
マンションの二重窓について、このような悩みや疑問はありませんか?
「そもそもマンションで二重窓にすることはできる?」
「後悔する部分を事前にチェックしたい」
「後悔しないためのコツを知りたい」
マンションに二重窓の設置を検討する方は増えていますが、そもそもマンションに設置できるのか、設置できるならどの部分に後悔しやすいのか、など不安に感じている方も多いでしょう。
本記事では、マンションで二重窓にして後悔する部分や後悔しないための対処法・コツについて詳しく解説します。
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マンションで二重窓にすることはできる?

ここでマンションで二重窓にできるのか、について詳しく解説します。
①そもそも二重窓とは?
二重窓とは、既存の窓枠の内側にもうひとつの窓枠を取り付けた製品です。
「内窓」や「二重サッシ」、「インナーサッシ」と呼ばれることもあり、断熱性や防音性を高められるというメリットがあります。
一般的には後付けで設置されることが多く、寒冷地を中心にリフォームに採用されることも多いです。
②マンションで二重窓にすることはできる
結論から申し上げますと、マンションでも二重窓は設置することができます。
そもそもマンションの設備は「共用部分」と「専有部分」に分けることができ、共用部分については勝手にリフォームすることができません。
共用部分は廊下やエレベーターなどをイメージする方も多いですが、実はマンションの外観に大きく関わる窓や玄関ドアも共用部分に該当することがほとんどであるため、窓部分のリフォームが必要となる二重窓は設置できないと考えられるのです。
しかし、二重窓は既存の窓の内側に新しく窓枠を設置するため、既存の窓についてはリフォームしないため、リフォームしても問題ないのです。
③賃貸マンションでも二重窓は設置できる?
一般的な二重窓は窓枠に新しくビスで固定するため賃貸マンションには設置できません。
しかし、窓枠にすでに開いている穴を利用して設置できる二重窓も存在するため、賃貸マンションでも二重窓を設置できます。
賃貸向けの二重窓は「賃貸内窓」と呼ばれることも多いです。
マンションを二重窓にして後悔する部分

マンションを二重窓にして後悔する部分は以下のとおりです。
- 窓の掃除が面倒に感じる
- 窓の開閉に手間がかかる
- 室内が圧迫される
- 費用が高額になる
- 設置できないことがある
- 外が見えにくくなる
- 部屋全体を二重窓にしないと効果が得られない
それぞれの部分について、詳しく解説します。
①窓の掃除が面倒に感じる
二重窓を設置することで窓周辺の掃除の手間が増えることが後悔につながるケースが多いです。
また、窓と窓の空間は一枚窓よりも掃除がしにくいため、面倒に感じることも増えてしまうでしょう。
②窓の開閉に手間かかる
2枚の窓を開閉する必要があるため、開け閉めに手間がかかり面倒だと後悔することもあります。
③室内が圧迫される
室内に設置する二重窓は室内のスペースを利用するため、圧迫感を感じることから後悔することがあります。
徐々に二重窓の違和感には慣れるという方も多いですが、心配な方はどのくらい圧迫されるか仮の二重窓を設置して確認するといいでしょう。
④費用が高額になる
二重窓の設置には少なくとも40,000円〜50,000円以上の費用がかかりますが、1つの窓だけではなく複数の窓に設置することが基本となるため、高額な費用になって後悔するという方は多いです。
1枚あたりの費用ではなく合計費用を計算するようにしましょう。
⑤設置できないことがある
二重窓を設置するためには、一般的に70mmほどのスペースが必要であることが多いため、せっかく検討していても設置できないと後悔してしまうことがあります。
もし二重窓を設置するスペースがない場合は工事によってスペースを確保する必要がありますが、壁などの耐久性によっては追加でスペースを確保できないこともあります。
⑥外が見えにくくなる
眺めのいい窓を二重窓にしてしまうと、景色が見にくくなってしまうことも後悔することの多い部分です。
高層階などで景色を楽しみたいという方は注意しましょう。
⑦部屋全体を二重窓にしないと効果が得られない
二重窓の効果を得るためには、最低でも部屋単位で対策しないと断熱効果や防音効果を得られません。
部屋の大きな窓だけを二重窓にしても、ほかの窓から熱や音が出入りしてしまうため後悔に繋がってしまいます。
マンションを二重窓にして後悔しないための対処法・コツ

マンションを二重窓にして後悔しないための対処法・コツは以下のとおりです。
- ふかし窓枠を設置する
- デメリットを理解しておく
- 各メーカーの機能を比較する
それぞれの対処法について詳しく解説します。
①ふかし窓枠を設置する
もしマンションに二重窓を設置するスペースがない場合は、既存の窓枠のまわりに新しく窓枠を設置することで窓枠の幅を延長させるオプション部材である「ふかし窓枠」を設置することで解決します。
ふかし窓枠にはいくつかの種類があるため、専門業者に最適なサイズのふかし窓枠を選んでもらうようにしましょう。
②デメリットを理解しておく
マンションに二重窓を設置する前に、デメリットをしっかりと理解しておくと設置後の後悔を減らすことができます。
③各メーカーの機能を比較する
マンション向けの二重窓の種類は豊富ですので、主要メーカーを中心に二重窓の製品を比較して選ぶと後悔なく選ぶことができます。
もしマンションに最適な二重窓が分からない場合は専門業者に相談しましょう。
マンションの二重窓に関するよくある質問
マンションの二重窓に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.二重窓とペアガラスの違いはなんですか?
二重窓は窓枠が二重になっているのに対し、ペアガラスは1つの窓枠に二重になったガラスを設置するという違いがあります。
Q2.マンションに二重窓を設置する場合に補助金は適用されますか?
二重窓は既存住宅の省エネ化やエネルギー負担軽減を目的とされた支援事業である「先進的窓リノベ2025事業」の補助金の対象になる場合があります。
自治体やタイミングによっては適用される補助金は異なりますので、お住まいの地域の補助金を確認するようにしましょう。
Q3.二重窓はDIYでもマンションに設置できますか?
DIYでも設置できる二重窓はありますが、DIYで設置すると不具合も多いですし、気密性を確保できずに断熱性・防音性にまったく効果がないことも多いため、基本的にはプロに依頼することがおすすめです。
まとめ
本記事では、マンションで二重窓にして後悔する部分や後悔しないための対処法・コツについて詳しく解説しました。
二重窓はマンションに取り入れられることも多く、さまざまなメリットがありますが、後悔する部分もあるため、両方をしっかりと理解しておくことが大切です。
ぜひ本記事を参考に、後悔なくマンションに二重窓を設置してみてください。