
面格子について、このような悩みや疑問はありませんか?
「面格子で後悔しやすいポイントを知りたい」
「面格子のデメリットの対処法は?」
「面格子以外の防犯対策を知りたい」
面格子は防犯対策のひとつとして人気の高いものですが、実は設置してから後悔したという声も多いのです。
本記事では、面格子の後悔しやすいデメリットや対処法、効果しない防犯対策などについて詳しく解説します。
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面格子の後悔しやすいデメリット

面格子の後悔しやすいデメリットは以下のとおりです。
- 避難経路として使用できない
- 耐久性の低い面格子は防犯対策に十分な効果がない
- 掃除がしにくい
- 採光量を減らすことができる
それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。
①避難経路として使用できない
面格子は簡単に取り外しができないため、地震や火災などの災害時に避難経路として使用することができません。
たとえば、大きな地震が発生したときは揺れによって住宅が歪んでしまったり、家具が倒れるなどのトラブルが発生することで玄関から逃げることができないことも想定できるため、窓を開けて避難口を確保することが必要ですが、面格子が付いている窓は避難口として使用することができないのです。
そのため、住宅に多くの面格子を付けてしまうと災害時に逃げ遅れるリスクが高くなってしまいます。
②耐久性の低い面格子は防犯対策に十分な効果がない
面格子のなかには鉄やステンレスなどの強度の高い製品もあれば、アルミといった強度の低い製品もあります。
アルミ製の面格子は価格が安いため選ばれやすいですが、耐久性が低いため防犯対策に十分な効果を発揮しないことも多いです。
③掃除がしにくい
面格子を設置すると窓ガラスの掃除がしにくくなってしまいます。
面格子があると室内から窓ガラスを掃除できないこともありますし、面格子自体の掃除も面倒に感じることがあります。
④採光量を減らすことができる
面格子の種類によっては採光量が減ってしまうため、もともと採光量の少ない場所に面格子を設置してしまうと室内が暗くなってしまうこともあります。
面格子の設置を後悔しないための対処法
面格子の設置を後悔しないための対処法は以下のとおりです。
- 不要になったタイミングで面格子を取り外す
- 高強度面格子を選ぶ
- 空き巣に狙われやすい部分にのみ設置する
それぞれの対処法について、詳しく解説します。
①不要になったタイミングで面格子を取り外す
面格子は後から取り外すこともできるため、不要になったタイミングで取り外すことも検討するといいでしょう。
ただし、面格子の固定方法にはいくつかの種類があり、ネジで固定されているだけであればDIYで取り外すことも可能ですが、窓枠に固定されている場合やワンウェイビスが使用されている場合は特殊な工具が必要となるため、専門業者に取り外しを依頼する必要があります。
②高強度面格子を選ぶ
面格子は防犯対策の一環として設置されることがほとんどですが、強度の低い面格子は防犯効果に期待できないため、高強度面格子を選ぶようにしましょう。
高強度面格子とは、一般的に防犯性能の高い建築部品にのみ付与される「CPマーク」が付いている面格子のことを指し、防犯対策に効果があると国から認められています。
CPマークは面格子以外にも窓ガラスなど防犯に関する製品についていますので、防犯のために設置する製品はすべてCPマークが付いているものを選ぶと安心です。
(参照:警視庁 住まいる防犯110番)
③空き巣に狙われやすい部分にのみ設置する
空き巣の侵入経路として、戸建住宅や共同住宅、高層階においてもドアや窓の「無締り」についで「ガラス破り」は2番目に多い侵入経路となっています。
そのため、トイレや浴室、脱衣所、通りに面していない側など、空き巣に狙われやすい窓にだけ面格子を設置することで効果的に設置することができます。
面格子以外の後悔しない防犯対策

面格子以外の後悔しない防犯対策は以下のとおりです。
- センサーライト
- 防犯カメラ
- 防犯ガラス
- 防犯フィルム
- 補助錠
それぞれの防犯対策について、詳しく解説します。
①センサーライト
センサーライトを設置することで、空き巣の侵入を未然に防ぐことができます。
ただし、センサーが反応する場所をチェックされてしまうと防犯効果は薄れてしまうため、あくまで防犯対策の一環として取り入れるといいでしょう。
②防犯カメラ
防犯カメラを設置することで”防犯意識の高い家”というイメージを持たせられるため、空き巣を未然に防ぐことができます。
ただし、画質が悪い防犯カメラは効果が薄いですし、カメラの範囲を把握されてしまっては効果がないため、高性能の防犯カメラの導入が必要です。
③防犯ガラス
防犯ガラスを設置することで、空き巣が簡単に窓ガラスを破ることができずに侵入を諦めてくれる可能性が高くなります。
防犯ガラスにもいくつか種類がありますが、CPマークが付いているガラスであれば問題ありません。
また、結露対策や断熱性の向上、UVカットなど、防犯対策以外にも嬉しい効果を追加することもできます。
④防犯フィルム
既存の窓に防犯フィルムを貼り付けるだけで窓ガラスが割れにくくなり、空き巣の侵入までの時間を稼ぐことができます。
防犯フィルムにもCPマークが付与されている製品がありますので、CPマーク付きの製品を選びましょう。
⑤補助錠
補助錠を付けることで、万が一空き巣に窓ガラスが割れて鍵を開けられたとしても、もうひとつの鍵を開ける必要があるため、時間を稼ぐことができます。
面格子を設置した後の後悔に関するよくある質問

面格子を設置した後の後悔に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.面格子の設置費用相場はいくらですか?
面格子の設置費用は製品によっても異なりますが50,000円〜100,000円ほどが相場となります。
Q2.防犯対策で重要なことは何ですか?
防犯対策で重要なことは、空き巣が侵入するまでの時間を稼ぐことです。
「財団法人都市防犯研究センター」が元泥棒を対象に侵入を諦める時間について調査をおこなったデータによると、泥棒が空き巣を試みてから侵入を諦めるまでの時間が「2分以内」が17%ほど、「2分〜5分以内」が51%という結果が出ています。
つまり、5分以上空き巣に侵入を許さなければ7割以上の空き巣を未然に防ぐことができるのです。
CPマークが付いている製品はすべて「5分以上空き巣の侵入に抵抗できる性能」を持った防犯グッズとなります。
まとめ
本記事では、面格子の後悔しやすいデメリットや対処法、効果しない防犯対策などについて詳しく解説しました。
面格子は防犯対策として取り入れられることも多いですが、防犯面以外で後悔するといった声が多いため、面格子以外の防犯製品を取り入れることもおすすめです。
なかでも防犯ガラスは住宅の外観にも影響がありませんし、結露対策や断熱性能の向上、UVカットなど普段の生活で役立つ機能を追加できるのでおすすめです。
ぜひ本記事を参考にして、防犯対策の一環として面格子を取り入れるかどうかを検討してみてください。