窓ガラスの固定方法について、このような悩みや不安はありませんか?
「ガラスが外れかけているのは放置しても平気?」
「DIYでも安全にガラスを固定できる?」
「どのようにガラスを固定すればいい?」
長年窓ガラスを利用していると、窓ガラスの固定が明らかに緩んでいると感じることも多いでしょう。
窓ガラスが風にあたるだけでガタガタと音を鳴らすのはなんとなく怖いですし、防犯上においても良くないことから固定したいと考える方も多いですが、どのように固定するのがいいのでしょうか。
本記事では、窓ガラスが外れかけているときに自分で交換する方法と注意点などについて詳しく解説します。
<e-業者で見つかる!ガラス修理・交換の業者さん!費用や施工例も掲載あり>
窓ガラスが外れかけているのは危険?
使用している年数が長く慣ればなるほど、窓ガラスが外れてしまったり、グラついてしまったりしますが、そのまま放置すると急に外れてしまうこともあるため大変危険です。
また、ガラスがしっかりと固定されていないと、ガラスとサッシやドアの間にスキマが生じてしまうため、スキマ風が入ってきたり、小さな虫が入ってしまうこともあります。
防犯面においても外れやすいガラスは空き巣の恰好の侵入口になってしまいますし、防犯対策がおろそかな住宅であると目をつけられてしまう可能性もあるでしょう。
このように窓ガラスが外れかけていることは、さまざまなトラブルに発展する可能性があるため、迅速に対処することが大切なのです。
窓ガラスの固定は安全に作業できる?
窓ガラスを固定・交換するとき、しっかりと準備をして正しい方法で固定できれば安全に作業することができます。
とはいえ、古くなった金具だけを新しくして固定するためには、金具を探す手間もありますし、必要な専門工具も増えてしまうため、基本的にはガラスを新しくして固定する、つまり窓ガラスを交換する必要があります。
古いガラスを新しく交換する場合、一般的なガラスであればDIYに慣れていない方でも交換することができますが、高所に設置してあるガラスや特殊素材のガラスについては素人では交換できないことも多いため、専門業者への依頼が必要です。
また、ガラスの交換はDIYの中でも難易度が高い作業となるため、DIYに少しでも不安がある場合は専門業者に相談するほうがいいでしょう。
窓ガラスの交換に必要な道具
窓ガラスの交換に必要な道具は以下の通りです。
- プラスドライバー(電動ドライバー)
- 養生シート
- マスキングテープ
- 軍手・作業用手袋
- トンカチ
- メジャー
サッシドアの種類によっても若干異なりますが、一般的なガラスであれば上記のf道具で取り外すことが可能です。
窓ガラスを自分で交換する方法・手順
窓ガラスを自分で交換し固定し直す方法・手順は以下の通りです。
- STEP①:ガラスの寸法を測ってガラスを購入する
- STEP②:窓枠からサッシを取り外す
- STEP③:サッシのビスの固定を緩めてガラスを取り外す
- STEP④:新しいガラスにグレチャンを巻いてサッシにはめる
- STEP⑤:窓枠にサッシをはめて完了
それぞれの方法・手順について、以下で詳しく解説します。
STEP①:ガラスの寸法を測ってガラスを購入する
ガラスの寸法を測るときは、実際に見えている部分だけではなく、固定するためにゴムパッキンの内側に入っている部分まで正確に測るようにしましょう。
STEP②:窓枠からサッシを取り外す
サッシの固定は製品によっても異なりますが、一般的には固定するための「はずれ止め」の固定を解除してからドライバーで取り外していきます。
STEP③:サッシのビスの固定を緩めてガラスを取り外す
サッシはガラスを固定するために四角にビスで固定されているため、対角の2つの固定を解除します。
すべての固定を解除してしまうと、組み立てるときに大変になってしまいますので、それぞれのサッシに”L字”が残るように解除しましょう。
もしサッシが取り外しにくい場合はトンカチなどで軽く叩いて形を整えると取り外しやすくなります。
STEP④:新しいガラスにグレチャンを巻いてサッシにはめる
新しいガラスはそのままサッシにはめるのではなく、ガラスをしっかりと固定するための「グレチャン」と呼ばれるゴムのようなものをガラスの周囲に巻きつけます。
サッシにはめるまではグレチャンが取れやすいため、マスキングテープで仮止めすると簡単に取り付けることができます。
STEP⑤:窓枠にサッシをはめて完了
サッシにガラスを取り付けられたら、取り外した手順で窓枠に設置して完了です。
窓ガラスを自分で固定・交換するときの注意点
窓ガラスの固定や交換を自分ですることは可能ですが、正しく作業をする自信がない方は専門業者に依頼することが無難です。
窓ガラスは断熱性においても防犯性においても、非常に重要な役割があるため、万が一正しく窓ガラスが固定されていないと、室内が暑く・寒くなりやすかったり、空き巣に簡単に侵入されてしまう原因になることもあります。
また、窓ガラスがしっかりと固定されているか、正しく設置できているかどうかは素人には判断しにくい部分もあるため、やはりDIYに慣れていない方は専門業者への依頼がおすすめです。
窓ガラスを固定する方法についてのよくある質問
ここでは、窓ガラスを固定する方法についてのよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.窓ガラスの交換を業者に依頼したときの費用相場は?
窓ガラスの交換費用は、ガラスの種類や作業量によっても大きく異なります。
窓ガラスのみを交換する場合の費用相場は5万円〜10万円ほどとなっており、複層ガラスや真空ガラスなどの高機能ガラスやサイズの大きい窓ガラスの交換費用は比較的高額です。
また、サッシごと窓ガラスを交換する場合は、もともと設置してあった窓枠に合わせて新しいサッシを設置するために工事を行う「カバー工法」というコストを抑えた方法で工事されますが、それでも20万円〜30万円ほどの費用がかかります。
サッシに問題がなく、、断熱性を高めるためにサッシを交換しようと検討している場合は、設置費用相場が10万円前後の二重窓を検討してみることもおすすめです。
Q2.ガラスの耐用年数はどのくらい?
ガラスの耐用年数は10年〜30年ほどと言われています。
窓ガラスの種類によっても耐用年数は異なり、一般的な透明のガラスの耐用年数は20年〜30年ほどですが、複層ガラスや真空ガラスなどの耐用年数は10年〜20年ほどと言われています。
また、使用環境によっては耐用年数に満たない場合においてもガラスが外れてしまうなどの不具合が生じることもあるため注意が必要です。
まとめ
本記事では、窓ガラスが外れかけているときに自分で交換する方法と注意点などについて詳しく解説しました。
窓ガラスが固定されていないまま放置してしまうと、さまざまなトラブルの原因になりますので、いち早く固定する必要がありますが、固定するためには基本的には窓ガラスを新しいものに交換する必要があります。
窓ガラスの交換自体は比較的簡単な作業ですが、正しく設置できないと大きなトラブルに発展するため、作業の正確性でいうと難易度が高い作業といえます。
そのため、基本的には専門業者に依頼したほうが安心でしょう。
ぜひ本記事を参考にして、窓ガラスを正しく固定してみてください。