窓リフォーム｜窓を小さくするメリットとデメリット

窓リフォームを考えた時に、その目的は人それぞれです。

断熱性能の向上

防犯対策の為

デザインを代えたい

お洒落な窓にしたい

窓の交換を行う時には窓のサイズにも注目しても良いのかと思います。そこで今回は窓のサイズを小さくする事で得られるメリットやデメリットについて解説して行きます。「なるほど、そう言われれば窓を小さくするとそうなるのか」など気付きがあるかもしれませんよ。

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1. 窓を小さくした時のイメージ
- 1.1. リビング窓の場合
- 1.2. 腰高窓（中窓）の場合
2. 窓を小さくするメリット
3. 窓を小さくするデメリット
- 3.1. 解放感が少なくなる
- 3.2. 外部への出入りに制限がかかる
4. 窓リフォームの代案

窓を小さくした時のイメージ

窓リフォームを行う際に窓を小さくした際のイメージについて考えたいと思います。目の前の窓を見ながらイメージして頂ければと思います。

リビング窓の場合

2枚引き違いの1枚を塞ぎ、1枚をFIX窓にする。1枚分の開口を壁にしてしまう事により引き違い窓からFIX窓に変更する工事をしてみてはいかがでしょうか。横幅が小さくなります。

また、別の視点から、2枚の引き違いを取っ払い、上の部分のみ、又は下の部分のみを塞いで、開口部分に引き違い窓や、FIX窓、もしくは今流行の横すべり出し窓等を設置するのはいかがでしょうか？例えば上部のみに窓にした場合、下側が壁になりますので、サイドボードや収納スペースとして活用する事も可能です。

下の部分だけFIX窓にした際には、上の壁になった部分に絵画を飾ったりインテリアを充実させる事も出来ます。

腰高窓（中窓）の場合

寝室や子供部屋などで良く見かける腰の位置から上が窓になっているものを腰高窓や中窓という言い方をします。腰高窓はリビングの窓などと比べれば一回り、二回り小さな窓という事になります。

腰高窓を小さくする時のイメージでは、2枚引き違い窓の片方を塞ぎ、もう片方をFIX窓にするか、縦すべり出し窓、横すべり出し窓にするプランはどうでしょうか？防犯性も上がり壁としての有効スペースも増えます。

窓を小さくするメリット

窓を小さくするメリットは下記の様な事ではないでしょうか。

防犯性能の向上

窓を小さくする事で、泥棒などが侵入しずらくなります。引き違い窓よりも、縦すべり出し窓や横すべり出し窓、FIX窓は圧倒的に泥棒に入られずらい窓と言えます。

断熱性能の向上

住宅の断熱性能を向上させる時にまず考る事と言えば窓のリフォームです。窓ガラスを複層タイプにするなど窓の改善が断熱性を高める一番の肝となります。

その観点で考えると、極力窓の面積を狭くした方が室内の断熱性能は向上すると言えます。

プライバシーの確保

外から室内を見にくくする最たる対策として窓を無くしてしまうと言う極端な発想もあるかもしれません。ただ、明り取りの関係や換気の関係もあり、完全に窓を無くしてしまうのは現実的ではありません。そこで窓リフォームを検討するタイミングで窓を小さくすればプライバシーの確保も同時に行う事ができます。

壁としての空間活用

いままで窓だったのでテレビが置けなかった、インテリア家具が置けなかった、ソファーが置けなかった、など家具家電の置き場所に少なからず制限がかかっていたケースもあると思いますが、窓のスペースを小さくし壁の有効スペースを増やす事で今まで困難で諦めていた配置を実現できる可能性が出てきます。

窓を小さくするデメリット

窓を小さくする事によってメリットがある一方でデメリットとなる事もあります。

解放感が少なくなる

窓は多くの明かりを取り込み部屋の解放感、家の解放感に関係する一番重要なポイントと言っても過言ではありません。その窓が小さくなる事は、解放感も少なくなり、ともすると閉鎖感を感じる事も考えられます。吹き抜けのお部屋や別の部分に大きな窓が取付けられているケースでは解放感の減退も限定的かもしれませんが、住宅の全体的な窓の配置など考える必要があります。