときに冷気や暖気が室外に漏れてしまうことを防いでくれます。
ふたつ目の「窓ガラスが割れにくくすること」は、窓パッキンが窓ガラスへの衝撃を緩和する衝撃吸収の役割を果たしてくれるため、窓の開け閉めのときの衝撃や強風などの衝撃でも窓ガラスが割れにくくしてくれる効果があるのです。
窓パッキンが劣化する原因
窓パッキンが劣化する原因は下記の3つです。
・紫外線や日光
・結露や雨などの水分
・強い衝撃
それぞれの原因について詳しくご紹介していきます。
1.紫外線や日光
窓パッキンに使用されている素材はゴム製がほとんどですが、ゴムは紫外線や日光に当たり続けてしまうと劣化してしまうのです。
この劣化のことを「オゾン劣化」や「光酸化劣化」といい、「オゾン劣化」は大気中のオゾンにさらされることでゴムが劣化してしまう現象のことで、「光酸化劣化」は太陽光に含まれる紫外線などに当たることでゴムが劣化してしまう現象のことを指します。
どちらの劣化も防ぐことはできませんので、単純に経年劣化として扱われる場合もあり、劣化が進んでしまったら窓パッキンを交換することが必要です。
紫外線や日光の劣化を放置してしまうと、ゴムの表面にひび割れが目立つようになり本来の窓サッシの役割を果たすことができません。
2.結露や雨などの水分
窓ガラスの表面に結露が付いてしまったり、雨によって窓ガラスが濡れてしまったとき、時間が経つにつれ窓ガラスの下部に設置してある窓パッキンに水分が溜まってしまい、そこから劣化が進んでしまうのです。
窓パッキンに溜まった水分を放置してしまうと、窓パッキン内部が腐食してしまったり、カビが生えてしまい、窓パッキンが正常な役割を果たすことができなくなってしまいます。
3.強い衝撃
窓パッキンに強い衝撃を与えてしまうと、その部分から劣化が進んでしまったり、ゴムが裂けてしまうこともあります。
窓の開け閉めで窓パッキンが裂けてしまうことはありませんが、窓ガラスと窓パッキンのスキマを小さな棒などで掃除するときなどに窓パッキンにダメージを与えてしまうこともあるので、お掃除のときは気をつけることが必要です。
窓パッキンを交換するタイミング
窓パッキンを交換するタイミングは下記の3つです。
・カビが目立ってきたタイミング
・窓パッキンがベタベタしてきたタイミング
・使用してから10年ほどが経過したタイミング
それぞれの交換するタイミングについて詳しくご紹介していきます。
1.カビが目立ってきたタイミング
窓パッキンにカビが目立ってきていたり、黒ずんでいる場合は、すでに窓パッキンの内部の腐食が始まっている場合が多いため、交換する良いタイミングになります。
ただし、少しのカビであれば洗剤などで掃除することでキレイに取れることもありますので、その場合はすぐに交換する必要はないのでしばらく様子をみましょう。
2.窓パッキンがベタベタしてきたタイミング
窓パッキンのゴムがベタついているという場合は、ゴムと水が触れたことによって化合物が発生する「加水分解」と呼ばれる化学反応が起こっており、窓パッキンが劣化している可能性があるので注意が必要です。
ただ、この加水分解は輪ゴムを放置していたときにベタベタとするのと同じ現象ですので、多少のベタベタであればキッチンハイターなどで拭き取ることもできますが、ベタベタがひどい場合は窓パッキンがかなり劣化している可能性も高いので交換するといいでしょう。
3.使用してから10年ほどが経過したタイミング
窓パッキンの耐用年数は10年ほどと言われていますので、10年以上窓パッキンを使用し続けているのであれば、大きな異常がみられなくても交換することがオススメです。
まとめ
本記事では、窓パッキンについて役割や劣化する原因、交換するタイミングについてご紹介していきました。
窓パッキンは外気と室内の空気の行き来を遮断するだけではなく、ゴムの柔軟性がクッションになって窓ガラスを割れにくくするという重要な役割があるため、窓パッキンが劣化して機能しないまま使用してしまうと室内に雨が浸水してしまって窓枠が腐食してしまったり、強風などの影響で窓ガラスが割れてしまう原因になってしまうこともあるのです。
しかし、窓パッキンはご自身でも交換できる簡単な構造をしている種類もありますし、専門業者に依頼することですぐに交換してもらえますので、窓パッキンの劣化を見つけたら早急に対処する必要があります。
ぜひ本記事を参考にして、正しく窓パッキンの交換をおこなってみてください。