アルミサッシについて、このような悩みや疑問はありませんか?
「アルミサッシの艶がなくなってしまった」
「自分でお手入れして艶出しをしたい」
「専用の艶出し剤を自分で使うことはできる?」
アルミサッシを長く使用していると、艶がなくなったり、くすんだ見た目になってしまうなど、見た目に関するトラブルも多くみられるようになります。
とはいえ、専門業者に新しいアルミサッシに交換してもらうと費用が高くなりやすいので、自分でお手入れしたいと考えている方も多いでしょう。
そこで本記事では、アルミサッシが劣化する原因や劣化を放置するデメリット、艶出し方法、長持ちさせるお手入れ方法について詳しく解説します。
<e-業者で見つかる!春日部市のアルミサッシ修理・交換業者さん>
アルミサッシが劣化する原因
アルミサッシが劣化する原因は以下の通りです。
- 汚れの蓄積
- 潮風
- 経年劣化
それぞれの原因について、以下で詳しく解説します。
①汚れの蓄積
アルミサッシには砂やホコリ、塵などの汚れが日頃から蓄積していますが、これらを放置することによって空気中の水分と結合し、サビが発生する原因になります。
アルミサッシにサビが発生すると、腐食などのトラブルに発展することもありますので注意が必要です。
②潮風
海の近くの住宅など潮風の影響を受ける場所に設置されたアルミサッシはサビやすいです。
アルミは潮風に強い素材のひとつですが、それでも潮風に晒され続けると腐食の原因になります。
③経年劣化
アルミサッシが経年劣化することで、サビや腐食などのトラブルを引き起こします。
アルミサッシの耐用年数は20年〜30年ほどと言われているため、耐用年数を目安に交換することがおすすめです。
耐用年数に満たない場合であっても、お手入れ方法が間違っていたり、水分が多い場所の場合は劣化が進むのが早くなることもあります。
アルミサッシの劣化を放置するデメリット
アルミサッシの劣化を放置するデメリットは以下の通りです。
- サッシ本体が歪む
- 雨漏りが発生する
- カビが発生する
- 見た目が悪くなる
それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。
①サッシ本体が歪む
アルミサッシの劣化を放置すると強度が著しく下がるため、少しの衝撃でサッシ本体が歪んでしまったり、自然に変形してしまうなどのトラブルが発生することがあります。
サッシ本体が歪んでしまうと、スムーズに開閉できなかったり、気密性が下がることから断熱性や遮音性についても低下してしまいます。
②雨漏りが発生する
アルミサッシの腐食部分から雨漏りが発生することがあります。
腐食部分の耐水性は低いため、結露などの水分でも腐食の進行を加速させてしまいます。
③カビが発生する
アルミサッシの腐食やサビにカビが発生することがあります。
カビが発生すると衛生面的にもよくありませんし、害虫の発生の原因になることもあります。
④見た目が悪くなる
アルミサッシが劣化すると、アルミ本来の艶感が失われてしまうだけではなく、白くなったり黒い点が発生したりと、見た目が非常に悪くなってしまいます。
アルミサッシの艶出し方法
アルミサッシの艶出し方法は以下の通りです。
- アルミ用洗剤で磨く
- 艶出し塗料を塗布する
それぞれの艶出し方法について、詳しく解説します。
①アルミ用洗剤で磨く
アルミ用洗剤もしくは中性洗剤を使用することで、アルミサッシの表面をキレイに磨くことができます。
アルミサッシに汚れが付着している場合、洗剤で磨くことで艶が出ることに期待ができます。
酸性薬品・アルカリ性薬品・有機溶剤(エタノールを除く)・塩素系薬品を使用するとアルミサッシ表面の塗膜剥がれが生じてしまう可能性がありますので、絶対に使用しないようにしましょう。
②艶出し塗料を塗布する
艶出し塗料を塗布することでアルミサッシの艶を復活させることができます。
アルミサッシ専用の艶出し塗料も販売されていますが、研磨剤の少ない(もしくは含まれていない)油性の艶出しワックスであれば代用することができます。
艶出し塗料の基本的な使い方は、しっかりと乾燥させたアルミサッシの表面に乾燥させた布に塗料を含ませて優しく伸ばして行くという方法になります。
塗料によって塗り方が異なる場合もありますので、取扱説明書をよく確認して作業しましょう。
アルミサッシの艶を長持ちさせるお手入れ方法・コツ
アルミサッシの艶を長持ちさせるお手入れ方法・コツは以下の通りです。
- 定期的に水で濡らした布・スポンジ拭き取る
- お手入れ後はしっかりと乾燥させる
それぞれの方法・コツについて詳しく解説します。
①定期的に水で濡らした布・スポンジ拭き取る
アルミサッシに付着した汚れを放置してしまうと艶がなくなってしまったり、腐食する原因になるため、定期的に汚れを落とすことが大切です。
アルミサッシの汚れは水で濡らした柔らかい布やスポンジで擦るだけで落とすことができますので、半年に1回ほどの頻度で掃除するといいでしょう。
②お手入れ後はしっかりと乾燥させる
アルミサッシを水拭きした後に水分が残っていると腐食やカビの原因となるため、乾燥した布などでしっかりと水分を拭き取るようにしましょう。
アルミサッシの艶出し方法に関するよくある質問
アルミサッシの艶出し方法に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.アルミサッシのお手入れを歯磨きで行うのはあり?
アルミサッシの細かい部分を歯ブラシなどの小さなブラシで行うとキレイに汚れを落としやすいのでおすすめです。
Q2.艶消しのアルミサッシにワックスは使用できる?
艶消しのアルミサッシに艶出し用ワックスを使用してしまうと、艶にムラができてしまうため使用することはできません。
Q3.アルミサッシに自動車用ワックスを使用することはできる?
自動車用ワックスの中でも研磨剤が少ないものはアルミサッシにも使用することができます。
白色のアルミサッシにはホワイト専用の自動車用ワックス、ブロンズのアルミサッシにはホワイト以外の自動車用ワックスを使用するようにしましょう。
Q4.艶出し剤を乾燥させるためにドライヤーを使用するのはあり?
艶出し剤や自動車用ワックスを使用したとき、ドライヤーやストーブなど熱のあるもので乾燥させるのはNGです。
基本的には自然乾燥させるようにしましょう。
Q5.アルミサッシのサビを落とすことはできる?
アルミサッシのサビのなかでも点々と付いているサビであれば、歯磨き粉やクリームクレンザーで擦ることで落とすことができます。
まとめ
本記事では、アルミサッシが劣化する原因や劣化を放置するデメリット、艶出し方法、長持ちさせるお手入れ方法について詳しく解説しました。
アルミサッシは丈夫な素材ですが、使用する年数が長くなればなるほど艶がなくなってしまいますので、定期的に艶出しのお手入れをしてあげることがおすすめです。
基本的には艶出し塗料を使用すれば問題ありませんが、研磨剤がたくさん含まれていないことを確認しましょう。
また、頑固な汚れを落とすときは酸性・アルカリ性などの洗剤は使用せず、必ず中性の洗剤を使用するようにしましょう。
ぜひ本記事を参考にして、アルミサッシの艶出し方法をチェックしてみてください。