リフォーム内窓

二重窓(内窓)の欠点や後悔しやすいポイントや対処法を解説

二重窓について、このような悩みや疑問はありませんか?

「二重窓の欠点は?」

「二重窓を設置した後悔しやすいポイントを知りたい」

「二重窓の欠点の対処法は?」

降雪地域を中心に二重窓にリフォームするという住宅が増えていますが、意外な欠点も多く設置してから後悔するという声もありますので、検討する段階でしっかりと欠点を理解しておくことが大切です。

本記事では、二重窓の欠点や後悔しやすいポイント、欠点の対処法について詳しく解説します。

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二重窓(内窓)とは?

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二重窓とは、既存の窓枠の内側にもうひとつの窓枠を取り付けたものを指し、「二重窓」という名前以外にも「内窓」や「二重サッシ」、「インナーサッシ」と呼ばれることもあります。

窓を二重にすることで断熱性能を高める効果や防音性能を高める効果などがあり、一般的には後付けで設置されることが多いです。

また既存の窓枠を破壊したり取り替えることなく、内側に新しく窓枠を設置することから施工工事しやすいことも特徴で、寒冷地を中心にリフォームとして取り入れられることが増えています。

二重窓(内窓)の欠点

二重窓の欠点は以下のとおりです。

  • 掃除の手間が増える
  • 窓を開閉する手間が2倍になる
  • 室内が圧迫される可能性がある
  • 設置コストがかかる
  • そもそも設置できない可能性がある
  • 外が見えにくくなる

それぞれの欠点について、詳しく解説します。

①掃除の手間が増える

二重窓にすることで、単純に窓を2枚分掃除することになりますし、窓と窓の空間にホコリや汚れが溜まりやすくなるため、掃除の手間が増えることが多いです。

②窓を開閉する手間が2倍になる

窓を開閉するときに2枚開閉する必要があるため、頻繁に開け閉めする場合は面倒に感じてしまうでしょう。

③室内が圧迫される可能性がある

二重窓は室内に設置するため、室内が狭いと圧迫感を感じてしまうこともあります。

また、室内がある程度広くても窓が多い場合、思ったよりも圧迫感を感じることがあるため、設置後にどのくらいのスペースになるかを確認しておきましょう。

④設置コストがかかる

二重窓を設置するためには、少なくとも40,000円〜50,000円以上の費用がかかるケースが多いです。

二重窓は1箇所だけでなく複数箇所に設置することが一般的ですので、1箇所あたりの費用ではなく全体の費用を確認するようにしましょう。

⑤そもそも設置できない可能性がある

二重窓を設置するためには、一般的に70mmほどの窓枠の幅が必要です。

もし二重窓を設置するスペースがない場合は工事によってスペースを確保する必要がありますが、壁などの耐久性によっては追加でスペースを確保できないこともあります。

⑥外が見えにくくなる

眺めのいい窓を二重窓にしてしまうと、景色が見にくくなってしまいます。

二重窓(内窓)を設置して後悔しやすいポイント

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二重窓を設置して後悔しやすいポイントは以下のとおりです。

  • 1箇所だけを二重窓にしても効果を得にくい
  • 窓と窓のスペースに結露が発生する
  • 価格を重視すると機能性が悪い

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

①1箇所だけを二重窓にしても効果を得にくい

二重窓を設置する大きなメリットは、断熱性能のアップや防音性のアップですが、1箇所だけ二重窓にしても効果が得られないという特徴があります。

理想は住宅全体や各階ごとに対策することですが、最低でも部屋単位で対策する必要があります。

部屋の大きな窓だけを二重窓にした結果、思ったような効果が得られなかったと後悔する声は多いです。

②窓と窓のスペースに結露が発生する

二重窓は1枚ガラスに比べると結露が発生しにくいですが、まったく結露が発生しないというわけではありません。

また、窓と窓のスペースに結露が発生するとカビの原因となりますが、掃除が面倒という部分に後悔したという方も多いです。

③価格を重視すると機能性が悪い

二重窓の製品はさまざまですが、基本的に値段に比例して機能性が高くなります。

そのため、価格を重視するあまりに機能性の低い二重窓を選んでしまい効果が得られないことから後悔するという声も多いです。

二重窓(内窓)の欠点の対処法

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二重窓の欠点の対処法は以下のとおりです。

  • ふかし窓枠を設置する
  • 欠点・デメリットを理解しておく
  • 各メーカーの機能を比較する

それぞれの対処法について詳しく解説します。

①ふかし窓枠を設置する

ふかし窓枠を設置することで、二重窓を設置できないという欠点を解決できます。

ふかし窓枠とは、既存の窓枠のまわりに新しく窓枠を設置することで窓枠の幅を延長させるオプション部材です。

窓枠4辺すべてにふかし窓枠を設置する方法や、床の面がフラットになっている窓の場合は上枠・右枠・左枠の3辺だけにふかし窓枠を設置する方法があります。

また、ふかし窓枠の幅についても種類があり、一般的には40mm・50mm・70mmの幅から選ぶことができます。

②欠点・デメリットを理解しておく

二重窓を設置するときは、メリットだけでなく欠点・デメリットをしっかりと理解することで後悔なく設置することができます。

③各メーカーの機能を比較する

二重窓にはさまざまな機能性や価格帯の製品がありますので、各メーカーの機能や価格を比較して十分な機能性を持った二重窓を選ぶことが大切です。

もし自宅に最適な二重窓が分からない場合は専門業者に相談しましょう。

二重窓(内窓)の欠点に関するよくある質問

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二重窓の欠点に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。

Q1.既存の窓枠にカーテンレールが設置されていても二重窓にできますか?

既存の窓枠にカーテンレールが付いていても、室内に二重窓を設置する十分なスペースがあれば二重窓にすることが可能です。

Q2.二重窓の設置に補助金は適用されますか?

二重窓は断熱性が非常に高いため、「先進的窓リノベ2025事業」の補助金の対象になる場合があります。

「先進的窓リノベ2025事業」は、既存住宅の省エネ化やエネルギー負担軽減を目的とされた支援事業ですので、二重窓の設置については補助金が支給される例が多いです。

詳細については「先進的窓リノベ2025事業」の概要から確認できます。

Q3.二重窓はDIYでも設置できますか?

DIYでも設置できる二重窓はありますが、DIYで設置すると不具合も多いですし、気密性を確保できずに断熱性・防音性にまったく効果がないことも多いため、基本的にはプロに依頼することがおすすめです。

まとめ

本記事では、二重窓の欠点や後悔しやすいポイント、欠点の対処法について詳しく解説しました。

二重窓は断熱性能や防音性を高めるという大きなメリットがありますが、欠点やデメリットも多く、設置後に後悔するという事例も多いです。

そのため、メリットだけでなく欠点も理解してから検討することで後悔なく選ぶことが大切となります。

ぜひ本記事を参考にして二重窓の欠点を理解して後悔なく選んでみてください。