窓のガラスが割れてしまったり、ドアのガラスを割ってしまったり、予期せぬガラス割れに対して保険が適用される事があります。つい先日も、子供のソフトボールチャームのコーチからお電話があり「休みの日(その日は日曜日でした)に申し訳ないのですが、子供たちがソフトボールの練習中に誤って学校の窓ガラスを割ってしまったのですが、本日中に修理は出来ますか?」とご相談がありました。
「はい。対応可能かと思います」とお伝えすると「一応保険で出るので見積り書と領収書は頂けますか?」との事、勿論ご提出させて頂く旨お答えし施工をさせて頂きました。
この様に、予期せぬガラス割れに際し保険で修理ができる事がありますので、本日は子供が不注意で割ったガラスを保険で修理する方法について解説していきたいと思います。
それでは参りましょう!
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子供がガラスを割った時に保険で修理するには?
子供が遊んでいてガラスを割ってしまうケースは様々想像されます。
例えば、
・友達の家に遊びに行って、ふざけてガラスを割ってしまう。
・学校の休み時間中にボールで遊んでいてガラスを割ってしまう。
・兄弟ケンカ中に物をぶつけてガラスを割ってしまう。
・自宅で遊んでいて仕切りのガラスを割ってしまう。
・少年野球チームの練習中にガラスすを割ってしまう。
ほんの一例ではありますが偶然且つ予測が出来ないガラス割れは意外に多いのが実情です。この様な時に大変助かるのが保険です。
上記の様なガラス割れに対応出来る保険に加入しておく事が何よりも条件とはなりますが。一体、子供が起こしたガラス割れに対応出来る保険とはどの様な物があるのか知っておく事が何よりも大切です。
子供のガラスを割った時に対応出来る保険は主に2種類あります。「火災保険」と「個人賠償保険(特約)」です。実際のガラス割れ修理に対して保険が適応されるか否かは各保険会社との契約内容により異なりますので火災保険や個人賠償保険(特約)に加入している方は内容をチェックしてみましょう。
まだ、未加入の方は下の内容も確認し加入のご検討をされてはいかがでしょうか?
子供が自宅のガラスを割った場合は、火災保険で修理出来る
火災保険は火事の時にしか活用用途が無いと思っている方も多い様ですが、実際には火災保険は凄く色々なケースでの災害、災難をカバーしてくれます。
例えばガラス割れのみに限定した場合でも、
台風(風災)によりガラスが割れた場合・・・保険適応
何か物が飛んで来てガラスが割れた場合・・・保険適応
雹、雪災でガラスが割れた場合・・・保険適応
盗難・空き巣により窓ガラスが割られた場合・・・保険適応
この様な感じです。もちろん保険の内容によりますので、詳しくは保険会社に確認下さいね。
そして、今回テーマの子供が自宅のガラスを割ってしまったケースでは、「不測かつ突発的な事故」に該当する事が多いのでこの場合も火災保険適応になる事が大半です。
前提として、火災保険に加入している自宅で起きた下記の様なガラス割れに対して保険適応の可能性が高いです。
・室内で子供が遊んでいて誤って窓ガラスを割った。
・子供が物を運んでいる時にドアのガラスに物がぶつかりガラスが割れた。
・室内を走っていて足がもつれ転倒し仕切りのガラスを割ってしまった。
等です。
子供が、学校や友達の家、お店のガラスを割った場合は、個人賠償責任保険(特約)で修理出来る
一部の地域では子供が小学校に入学する時に個人賠償責任保険に加入を推奨されます。この個人賠償責任保険(特約)に加入するメリットは、偶然・突発的な事故により起こった損害賠償責任を保険でカバーでしてくれる保険商品で、例えば下記の様なケースで使用できます。
・下校中にお店のガラスを割ってしまった。
・友達の家で遊んでいてガラスを割ってしまった。
・学校でふざけていて誤って校舎のガラスを割ってしまった。
・公園でサッカーをして遊んでいる時に誤って近くの家のガラスを割ってしまった。
等です。
個人賠償保険はガラス割れ以外にも自転車事故等予期せぬ事故の加害者になってしまった時に対応してくれる保険です。小学校、中学校のお子さんをお持ちのご家庭の方は加入していて損はない保険と思いますので未加入の方はご検討をお勧めします。
子供がガラスを割っても保険で出ないケース
ご紹介した2つの保険プランはある1つの絶対的な条件があります。
それは、故意・意図的ではないケースで保険が適応されるという点です。昔、テレビドラマであった様な中学生ぐらいの反抗期のお子さんが校舎のガラスを割って回るような、故意・意図的な場合は保険適応とはなりません。
いたずら興味本位で、使用されていない空き家に侵入する為に、窓ガラスを割って隠れ基地を作る場合もダメですね。
故意・意図的なガラス割りと判断されます。
それ以外は保険会社の規約に沿って保険適応か否かの判断がされます。
子供がガラスを誤って割ってしまった時の具体的な行動
それでは実際に自分のお子さんが友達の家のガラスを割ってしまった。または公園で遊んでいて近くの家の窓ガラスを割ってしまった場合の親御さんの行動を示したいと思います。
実際に何度もこの様なケースに遭遇しましたので参考にして頂ければと思います。
1、被害者の方にお詫びを伝え、ガラス修理をこちら負担で行います。と伝えましょう。
2.自分の子供だけが加害者なのか他にも友達と遊んでいたのか確認、別の子供も一緒であればそちらの親御さんにも連絡しましょう。
3.ガラス屋さんに連絡し、当日、もしくは被害者の方が希望する日時で対応してくれるガラス業者を探しましょう。
4.加入している保険会社に連絡をし、保険申請に必要な書類を確認しましょう。
一般的には下記の書類が必要になる事が多いです。
A:被害状況の分かる写真(ガラス修理の施工前、ガラス修理の施工後 複数枚)
B:ガラス修理の見積書
C:ガラス修理の領収書
以上3点。
5.ガラス屋さんが修理に来る時に立ち会います。事前にスマホで被害のガラス割れ写真を、全体の分かる写真やアップにした写真など複数枚撮影します。保険申請の時に必要になります。
6.ガラス修理が終わったら、代金を支払い、見積書と領収書も貰います。(再度、被害者の方に断りを伝えます)
7.保険申請に必要な書類を保険会社に提出し、保険金が支払われるのを待ちます。
8.保険会社から指定の口座に入金がり完了です。
まとめ
本日は、子供が誤ってガラスを割ってしまった時、保険で修理する為に必要な情報を整理しお伝えしました。もちろん、その様なトラブルは起きないに越した事はありませんが、こればかりは悪気がなく発生してしまう事故なので仕方がありません。
いざと言う時の事も考えて情報を知っておくと慌てずに対応できると思います。